「無責任」とは?意味や使い方!例文や解釈
「無責任」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「無責任」という言葉を使った例文や、「無責任」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「無責任」とは?
- 「無責任」の類語や類似表現や似た言葉
- 「無責任」を使った例文や短文など
- 「無責任」の反対語
「無責任」とは?
みなさんは「無責任」という言葉を知っているでしょうか。
周囲にいる「無責任な人」の顔が浮かんだ人もいるでしょう。
一方で、「無責任」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「無責任」という言葉の意味を紹介します。
- 「無責任」の読み方
- 「無責任」の意味
「無責任」の読み方
「無責任」は「むせきにん」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「無責任」は「むせきにん」と読みましょう。
「無責任」の意味
「無責任」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「無責任」には、「責任を重んじないこと」という意味があります。
また「責任感のないこと」という意味があります。
ちなみに「責任」には、「任務や義務において責めを負う」という意味があります。
「無責任な人」は、立場上、背負うべき任務や義務を果たさない人や、果たすべきだという観念のない人になります。
例えば管理職なのに、部下の面倒を見る気がない人や、リーダーなのに率先して行動する気がない人などは、「無責任な人」と言えます。
このように、「無責任」には、「責任を重んじないこと」という意味があります。
「無責任」の類語や類似表現や似た言葉
次に「無責任」の類語や類似表現を紹介します。
「無責任」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「不真面目」【ふまじめ】
- 「不誠実」【ふせいじつ】
- 「不実」【ふじつ】
- 「ふしだら」【ふしだら】
- 「不謹慎」【ふきんしん】
「不真面目」【ふまじめ】
「不真面目」には、「真面目でない様子」という意味があります。
「いい加減で、誠実でない様子」の人は、「不真面目な人」と言えます。
仕事をろくにせず、遅刻をしても嘘の理由でごまかそうとするような人は、「不真面目」と言えるでしょう。
「不誠実」【ふせいじつ】
「不誠実」には、「誠意のない様子」という意味があります。
不真面目で、さらに心がない感じのする人は「不誠実な人」と言えるでしょう。
誰かの「不誠実な態度」に怒りを感じたことがあるかもしれません。
「不実」【ふじつ】
「不実」という言葉を知っているでしょうか。
「不実」には、「真心や情愛に欠けること」という意味があります。
もし付き合っている相手に真心や情愛が欠けていると感じたら、「不実」という言葉を使ってみましょう。
「ふしだら」【ふしだら】
「ふしだら」には、「品行が良くないこと」という意味があります。
「ふしだらな女性」などという定型句がありますが、品行が良くない女性のことを指します。
男性をとっかえひっかえしながら付き合ったり、飲み屋さんに入り浸っているような女性は、「ふしだらな女性」と言われてしまいそうです。
「不謹慎」【ふきんしん】
「不謹慎」には、「慎み深くない様子」という意味があります。
例えば、真面目にしていなければいけない場面でも、不真面目な態度を取る人は、「不謹慎」と呼ばれます。
偉い人の前で失礼な態度を取ったり、悲しむべき場面で笑ったりすると、「不謹慎」と呼ばれます。
「無責任」を使った例文や短文など
次に「無責任」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「無責任」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「無責任」を使った例文1
- 「無責任」を使った例文2
「無責任」を使った例文1
「A君は仕事ができない上に『無責任』だ」
この例文に登場するA君は、職場のお荷物になっているかもしれません。
仕事ができなくても、責任感が強ければ、周囲の人が指導のしがいもあるでしょう。
しかし、仕事ができない上に、責任を重んじないタイプの人は、見放されてしまうかもしれません。
「無責任」を使った例文2
「犬を飼いたいと言った夫が、まるで面倒を見ないのは『無責任』だ」
この例文は、犬の飼育をまかされっきりの妻が、夫に対して愚痴を言っている場面になります。
犬を飼いたいと言ったのは夫の方なのに、まるで面倒を見ないでいれば、責任感がないと思われても仕方ないでしょう。
犬や猫、生き物の飼い主になる人は、「無責任」ではいられません。
きちんと飼い主なら当然負うべき「責任」を果たして、かけがえのない命を守る必要があるでしょう。
「無責任」の反対語
「無責任」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「無責任」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「真面目」【まじめ】
- 「誠実」【せいじつ】
- 「実直」【じっちょく】
- 「健気」【けなげ】
「真面目」【まじめ】
「真面目」という言葉を聞いて、誰かの顔が浮かんだ人もいるでしょう。
「真面目」には、「いい加減なところがなく、誠実な様子」という意味があります。
いい加減な仕事をせず、誠実なコミュニケーションを取れる人は、「真面目な人」と呼ばれます。
仕事の手を抜いたり、ずるをしたりしないため、一緒に仕事をする相手として理想的な相手です。
「誠実」【せいじつ】
「誠実」には、「真面目で真心がある様子」という意味があります。
「誠実な人」と結婚したいと考えている人もいるでしょう。
ただ「真面目」なだけでなく、真心が備わっているため、一緒にいて気持ちのいい人かもしれません。
「実直」【じっちょく】
「実直」という言葉も、人を褒める時に使える言葉です。
「実直」には、「誠実で真面目な事」「正直なこと」「忠実で、陰日向なく正直な様子」という意味があります。
人によって態度を変えたり、手を抜いたりしない、正直な人は「実直な人」と呼ばれます。
仲間にいると気分がいい人かもしれません。
「健気」【けなげ】
「健気」という言葉を使ったことがあるでしょうか。
「健気」には、「感心な心がけである様子」というという意味があります。
「あの子は健気だね」などという使い方をします。
「あの子は、感心な心がけをしていて、素晴らしい」という意味があります。
「無責任」という言葉について見てきました。
責任を重んじない人や、責任という観念を持っていない人を見た時、「無責任」という言葉を使ってみましょう。