「実直」とは?意味や使い方!例文や解釈
「実直」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「実直」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「実直」とは?
- 「実直」の表現の使い方
- 「実直」を使った言葉と意味を解釈
- 「実直」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「実直」の反対語
- 「実直」の類語や類義語・言い換え
- 「実直」の英語と解釈
「実直」とは?
「実直」とは「陰日向のないこと」「誠実で真面目な事」「正直なこと」を言います。
- 「実直」の読み方
「実直」の読み方
「実直」とは「じっちょく」と読みます。
「実直」の表現の使い方
「実直」とは真面目で正直なこと、そのような人のことを言い表す言葉です。
「彼は実直な青年だ」と言えば、真面目で正直な人であるということで、褒め言葉としても使えるでしょう。
「実直」という言葉に悪い意味合いはありません。
ただし「実直過ぎる」という表現になれば真面目で正直過ぎる、融通がきかないといったニュアンスも含みます。
「本当に実直で信頼できる人です」「少々不器用ではあるが、実直なところが気に入った」などと使います。
「実直」を使った言葉と意味を解釈
「実直」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「実直さが取り柄」
- 「実直な性格」
- 「実直に取り組む」
「実直さが取り柄」
「実直さが取り柄」とは、真面目で正直なところが、特に良いところである、その人の長所という意味になります。
例えば「彼女は失敗もするが実直さが取り柄である」と言えば、失敗するけれども、真面目で正直であることが長所だ、良いところだという意味合いになります。
「彼は実直さが取り柄だから、ぜひ雇ってあげてください」「実直さが取り柄のあなたがどうしてこんな嘘をついたの?」などと使います。
「実直な性格」
「実直な性格」とは、真面目で正直な性格という意味になりますので、人に対して使えば褒めている、長所を言っているということになります。
「父は非常に実直な性格で、嫌なことがあっても文句も言わず、勤め続けたと聞いた」「彼女は実直な性格ですから、嘘をつくとは思えません」「実直な性格なのはよくわかっているが、もう少し成績も上げて欲しいものだ」という風に使います。
「実直に取り組む」
「実直に取り組む」とは仕事や物事に対して、真面目に正直な気持ちで向き合うことを意味しています。
「どんな小さな仕事でも、彼は実直に取り組む」「実直に取り組むことができっと、いい方向へ向かうと信じています」「もっと、実直に取り組む姿勢が大事だ」などと使います。
「実直」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「実直」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「実直」を使った例文1
- 「実直」を使った例文2
「実直」を使った例文1
「息子は実直なのが長所であるが、無理をするところがあるので心配にも思う」
「実直」とは真面目で正直であるという意味になります。
人の性格としては長所となりますが、その反面、無理をしてしまう、真面目過ぎて追い込んでしまうといった心配も身近な人であれば感じてしまうこともあるでしょう。
「実直」を使った例文2
「実直さを認められて、大きな仕事を一人で任せてもらえるようになった」
「実直さ」とは真面目で正直であることを言います。
「実直」であるということはそれだけで長所ですし、人間性が良いと認められることでもあります。
「実直」の反対語
「実直」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「狡猾」【こうかつ】
- 「腹黒い」【はらぐろい】
「狡猾」【こうかつ】
「狡猾」とは一言で言えば悪賢いということです。
「狡猾な男だからこのまま黙っているわけはない」「相手は狡猾な手段に出てきた」などと使います。
「腹黒い」【はらぐろい】
「腹黒い」とは心がまっすぐではなくねじけていることです。
心の中に悪だくみ、陰謀などを持っている人のことを言う言葉でもあります。
「あいつほど腹黒い男はいない」「私はそんな腹黒い人間ではありません」「僕の元妻は本当に、腹黒い女だった」ったなどと使います。
「実直」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「実直」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「誠実」【せいじつ】
- 「真摯」【しんし】
- 「真面目」【まじめ】
- 「律儀」【りちぎ】
- 「忠直」【ちゅうちょく】
「誠実」【せいじつ】
「誠実」とは嘘がなく、真面目であることを言います。
また性格的に真心があることでもあります。
「誠実な人柄に惚れた」「先生は誠実な対応をしてくれました」「お金があるかということより、誠実であるかということの方が重要だ」という風に使います。
「真摯」【しんし】
「真摯」とは真面目でひたむきであることを言います。
また、物事に対して一心に行う様子のことです。
「真摯な態度をとる」「何事にも真摯でありなさい」などと使います。
「真面目」【まじめ】
「真面目」とは本気であること、誠意がこもっていること、またそのような様子のことを言います。
「真面目な表情をしている」「真面目に働くようになった」「結婚相手には真面目な人が好ましい」「君は本当に真面目な人だ」などと使います。
「律儀」【りちぎ】
「律儀」とはとても義理がたいことで「実直」と同じ意味となります。
「何とも律儀な人だなあ」「律儀に説明をして回る」という風に使います。
「忠直」【ちゅうちょく】
「忠直」とは忠義で、正直であることを言います。
「律儀」と同じ意味となります。
「実直」の英語と解釈
「実直」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“conscientious”(良心的な)、“sincere”(誠実な)、“honest”(正直な)という英単語を使います。
例文は“I liked her honest personality”(彼女の実直な性格に好感を持った)となります。
いかがでしたでしょうか。
「実直」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。