「(優秀な成績)をおさめる」は「修」と「収」どちらが正解?履歴書での書き方
この「優秀な成績をおさめる」ことは、あらゆる競技や大会、コンクールなどにおいて目標とされる事が多いです。
目次
- 「優秀な成績をおさめる」とは?
- 「優秀な成績をおさめる」の類語や言い換えと解釈
- 「優秀な成績をおさめる」を使った例文など(意味を解釈)
- 「優秀な成績をおさめる」の英語
- 「優秀な成績をおさめる」の履歴書での書き方
「優秀な成績をおさめる」とは?
優秀な成績をおさめるとは、一般的に考えて優れた成績だと思われる成果を挙げることです。
その為、当事者と周りでは見解に相違があることが珍しくなく、例えば、100人が参加した大会で5位になったとすると、充分に優秀な成績をおさめたと言っていいでしょう。
ですが、当事者が悪くても3位以内には入りたかったと考えていた場合、その本人にとって5位では結果は決して「優秀な成績」ではないのです。
よって、この言葉自体は先にも書いたように、一般的に見て優秀だと思えば使うことができますが、当事者がそれでも悔しがっているような場合には(上のようなケースです)、その本人には使わない方がいいでしょう。
- 「優秀な成績をおさめる」の漢字は「修」と「収」のどちらが正しい?
「優秀な成績をおさめる」の漢字は「修」と「収」のどちらが正しい?
「優秀な成績をおさめる」は漢字では、「優秀な成績を収める」となります。
「おさめる」と発音できる漢字表記はいくつかありますが、この「収める」は、「自分のものにする」、「成果を挙げる」という意味で使います。
「優秀な成績」は、これらがちょうど合う対象です。
「修める」と使っている場合もありますが、誤用になるので注意してください。
この「修める」は、「学問を修める」のような形で使い、「修了する」ことです。
競技や大会などに「修了する」と使うのはおかしいので、こちらと間違えないようにしてください。
「優秀な成績をおさめる」の類語や言い換えと解釈
優秀な成績をおさめると似た意味の言葉や、言い換えになる表現です。
基本的に、これらと言い換えても意味はほとんど一緒です。
- 「好結果を出す」
- 「実績を残す」
「好結果を出す」
優秀な成績をおさめると同様に、好ましい結果を出したという意味です。
しかし、こちらもまた、当事者自らが使う場合を除き、本人にとって好ましい結果だったとは限らないので、その点には注意してください。
「実績を残す」
この「実績」(じっせき、これまでに積み重ねてきた優れた経験、または結果)も、どれくらいの順位や成績だとそのように判断できるのかが難しいところで、当事者が実績になると思えるそれらだったのか周りには分かりません。
3位では大した実績にはならないと考える人も居れば、充分に実績だと考える人も居るからです。
「優秀な成績をおさめる」を使った例文など(意味を解釈)
優秀な成績をおさめるを使った例文と、その意味の解釈です。
同じ成果や結果でも、当事者と周りで見解が異なる場合があるのは前述の通りです。
- 「優秀な成績をおさめる」を使った例文1
「優秀な成績をおさめる」を使った例文1
「今回は優秀な成績をおさめるつもりが、酷い結果で終わってしまった」
当事者本人が使っている例になります。
こういったケースでは、例え、それが3位や4位だったとしても、本人にとっては「酷い結果」なのでしょう。
「優秀な成績をおさめる」の英語
優秀な成績をおさめるを英語にすると、“achieve excellent grades”となります。
“achieve”は、「達成する」、「収める」と使える言葉で、“excellent grades”は、そのまま「優秀な成績」と訳せます。
“grades”と複数形にしていますが、1つの大会などでの結果だけでも、「優秀な成績」として“excellent grades”と使います。
例文を挙げると、“I got achieve excellent grade at this tournament.”とすると、「この大会で優秀な成績をおさめることができた」となります。
「優秀な成績をおさめる」の履歴書での書き方
履歴書に自分の経歴として、過去に何かで優秀な成績をおさめることができたと書きたい時には、「○○において、良い成績を収めることができました」とするのがいいでしょう。
「収める」をしっかりと漢字で表記し、「優秀」と自分に対して使うのがおこがましいので、「良い」と置き換えましょう。
優秀な成績をおさめることは、大会などに出場する最大の目的ですが、その通りにはならなかったとしても、それに参加したという経験自体もまた、何らかの形できっと財産になるでしょう。