「責任転嫁」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
責任転嫁という言葉はよく使われる言葉の一つです。
このため、責任転嫁という言葉は聞くことも多いですので、自然と意味なども理解されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、時には間違って使っている方もいますので、注意が必要です。
責任転嫁という言葉は人の行動を指摘するという意味もありますので、使い方次第では失礼になるので、使い方をしっかりと把握しておくことが必要です。
そこで、その意味などをご紹介していきたいと思います。
目次
- 「責任転嫁」の意味とは?
- 「責任転嫁」の類語や言い換え・似た言葉
- 「責任転嫁」の言葉の使い方
- 「責任転嫁」を使った例文と解釈
- 「責任転嫁」の由来や語源
- 「責任転嫁」と「責任転換」の違い
- 「転嫁」を使用した言葉の解釈
- 「責任転嫁」の英語
「責任転嫁」の意味とは?
責任転嫁の意味はどのような意味があるのでしょうか。
まず責任転嫁ですが、「責任」の所在を別に移す、あるいは責任逃れをするという意味合いがあります。
本来ならば責任を追うべき立場であるにもかかわらず、それを別の人に転嫁するという意味で使われる言葉となっています。
責任転嫁は、責任を逃れるのではなく、他になすりつけるという意味合いがあります。
従って、注意だったり、指摘の意味で使われることが多く、ネガティブな言葉の一つでもあります。
- 「責任転嫁」の読み方
「責任転嫁」の読み方
責任転嫁の読み方ですが、主に「せきにんてんか」と呼びます。
責任転嫁というのは、有名な言葉なので、知っている方も多いと思います。
しかし、この読み方は時に間違えてしまう方もいますので、注意をしましょう。
「せきにんてんかい」という形で間違って覚えている方もいます。
責任転化という形で、漢字の書き方を間違ってしまうことも非常に多いですので、読み書きのどちらもを間違ってしまわないように注意をしましょう。
「責任転嫁」の類語や言い換え・似た言葉
責任転嫁の類語や言い換え、似た言葉にはどういった意味があるのでしょうか。
責任転嫁は実はいくつもの類語や言い換え方、似ている言葉がありますので、気をつけるようにしましょう。
責任転嫁とは他者に責任をなすりつけるという意味になります。
従って、責任に関係する言葉を使って、言い換えることになります。
- 「責任逃れ」
- 「責任放棄」
- 「責任回避」
「責任逃れ」
責任転嫁の類語として、「責任逃れ」があります。
責任転嫁は他の人に責任をなすりつけるといった意味合いがあります。
同じような言葉として、責任逃れがあります。
これは、責任から逃れようとする行為だったり、責任をとろうとせず、逃げる姿勢などを攻めします。
しかし、ここで異なるのが、責任逃れは、誰かに責任をなすりつけようとするのではなく、責任そのものから逃げようと逃げ口上を作ろうとするという点で少々異なっています。
使い分けに気をつけましょう。
「責任放棄」
責任から逃れようとする言葉に「責任放棄」があります。
こちらは、一定の責任から逃れようと、責任そのものを放棄するという行為になります。
責任転嫁は、責任を別の人に移そうとするという意味がありますが、こちらは放棄する姿勢ですので、少々異なりますが、同じような意味合いで、責任放棄だ、と言い換えることも出来ます。
「責任回避」
責任から逃れようとする言葉として、責任回避があります。
この責任回避とは、責任から逃れようとなんとか言い訳をしたり、回避するために何かすることを指します。
責任転嫁の場合、言い訳を駆使して転嫁しようとする姿勢を含めて言うことが多いです。
しかし、責任回避の場合、なんとかして責任から回避しようとするような策を練るような意味で使うことが多いです。
「責任転嫁」の言葉の使い方
責任転嫁の言葉の使い方ですが、ある人物の行動について使うことになります。
「責任転嫁と言われるのは心外である」とか、「責任転嫁をしようとするな」という形で使うことも多いです。
責任転嫁という言葉は責任を取らなければならないシーンで使うことになり誰かがその人に指摘したり、そういった態度についてこの言葉を使うことになります。
「責任転嫁」を使った例文と解釈
責任転嫁を使った例文にはどういった意味があるのでしょうか。
解釈も含めて、間違った使い方をしないように気をつけるようにしましょう。
- 「なにかといえば、学校の先生、親のせいなど責任転嫁をしようとする」
- 「彼女は私に責任転嫁をすることによって、謝罪から逃れようとしている」
- 「政治家が責任転嫁をしている」
「なにかといえば、学校の先生、親のせいなど責任転嫁をしようとする」
別の人に、責任を移そうとするという意味で使っています。
たとえば、自分が責任を追わなければならないのに対し、別の人達に責任を追わせようと逃げる姿勢などを指しています。
主に、このように使うことが多いです。
「彼女は私に責任転嫁をすることによって、謝罪から逃れようとしている」
誰かが私に責任転嫁をしているという意味合いで使うこともできます。
彼女が私へと言う場合だったり、誰かが私へ責任転嫁をするという意味でも使うことが出来ます。
そうすることで、最終的に局面から逃れようとするという意味合いで使われています。
「政治家が責任転嫁をしている」
現在、責任を誰かに被せようとしているという場合に、「責任転嫁をしている」という意味合いで伝えることは多いです。
政治家が責任転嫁をしている場合にも、このように使うことが多いです。
責任を持っている人に対して、姿勢を批判する場合などにも、特にこのように表現されることが多いです。
「責任転嫁」の由来や語源
責任転嫁の「転嫁」というのは、「嫁を転がす」「嫁が転がる」といった意味ではありません。
もともとは、「再度の嫁入り(再嫁)」という意味があります。
従って、「再度の嫁入り」から転じるようになり、「転嫁」は他に移すことを表すようになりました。
そして、「転嫁」のみでも、実は、自分の罪や責任を他の者になすりつけるといった意味合いがあります。
「責任転嫁」と「責任転換」の違い
責任転嫁というのは周りのかに責任を移すという意味があります。
従って、責任を転嫁することで、自分が罪などから逃れるという意味合いが大きいです。
しかし、一方で責任転換はこれとは異なり、背金の配置を変えたり、方針を変えたり、別と入れ替えたりという意味合いがあります。
しかし、これらの違いは、あまり知られておらず、一緒に使われていることも多いので、間違って使わないように気をつけましょう。
「転嫁」を使用した言葉の解釈
転嫁を使用した言葉にはどのような言葉があるのでしょうか。
実はいくつか使い方がありますので、その言葉と解釈について知っておくと良いでしょう。
- 「価格に転嫁」
- 「責任の所在を転嫁」
- 「責任転嫁がみられる」
「価格に転嫁」
これは、消費税増税分はすべて価格に転嫁という意思を示す最近のニュースでも使われている意味です。
消費税が増税される分、その分価格にこれをそのまま追加するという意味で使われています。
「責任の所在を転嫁」
責任転嫁という四字熟語で使われることもありますが、責任の所在を転嫁という形で使われることも多いです。
これは、責任の所在など、責任がどこにあるか不明な場合に、その責任の所在ごと別の人に押し付けるという意味で使われることが多いです。
「責任転嫁がみられる」
責任転嫁をしているという風に使われることも多いですが、責任転嫁をしている姿勢が見受けられる場合には、責任転嫁が見られるという風に使うこともあります。
これは責任転嫁を隠しているが、その姿勢がみられるという意味合いで使います。
「責任転嫁」の英語
責任転嫁の英語ですが、具体的には、“passing the buck”という言葉で表現されることになります。
責任転嫁という言葉は、実は英語表現も存在します。
責任転嫁という意味ですが、責任を別のところに移すことで、逃れようとする意味があります。
使い方などもよく知っておきましょう。