「ふしだら」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「ふしだら」は、本来の意味よりも、実際に使われている意味で覚えておくことが推奨されます。
目次
- 「ふしだら」の意味とは?
- 「ふしだら」の表現の使い方
- 「ふしだら」を使った例文と意味を解釈
- 「ふしだら」の類語や類義語
「ふしだら」の意味とは?
「ふしだら」とは、本来はだらしがない様子の表現ですが、実際には男女関係においてけじめがないという意味で使っていることがほとんどです。
特に女性に対して使われる言葉で、多くの男性に気があるような女性に対し、「何ともふしだらな女性だ」のように用いられます。
「ふしだら」の表現の使い方
「ふしだら」の表現の使い方を紹介します。
先のように、この言葉は本来は「だらしのなさ」の表現ですが、上で挙げたように、現在では多くの場合でそのように使われた女性が「男性関係にだらしがない」といった意味になります。
そのような解釈で使われるようになった理由については諸説あるようですが、その中の1つに「ふしだらな女」という昔の有名なの映画が、離婚した後に結婚、そしてまた離婚というストーリー(男性を渡り歩くようなイメージです)だったので、ここからそのような女性の表現となったという説があります(有力という訳ではなく、あくまで諸説の1つです)。
尚、漢字での表記は存在しない為、平仮名で「ふしだら」と使う言葉です。
「ふしだら」を使った例文と意味を解釈
「ふしだら」を使った例文と、その意味です。
本来の意味で使っている例文も挙げてみます。
- 「ふしだら」を使った例文1
- 「ふしだら」を使った例文2
「ふしだら」を使った例文1
「卒業が決まったからと言ってふしだらな生活を送っていると、就職してから困ることになるぞ」
卒業が決まり、就職までの間にだらしのない生活を送っていることに対し、それでは就職後に生活リズムなどに困ることになると忠告している使い方です。
本来の意味ではこのような使われ方になりますが、相手が女性の場合、性的なだらしなさを表していると思われてしまうかも知れないので注意が必要な使い方でもあります。
「ふしだら」を使った例文2
「あれだけふしだらな女性もそうは居ないだろう」
男性関係にとてもルーズな女性が思い浮かぶ使われ方だと言っていいでしょう。
このような使い方がほとんどになっているので、こちらの意味だけ覚えておけばいいと言えるかも知れません。
この意味では女性に対してだけ使われる言葉で、男性に使うことはまずありません。
「ふしだら」の類語や類義語
「ふしだら」の類語や類義語を紹介します。
実際に使われている意味の類語です。
- 「阿婆擦れ」【あばずれ】
「阿婆擦れ」【あばずれ】
男性にだらしのない女性のことで、かなりの蔑称になるので気を付けて使うべき言葉です。
「あの阿婆擦れは~」などと、そのような女性をそのまま表現する使い方になり、現在よく見聞きする意味での「ふしだら」という言葉によく似ていると解釈して構いません。
「ふしだら」を本来の単に「だらしがない」と使うことは今ではほとんどない為、ここで説明した解釈が事実上のこの言葉の意味だと考えておいていいでしょう。