「阿婆擦れ」とは?意味や類語!表現の使い方
「阿婆擦れ」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「阿婆擦れ」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「阿婆擦れ」とは?意味
- 「阿婆擦れ」の表現の使い方
- 「阿婆擦れ」の語源
- 「阿婆擦れ」を使った例文と意味を解釈
- 「阿婆擦れ」の類語や言い換え
「阿婆擦れ」とは?意味
「阿婆擦れ」とは悪い意味で人に慣れていて厚かましい、身持ちが悪いことで、そういう女性のことを言う言葉です。
言葉の意味からわかりますようにいい意味合いではありません。
- 「阿婆擦れ」の読み方
「阿婆擦れ」の読み方
「阿婆擦れ」と書いて「あばずれ」と読みます。
平仮名で書くことも多いですが、漢字の読み方も覚えておきましょう。
「阿婆擦れ」の表現の使い方
「阿婆擦れ」という言葉の意味からしてもわかるかとは思いますが、基本的にいい意味合いで使うことはなく、女性に対しての悪口として使われます。
実際に「阿婆擦れ」ではない女性にも罵って言う時がありますが、その場合は言っている側の品性が下劣ということになります。
使い方としては「あの阿婆擦れがまた誰かをたぶらかそうと企んでいる」「あんな阿婆擦れと結婚させるわけにはいかない」「何年も二股をかけて騙していたなんて、そんな阿婆擦れだったとは思わなかった」といった感じですが、あまり積極的に使いたい言葉ではありません。
「阿婆擦れ」の語源
「阿婆擦れ」の「阿婆」とは暴れ者といった乱暴者の意味と、ある一定の年齢を超えた女性「阿婆」は世慣れている、擦れているということから「阿婆擦れ」という言葉はできたのではないかとされています。
現代では「阿婆擦れ」とは女性に対して使う言葉として使われることが多いのですが、昔は男性に対しても使っていました。
「阿婆擦れ」を使った例文と意味を解釈
「阿婆擦れ」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。
- 「阿婆擦れ」を使った例文1
- 「阿婆擦れ」を使った例文2
「阿婆擦れ」を使った例文1
「誰とでも軽々しくつき合うから、阿婆擦れなどと悪く言われるのだ」
男性と次から次につき合う、二股、三股といったことをすれば「阿婆擦れ」と悪く言われることになりますので、行動には注意が必要です。
また異性間の交際は、トラブルや失敗を回避する為にも慎重になる方がいいでしょう。
「阿婆擦れ」を使った例文2
「人の恋人を盗るなんて、何て阿婆擦れなの」
人の恋人を寝盗るといったことをしますと「この阿婆擦れ」と罵られることになります。
もちろん、そのような行動をする方に問題はあるのですが、だからと言って面と向かって「阿婆擦れ」などと罵倒するのも品はありません。
口にするには十分注意が必要な言葉です。
「阿婆擦れ」の類語や言い換え
「阿婆擦れ」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「男たらし」【おとこたらし】
- 「妖婦」【ようふ】
- 「はすっぱ」
「男たらし」【おとこたらし】
「男たらし」とは男性を言葉巧みに誘惑すること、またそのような女性のことを言います。
逆の場合は「女たらし」と言います。
「妖婦」【ようふ】
「妖婦」とは妖しい美しさを持っており、男性を惑わせる女性のことを言います。
「阿婆擦れ」とは似たような意味合いですがこちらの言葉の方が若干品があるのではないでしょうか。
「はすっぱ」
「はすっぱ」とは言動が軽く浮ついていて、態度、行動に品がないことを言います。
特に女性に対して使われる言葉で「はすっぱな言い方をする」「はすっぱな女だ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「阿婆擦れ」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
言葉の意味からしていい意味はありませんので、通常は罵ったり、悪く言う時に使う言葉です。
「阿婆擦れ」だなあと思う女性がいたとしても、それを本人に面と向かって言うのは失礼ですので通常はしません。
言葉の意味をしっかり理解して使い方は間違えないようにしましょう。