「無理救助」の意味とは?「アイデンティティV」での使い方や例文を紹介!
『アイデンティティV』での「援助(えんじょ)」は、サバイバー側にとって勝利条件を大きく左右する要素です。
しかし、その援助は本当の意味で救助だと思いますか?「無理救助(むりきゅうじょ)」を考察してみましょう。
目次
- 『アイデンティティV』の「無理救助」の意味とは?
- 『アイデンティティV』の「無理救助」の言い換え
- 「無理救助」の使い方
- 「無理救助」するサバイバーの心理
- 救助するなら、勝ちにつながる救助を目指そう
『アイデンティティV』の「無理救助」の意味とは?
ハンターがキャンプしている(すぐ近くで見張っている)状態で、救出しても再びハンターに捕まってしまう可能性が高いにもかかわらず、援助する、要するに救助行動のことをいいます。
救助をする時は、必ず「成功する」ことを目的にしなければ意味がありませんよね。
やたらめったらに周りの状況や救助される側の体力も確認せずに、救助に向かうことは、救助ではなく、相手やチームを「陥れること」なのです。
相手を助けてはじめて「救助(『アイデンティティV』でいう援助)」になるのではないでしょうか。
- そもそも「援助(えんじょ)」とはなんだろう?
そもそも「援助(えんじょ)」とはなんだろう?
「援助」とは、困っている人に力を貸すことをいいます。
『アイデンティティV』では、ハンターに捕まった人はロケットチェアに拘束されます。
ロケットチェアに拘束されたまま一定時間が経過すると、捕まったプレイヤーはゲームから離脱します。
このとき、サバイバー側は、ロケットチェアに拘束された味方を助けに行くことができます。
この行為を『アイデンティティV』では「援助」といいます。
『アイデンティティV』の「無理救助」の言い換え
ハンターがキャンプしているにもかかわらず救助することは、他人の迷惑とかも考えず考えなしに行動することでもありますよね。
そんな意味を持つ言葉を集めてみました。
- 「無鉄砲 」【むてっぽう】
- 「向こう見ず」【むこうみず】
- 「猪突猛進」【ちょとつもうしん】
「無鉄砲 」【むてっぽう】
「無鉄砲」とは、どうなるか先のことをよく考えず強引に事を行うことをいいます。
字面からみると、鉄砲も持たずに戦地に行くことが由来に感じますが、実は「無鉄砲」は「無点法(むてんぽう)」の当て字なのです。
「無点法」とは、漢文に訓点(くんてん)が付いてなくて読みにくいことをいいます。
訓点なしの読みにくい漢文を強引に読もうとしてもしょせん無茶なことですよね。
この「無点法(むてんぽう)」がいつしか発音の似ている「無鉄砲(むてっぽう)」に転じたといわれています。
「向こう見ず」【むこうみず】
この先がどうなるかなどを考えずに、一気に突き進もうとすることを「向こう見ず」といいます。
自分の行く方向さえも見ずに突き進む様子をたとえたものです。
「猪突猛進」【ちょとつもうしん】
「猪突猛進」とは、目標に対して、向こう見ずに突き進むことの意味を持ちますが、もうひとつの意味は、周囲の人のことや状況を考えずに、ひとつの目標を目指して猛烈な勢いで突き進むことをいいます。
わき目もふらずまっすぐ前に突進するイノシシの性質にたとえているのです。
「無理救助」の使い方
『アイデンティティV』では「救助」と「無理救助」とは、まったく別物として考えられています。
ネガティブな要素がつまった「無理救助」を使った例文をご紹介します。
- 「無理救助」を使った例文1
- 「無理救助」を使った例文2
「無理救助」を使った例文1
「ハンターがキャンプしてるんだったら、『無理救助』しないで、解読にまわるのが一番でしょ」
「無理救助」を使った例文2
「あれだけハンターと離れていたんだから、逃げきれない方がおかしいだろ。これは『無理救助』じゃないから。」
「無理救助」するサバイバーの心理
『アイデンティティV』の中では、現実の生活とはまったくかけ離れた世界を疑似体験しています。
向こう見ずに「無理救助」するサバイバーはどのような心理が働いているのでしょうか?
- 「無理救助」でも成功すればヒーロー
- 「無理救助」で目立ちたい
- 相手のことなどお構いなし
「無理救助」でも成功すればヒーロー
ゲームの中では、現実世界では体験することのない冒険をし、相手の顔も名前も知らない人たち同士でコミュニケーションをとりながら、普段とは違う自分を体感しています。
ゲームの中では例え倒されても何度でも生き返られるし、たとえ現実世界では運動神経がまったくなくてもゲーム操作がうまければ、誰でもゲームの中では「運動神経が抜群の不死身のヒーロー」になれるのです。
ゲームの中ではあるものの、一度仲間となったのだから、救助の要請があれば駆けつけて救ってあげたい、と「ヒーロー」なら思うでしょう。
いわば、助けた時の「達成感」を求めているのではないでしょうか。
「無理救助」で目立ちたい
ヒーロー願望は誰にでも少しはあるのではないでしょうか。
たとえば、ちょっと古いですが、「タイガーマスク」を知っていますか?
「タイガーマスク」の主人公、伊達直人(だてなおと)は、覆面レスラーとして活躍し慈善活動を行います。
プロレス界ではヒーローとして活躍しますが、死に至ときですらその正体を明かそうとしませんでした。
なかなかこんな行動はとることはできませんよね。
人間は誰にでも人に認められたい、自分を褒めてほしいと思う気持ちがあるものです。
ただ、その願望が人と比べて非常に強かったり、それを理性で抑えきれず欲望のままに実行に移してしまと、これは迷惑行為にすぎませんよね。
「無理救助」する人の心理の中には、このような「自分すごい」「自分できる」ということをアピールできるチャンスだという心理が働いているのではないでしょうか。
相手のことなどお構いなし
ポイントとは、『アイデンティティV』でキャラクターを育成する要素のひとつです。
『アイデンティティV』では、ポイントを使って内在人格と呼ばれる特殊能力をキャラクターにつけ強化することができます。
そして、このポイントを入手するには、「人格レベル」を上げることが必要なのです。
救助するとこのポイントのうち、人格レベル「友好」を上げることができるため、ただ単に自分のポイント稼ごうと「無理救助」する人もいますよね。
「自分さえ良ければいい」という、他の人を配慮する余裕がまったくない行動をとる人の心理は、いつも自分が一番で、他の人の気持ちは考えません。
また自分の行動は最低でも、同じことを他人がしたら許さないことが多いのです。
救助するなら、勝ちにつながる救助を目指そう
「救助」するだけでは、意味がありません。
必ず「勝ちにつながる救助」が真の救助になるのです。
例え救助に成功したとしても、ハンターは、一度ロケットチェアに座らせた確実に落としやすいサバイバーを狙ってくるのが普通です。
そこで、救助にいくときには、「肉壁(にくかべ:健康状態のサバイバーが負傷状態の仲間とハンターの間に割って入り、自ら代わりに攻撃を1回受ける行為)」したり、泥棒の懐中電灯や空軍の信号弾でハンターを気絶させるなどしてカバーしてあげることが大切です。
- キャラクターの特性が「救助」に適しているか
- いのちを大切に
キャラクターの特性が「救助」に適しているか
キャラクターによってもその特性が違ってくるのがゲームの魅力でもありますよね。
ここで、勝ちにつなげるためには、自分が救助に適したキャラクターであることかどうかが重要です。
また、内在人格「危機一髪」を持っていれば、仲間をチェアから救出すると自分自身と仲間が30秒間の無敵時間に入ります。
無敵中に受けた傷は効果が終わる瞬間に有効となってダウンすることもありますが、この間に逃げきれる可能性が高いのです。
いのちを大切に
ダメージがくらっている人がいってしまうと「無理救助」になってしまいます。
ハンターがまわりにいれば、必ずといっていいほどダメージを食らってしまいます。
たとえ「危機一髪」を持ってたとしても、ダメージを食らって自分が「死んで」しまうのです。
これでは、結局サバイバー側の人数が減ることにもなってチームにとっていいことはひとつもありませんよね。
ただやみくもに救助すると「無理救助」になりかねません。
相手の体力ゲージを確認して、逃げ場所を確保することが大切です。
自己中心的な判断は「無理救助」につながるので気をつけましょうね。
現実世界でも同じことです。
チームワークに必要なことのひとつは、自分の役割をしっかりと認識することと全体を考え、自分勝手な行動を避けることです。
誰が何をやっているのかわからない、チームのメンバーの作業がどこまで進んでいるのかわからない、全体的な進捗状況(しんちょくじょうきょう)がわからない、などがあれば確認し、各自が全体を把握することが大切ですね。