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「向こう見ず」の意味とは・「向こう見ず」は誉め言葉?・語源・類語・英語【使い方や例文】

「向こう見ず」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

ビジネスにおいて、君は本当に向こう見ずだ」と叱られた経験を持つ、などという人もいるかもしれませんね。

それならば、「向こう見ず」とは一体どのような意味を持つのでしょうか。

ここでは「向こう見ず」という言葉について詳しく解説します。

向こう見ず

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「向こう見ず」の意味とは・「向こう見ず」は誉め言葉?・語源・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「向こう見ず」の意味とは?
  • 「向こう見ず」の読み方?
  • 「向こう見ず」の英語(解釈)
  • 「向こう見ず」の語源
  • 「向こう見ず」の言葉の使い方
  • 「向こう見ず」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
  • 「向こう見ず」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「向こう見ず」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
  • 「向こう見ず」は誉め言葉?


「向こう見ず」の意味とは?

「向こう見ず」という言葉は将来のことを考えずに行動すること、あるいは将来のことを考えずに行動する様子や行動する人のことを指しています。

人間は誰であっても物事をしっかりと考え、その行いが将来的にどのような影響をもたらすのか、ということを考えながら生活しますよね。

しかし、事情をよく考えずに行動した結果、失敗してしまったため周りに迷惑をかけてしまった、などという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

そのような状況を「向こう見ず」といいます。

慎重さがなく、無関心を特徴としており、自分を見失ってしまう時にも「向こう見ず」な言動に走ってしまうことがあります。



「向こう見ず」の読み方?

「向こう見ず」というのは「むこうみず」と読みます。

読みやすそうで読みにくいとも言われますので、しっかり読めるようにしておきましょう。

「向こう見ず」の英語(解釈)

向こう見ず meaning in english

「向こう見ず」という表現を英語にすると“headlong”“reckless”“bold”“blind”“rash”“act of exotic courage”などといった言い回しがあります。

「向こう見ず」な言動をする、ということであれば“act recklessly”が適切でしょう。

「彼は若いときにはとても向こう見ずだった」というのであれば“used to be very reckless when he was young”と表現できます。

若いときにはそれなりに「向こう見ず」だったという人も多いかも知れませんね。



「向こう見ず」の語源

「向こう見ず」という表現は向こうが見えない、つまり、先の方が見えない、といった意味からできあがった言葉だと考えられています。

人間は先見の明というものを持って生活しなければいけません。

今この言動をとったらこのあと何が起こるのか、あるいはこの後何が起こるかもしれないから今どうすれば良いのか、という判断力が求められます。

特に車を運転する時には、この先何が起こるのか、どのようなことが起こりうるのか、ということを常に考えていなければいけません。

衝突事故などを防ぐためには、この後どのようなことが起こりうるのか、ということをしっかりと考え、危機感を持っていなければいけないのです。

ただし、最近では例えばブレーキを踏めない、割り込んでくる車を見落とす、などというドライバーを見越し、自動でブレーキを踏んでくれる車なども発売されています。

「向こう見ず」の言葉の使い方

この言葉は、インターネットなどでも「向こう見ずな人が陥りやすい失敗」などといった形で紹介されています。

「向こう見ず」な性格は時によっては良い結果をもたらすこともありますが、悪い結果をもたらす場合も珍しくは無いでしょう。

そのため「向こう見ず」な言動を取る人は、自分の性格や行いを見直す必要があります。

「向こう見ず」という表現は戒めなどに使われることもありますし、人を批判するときに使われることもあります。

例えば、職場では「向こう見ず」な言動をとる部下がいたら、やはり注意をしなければいけません。

同僚の中に「向こう見ずな人」がいたら、迷惑がかかることもあるでしょう。

適宜注意する必要があります。

「向こう見ず」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)

ここでは「向こう見ず」という言葉を使った言い回しを紹介します。

  • 「向こう見ずな人」
  • 「向こう見ずな実験」

「向こう見ずな人」

「向こう見ずな人」、というのは将来のことを考えずに行動する人、という意味になります。

例えばビジネスなどでは、きちんと計画や目的を持ち、それを実現させるための行動をとらなければいけません。

しかし、例えばいきなりアポイントを取ることもなく取引先の会社に行ってしまったり、後先考えずに商品を購入してしまったりすれば、後々困ることになります。

自分だけが困るならば良いですが、他の人に迷惑がかかったら大変ですね。

そのような人は「向こう見ずな人」だと言われることがあります。

「向こう見ずな実験」

実験をするときにはただ好きな実験をすれば良いというわけではありません。

どのような結果が起こり得るのか、例えば実験から有害な物質などが出てくる可能性はあるのか、万が一火事などが起こったらどうするのか、などということをしっかりと考え、準備をしておく必要があります。

例えば液体物などは、服に落ちたら穴を開けてしまったり、色落ちの原因になってしまったり、ということがあります。

そのため、エプロンを切るなどという工夫も大切です。

「向こう見ず」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは例文をいくつか紹介します。

  • 「向こう見ず」を使った例文1
  • 「向こう見ず」を使った例文2

「向こう見ず」を使った例文1

「彼は学生時代から向こう見ずな言動が多いから、気をつけたほうがいい」

仲が良ければこそ、「あの人は「向こう見ず」だ」などのように、その人の欠点に気づいている、ということがありますよね。

学生時代は誰もが「向こう見ず」の一面を持っているのではないでしょうか。

しかし、社会人になっても「向こう見ず」では困ります。

学生と社会人は違いますから、社会人になっても学生の時と同じような行動をするわけにはいきません。

その一方で、もしも学生時代からいつまでたっても「向こう見ず」な言動をとっているのであれば、周りから注意を受けることもあるでしょう。

そのような助言は甘んじて受けなければいけません。

「向こう見ず」を使った例文2

「取引先の会社を怒らせてしまったけれど、今回は彼の向こう見ずな行動で助かった」

ビジネス等で取引先の会社を怒らせてしまうと大変なことになりますよね。

詫びの品を持参し、上司とともに謝罪にいかなければいけないということもあるでしょう。

そのようなときの対処法もマナーとして決まっています。

しかし、中にはいきなり取引先の会社を訪れ、上司の前で土下座をするなどという人もいるのではないでしょうか。

実は、世の中には謝罪をするための代行会社も存在します。

何か謝罪しなければいけない時、まるで会社の関係者かのように代理で謝罪をしてくれるというサービスがあるのです。

その人たちの業界では、「土下座は人々の心に大きな影響を与える」と言われています。

そのため、いきなり土下座をしてしまうような「向こう見ず」な言動で、会社が助かる場合もあります。

「向こう見ず」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

ここでは類義語をいくつか紹介します。

  • 大胆
  • 先見の明がない

大胆

大胆という表現は度胸が座っていること、思い切りよくやってのけること、という意味になります。

先のことを考えない、というわけではありませんが、何かにぶつかってもそれを避けず取り組んでいく、という意味を持っています。

先見の明がない

先見の明というのは先を見通す能力、対応する能力、という意味を持ちます。

ビジネスなどでは褒め言葉として使われており、先のことを見通す能力というところから先見の明と言われるようになりました。

「先見の目」ではありません。

先見の明がない人は先のことを考える力がない、ということになります。

「向こう見ず」は誉め言葉?

「向こう見ず」という言葉は褒め言葉なのでしょうか。

確かに、先のことを考えないからこそよかった、ということもありますよね。

保身に走らず、全力で進んでいく、というイメージを持つ人もいるでしょう。

しかし、「向こう見ず」は褒め言葉ではありません。

確かにそれで良い場合もありますが、基本的には先のことを考えない、という批判になります。

そのため、褒め言葉としては使わない方が良いでしょう。

icon まとめ

「向こう見ず」という言葉は批判的に使われます。

もしも褒めたい場合は、行動力がある、などと無難な言葉にしておく必要があります。