「しずらい(しづらい)」とは?意味や類語!表現の使い方
「しづらい」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「しづらい」という言葉を使った例文や、「しづらい」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「しづらい」とは?
- 「しづらい」を使った例文や短文など
- 「しづらい」の類語や類似表現や似た言葉
- 「しづらい」の反対語
「しづらい」とは?
みなさんは「しづらい」という言葉を知っているでしょうか。
「話しづらい相手」など、「しづらい」という言葉を日常的に使っている人も多いでしょう。
一方で、「しづらい」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「しづらい」という言葉の意味を紹介します。
- 「しづらい」の漢字と、「しずらい」の違い
- 「しづらい」の意味
「しづらい」の漢字と、「しずらい」の違い
「しづらい」は漢字にすると、「し辛い」になります。
「し辛い」をひらがなにしたものが、「しづらい」になります。
一方、「しずらい」という表記を使うことがあります。
本来は、「し辛い」が元になっているため、「しづらい」という表記が正解ですが、「しずらい」という表記を正式として使っているケースもあります。
なぜなら、「ず」と「づ」は発音上同じで、さらに「づ」という言葉は、それほど多く使われていないためです。
例えば「地震」は「じしん」と表記するのが一般的ですが、「地震」の「地」は、「し」ではなく、「ち」と読みます。
そのため、「ぢしん」が正解のはずです。
しかし現在は、「地震」は「じしん」と読むのが一般的です。
このように本来的な表記以外の表記が一般的になることがあるため、正体的には「しづらい」も「しずらい」に統一される可能性があります。
「しづらい」の意味
「しづらい」には、どのような意味があるでしょうか。
「しずらい」には「実行するには困難である」または「実行するには抵抗がある」という意味があります。
「話しづらい相手」という場合は、「話すのが困難な相手」という意味や、「話すには抵抗がある相手」という意味があります。
また「買い物しづらいお店」は「買い物をするのが困難なお店」という意味があります。
緊張するような接客なのか、値段が高すぎるのか、理由はそれぞれでしょう。
このように、「しづらい」には、「実行が困難である」「するには抵抗がある」という意味があります。
「しづらい」を使った例文や短文など
次に「しづらい」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「しづらい」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「しづらい」を使った例文1
- 「しづらい」を使った例文2
「しづらい」を使った例文1
「この部屋は、勉強『しづらい』環境だ」
この例文のように、勉強に集中しにくい部屋があります。
例えば、遊ぶものがたくさんあるため、気が散らかってしまうケースです。
または物が多すぎて、落ち着かないという場合もあるでしょう。
さらには、好きな人が隣に座っているため、その人が気になって仕方がないということもあるかもしれません。
このように、勉強をするのが困難な時に、「勉強しづらい」と言います。
「しづらい」を使った例文2
「この会社は働き『づらい』と、A君は言って退社した」
この例文に登場するA君のように、会社が「働きづらい」場所だと言って、やめていくことがあるかもしれません。
一方で、他の人にとっては、その会社は働きやすい場所かもしれません。
人には相性があり、他の人にとっては働きやすい場所でも、「働きづらい」と感じることがあるためです。
また相性の悪い上司がいたり、相性の悪い場所に会社があったのかもしれません。
いずれにせよ、働くのが困難だと感じた時に、「働きづらい」という表現を使いましょう。
「しづらい」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「しづらい」の類語や類似表現を紹介します。
「しづらい」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「難しい」【むずかしい】
- 「難航する」【なんこうする】
- 「困難」【こんなん】
「難しい」【むずかしい】
「難しい」には、「理解や習得がしにくい」「複雑で分かりにくい」という意味があります。
例えば「数学が難しい」という場合には、「数学という学問が、理解や習得しにくい」という意味があります。
また「仕事が難しい」という場合は、「仕事が複雑で分かりにくい」という意味があります。
他にも「恋愛が難しい」と感じる人もいるでしょう。
恋愛は複雑で分かりにくい部分があるためです。
「難航する」【なんこうする】
「難航する」という言葉があります。
「難航する」には、「障害が多く、物事がはかどらない」という意味があります。
「会議が難航する」には、会議を邪魔するような出来事が多く、話し合いがはかどらないという意味があります。
他にも「難航する」には、船の航行が天候などで順調にいかないという意味があります。
「困難」【こんなん】
「困難」には、「物事をするのが難しい」という意味があります。
「この場所で待機するのは、困難だ」という場合は、「この場所で待ち続けるのは難しい」という意味になります。
他にも「困難な状態」「困難に立ち向かう」などという使い方をします。
「困難だと知って立ち向かう」という場合は、「達成するのが難しいからこそ、立ち向かおうとする」という前向きで逆境に強いタイプの人の発言となります。
「しづらい」の反対語
最後に「しづらい」の反対語を紹介して行きます。
「しづらい」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「しづらい」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「易しい」【やさしい】
- 「簡単」【かんたん】
「易しい」【やさしい】
「易しい」には「単純で分かりやすい」という意味があります。
「易しい本」は「単純で分かりやすい本」という意味があります。
また「易しい」には、「達成や実現がたやすい」という意味もあります。
「易しい課題」という場合は、「課題の達成がたやすい」という意味になります。
「簡単」【かんたん】
「簡単」には、「物事が単純で大雑把」という意味があります。
「簡単レシピ」という場合は、「調理の方法が単純で、大雑把に作れる」という意味があります。
本来は1時間かかるような料理が、調理を単純化することで、20分程度で作れるようにしています。
他にも「簡単な模型」「簡単なパズル」などという使い方をします。
「しづらい」という言葉について見てきました。
みなさんも何かが達成困難だと感じたり、するのに抵抗があると思った時は、「しづらい」という言葉を使ってみましょう。