「波長が合う」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】
「波長が合う」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
人間関係で使われる表現であり、ビジネスにおいても使われることがあります。
いわゆる似た者同士のことを「波長が合う」と表現できるのです。
ここでは「波長が合う」という表現について紹介します。
目次
- 「波長が合う」の意味とは?
- 「波長が合う」の読み方
- 「波長が合う」の英語(解釈)
- 「波長が合う」の言葉の使い方
- 「波長が合う」の対義語
- 「波長が合う」を使った例文・短文(解釈)
- 「波長が合う」の類語や類義表現
「波長が合う」の意味とは?
「波長が合う」という表現は一緒にいても全然苦痛ではないということを指しています。
例えば、人間は他の人と一緒にいる時、疲れることもありますが全然疲れないこともありますよね。
自分のペースで会話できたり、たとえお互い無言になったとしてもプレッシャーに感じないなどという関係の場合、気楽に時間が共有できるでしょう。
そのような状態を「波長が合う」というのです。
「波長が合う」の読み方
「波長が合う」という表現は「はちょうがあう」と読みます。
波長というのは他人との意思の通じ具合を指しています。
波長が合わないという事は考え方や感覚が似ていない、一緒にいて疲れる、気を使わなければいけない、などという間柄になります。
「波長が合う」人の場合は相性がいいということになり、お互いに共感できる、ということになります。
そのような人は趣味が一緒であったり、同じ環境で生まれ育っていたり、ということも珍しくありません。
それ以外にも金銭感覚が同じである、お互いに尊敬ができる、笑のツボが似ている、などというポイントも波長が同じかどうか知るために有益なチェック項目となります。
「波長が合う」の英語(解釈)
「波長が合う」という表現を英語にすると“get along”や“go together well”になります。
気が合うという表現が使え、例えばパーティーなどで出会って仲良くなったのであれば“hit off together”という表現が使えます。
どこで出会ったかによっても表現を使い分けられるでしょう。
「波長が合う」の言葉の使い方
「波長が合う」という言葉は日常的にもビジネスにおいても使える表現です。
一般的に人間は波長の合う人と一緒にいないと疲れてしまいます。
しかし、考え方や感覚が似ている人とはあまり疲れることなく一緒に時間を過ごせますよね。
そのような時に使える表現です。
対等の人にも使えますし、目下や目上の人にも使えます。
ただし、目上の人に対して直接「あなたとは波長がいます」とはあまり言わないです。
「波長が合う」の対義語
「波長が合う」という言葉の対義語は波長が合わないになります。
「波長が合う」という事は考え方などが同じである、同時性を持つ、シンクロする、などという意味を持ちますが、その対義語はその逆で考え方や感覚が異なるといった表現になります。
気持ちが合わない、共感できない、相性が悪い、呼吸が合わない、などといった表現も同等です。
ただし、波長が合わないという表現と意見が合わないという表現は意味が異なります。
波長というものは雰囲気も表していますので、ただ共感できない、とは意味がちがいます。
「波長が合う」を使った例文・短文(解釈)
それならば「波長が合う」という表現を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは「波長が合う」という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「この前の飲み会以来、部長とは波長が合うから仕事がしやすいよ」
上司と「波長が合う」と仕事がしやすいですよね。
しかし、普段は上司と「波長が合う」などとは気づかないかもしれません。
その一方で飲み会などがあると、話してみたら意外に話しやすい、わかりやすい、話が通じる、などということに気付けるかもしれません。
「波長が合う」人とは仕事などもしやすいですよね。
むしろ部長と「波長が合う」ということに気付けて幸いだったと言えるでしょう。
例文2
「彼女とは初めて出会った時から波長が合うんだ。
その時も初めて会ったとは思えないくらい仲良く話ができた」
一般的には他の人と仲良くなるまでにそれなりに時間がかかるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、たとえ初対面であったとしても「波長が合う」人であればまるで初対面だということにさえ気付かないくらい仲良くできるかもしれません。
例文3
「あの人とはどんな波長が合わないんだよね。
お互いに同じ意見を持っているのに、絶対に最後は喧嘩になるんだ」
中にはどうしても波長が合わないという人もいるかもしれません。
波長が合わないとなると、考え方や感覚が同じなのに、それでも意見が合わない、考え方が合わない、小さな意見の食い違いがやたら大きく感じてしまう、ということもあるものです。
そもそも波長が合わない人とは話し合いをする価値がない時もありますので、むしろ接触を控えた方が良い場合もあります。
「波長が合う」の類語や類義表現
「波長が合う」という言葉の類義語にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは似たような言葉の言い回しを紹介します。
- 気心が合う【きごころがあう】
- 息が合う【いきがあう】
気心が合う【きごころがあう】
気心が合う、気心の合う、という表現は「波長が合う」と同じ意味を持っています。
考え方が似ている、感覚が似ている、違和感なく一緒にいられる、という意味を持っており、例えば少し形が変わりますが、気心が知れた友達などといった使われ方をすることもあります。
お互いのことをよく知っている、という意味合いが含まれるため、「波長が合う」とは若干異なる意味も持っています。
息が合う【いきがあう】
息が合う、息の合う、という表現も「波長が合う」と同等の意味を持っています。
これはお互いの調子がよく一致し、気持ちがぴったり合う、という意味を持っています。
阿吽の呼吸から来ている言葉ではないかといわれていますが、それほどまでにお互いのことを理解しあっている、ひとこと言っただけで相手に言いたいことが通じる、などといった関係を表しています。
「波長が合う」という表現は比較的大人が使う言葉です。
子供や若者が日常的に使う言葉ではありません。
日常的にスマートに使いこなせるとよりスマートな印象を与えることが可能になります。
「波長が合う」人に出会う事は滅多にないですよね。
もしも感覚や意見がよく合う人と出会ったら、「波長が合う」という表現を使ってみてはいかがでしょうか。
誰かから「あなたとは波長が合う」と言われたら、きっとその人も嬉しくなりますよ。
「波長が合う」人と出会えることは非常に幸せなことです。