「フッ軽」の意味とは? 特徴や読み方、言い換えや英語を紹介!
フッ軽とは、「フットワークが軽い」を略した略語です。
フッ軽はどんな読み方をしてどんな意味があるのでしょうか?「フッ軽の類語・例文・対義語」や「フッ軽な人の特徴」と合わせて解説していきます。
目次
- 「フッ軽」の意味とは?
- 「フッ軽」の類語や言い換え
- 「フッ軽」の使い方や例文
- 「フッ軽」の対義語:「フッ重(ふっおも)」
- 「フッ軽」な人の特徴
- 「フットワークが軽い」の英語
「フッ軽」の意味とは?
「フッ軽」とは、「フットワークが軽い」という言い方の略称です。
フッ軽の「フットワークの軽さ」とは、「物理的な足の動きの素早さ・足さばきの良さ(=スポーツに必要なフットワーク)」ではなく、「行動力があること・すぐに反応や行動ができること」を意味しています。
典型的なフッ軽な人は、友人知人から何かのイベントに誘われたり呼ばれたりした時には、二つ返事で「はい、すぐに行きます」という返事を返してくれるのです。
- 「フッ軽な人」の意味とは?
- 「フッ軽」の読み方
「フッ軽な人」の意味とは?
フッ軽な人は、何かの呼びかけを受けた時にすぐ動けるという意味で「行動力がある人」であり、どんな状況であっても迷わずすぐに行動できるという意味で「臨機応変な対応がすぐにできる人」でもあるのです。
またフッ軽な人は、リアル(現実世界)の人間関係で行動力があるだけではなく、「インターネットのレスポンス(返事)が早い人」でもあります。
フッ軽には「リアルで他者に会いに行く行動力がある(リアルの約束をすぐに実行に移す)」という意味だけではなく、「SNS・LINEの返事が早い」という意味もあるのです。
「フッ軽」の読み方
「フッ軽」の読み方は、そのまま「ふっかる」になります。
「フッ軽」は「フットワークが軽い」という慣用的な言い回しを短縮して略語にしたものなのです。
「フッ軽」の類語や言い換え
「フッ軽」の類語や言い換えられる言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?
「フッ軽」の類語・言い換えについて紹介していきます。
- 「スピーディー」【すぴーでぃー】
- 「キビキビ」【きびきび】
- 「迅速」【じんそく】
- 「テキパキ」【てきぱき】
「スピーディー」【すぴーでぃー】
「フッ軽」の類語・言い換えとして、「スピーディーな」があります。
「スピーディーな」の意味は、「スピードを出して・機敏に素早くしている様子」などになります。
「スピーディーな」の例文としては、「スピーディーな彼の仕事によって何とか納期に間に合わせることができた」や「スピーディーなやり取りこそ私のビジネスの強みなのです」「何事もスピーディーに片付けるに越したことはない」などがあります。
「キビキビ」【きびきび】
「フッ軽」の類語・言い換えとして、「キビキビした」があります。
「キビキビした」の意味は、「態度や動作、判断がはっきりとしていて迷いがない様子・人の動きや話し方などが生き生きとしていて快活で勢いのある様子」などになります。
「キビキビした」の例文としては、「彼女のキビキビした立ち居振る舞いは非常に気持ちが良い」や「キビキビした動作と発言から彼のインテリジェンスの高さを容易に推測することができた」などがあります。
「迅速」【じんそく】
「フッ軽」の類語・言い換えとして、「迅速に・速やかに」があります。
「迅速に・速やかに」の意味は、「速く・早く(物事を済ませようとすること)」になります。
「迅速に・速やかに」の例文としては、「迅速に自分のやるべき仕事を片付けることができた」や「速やかにその場から退去して下さい、速やかに私の指示に従って下さい」などがあります。
「テキパキ」【てきぱき】
「フッ軽」の類語・言い換えとして、「テキパキとした」があります。
「テキパキとした」の意味は、「物事がとどこおりなく素早く進展する様子・処理や対応がスムーズに進んで素早いこと」などになります。
「テキパキとした」の例文としては、「彼のテキパキとした指示と判断によって危険な状況を何とか切り抜けることができた」や「あの人のテキパキとした仕事ぶりは会社から高く評価されている」などがあります。
「フッ軽」の使い方や例文
「フッ軽」の使い方を説明して、「フッ軽」を実際にどのように使うことができるのかの例文を紹介していきます。
- 「フッ軽」の使い方
- 「フッ軽」の例文1
- 「フッ軽」の例文2
- 「フッ軽」の例文3
「フッ軽」の使い方
「フッ軽」の使い方は、自分自身のことを「フッ軽」と呼ぶこともありますが、自分以外のフットワークが軽い誰か(友人知人など)のことを「フッ軽」と呼ぶことが多くなっています。
「彼(彼女)はフッ軽だから遊びに誘ってみよう」といったノリやテンションでの使い方が多くなっています。
肯定的なフッ軽の使い方としては、「誰かがフッ軽だから誘いたい・誰かがフッ軽だからとても助かる」という使い方があります。
否定的な「フッ軽」の使い方としては、「あいつはフッ軽の暇人だから適当に誘えば絶対に来るよ」といった使い方があります。
「フッ軽」は単一の文章の中で用いられることもありますが、誰かと会話(対話)のやり取りをしている「双方向的なコミュニケーションやシチュエーション」で用いられることが多いのです。
「話し言葉」として用いることもあれば、LINEやメールのやり取りの中で「書き言葉」として用いることもあります。
「フッ軽」の例文1
「あの人はフッ軽な人だから誘えばきっと来てくれると思う」
学校・職場でみんなで協力して何かをやり遂げようとする計画を立てていて、どうしても後一人だけ人数が足りないというような場面での会話のやり取りで、「後一人、参加してくれる人がいないと困るんだけどどうしようか?」「それなら、Aさんを誘ってみたらどうかな?」「あの人はフッ軽な人だから誘えばきっと来てくれると思う」というような使い方をすることができます。
「フッ軽」という言葉を、「誘えば来てくれる+頼めば請け負ってくれる信頼できるフットワークの軽い人」というポジティブな意味合いで使っています。
「フッ軽」の例文2
「フッ軽な彼がいればどんな困難な状況でも乗り越えていけるだろう」
学校・職場でどうしても解決できない難しい課題を抱えている時に、フッ軽な人のコミットメント(参加)や協力・活躍が求められることがあります。
「フッ軽」という言葉には、「臨機応変かつ迅速に効果的な対応をすることができる」というポジティブな意味合いがあります。
例えば、「今、私たちが直面しているトラブルは簡単には解決できそうにありません」「でも、フッ軽な彼がいればどんな困難な状況でも乗り越えていけるからみんなで耐えて頑張りましょう」というような使い方をすることができます。
「フッ軽」の例文3
「あいつはどうせ何もやることがなくて暇を持て余しているフッ軽だろう」
フッ軽には「対人関係・日常生活で行動力がある」「臨機応変に素早く対応することができる」というポジティブな意味のニュアンスだけではなくて、「何もやることがなくて誰にも相手にされていないから暇で退屈している」というネガティブな意味のニュアンスもあります。
特別にやることもなくて時間を持て余しているというニュアンスでのフッ軽の使い方としては、「学園祭の屋台を運営する人員が不足しているのですが、どうかなりませんかね?」「それだったら、B君に頼んでみたらどうかな。
あいつはどうせ何もやることがなくて暇を持て余しているフッ軽だろうから受けてくれるよ」といった使い方をすることができます。
「フッ軽」の対義語:「フッ重(ふっおも)」
「フッ軽(ふっかる)」の対義語は、「フッ重(ふっおも)」になります。
フッ軽は「フットワークが軽い」を短縮した略語になっていますが、フッ重は「フットワークが重い」を短縮した略語になっています。
「フッ重(フットワークが重い)」とは、他人からの誘いかけや呼びかけに対する反応が遅かったり鈍かったりして、行動力がないことを意味しています。
臨機応変に素早く問題や状況に対応することができないことを、「フッ重」というのです。
フッ重はリアル(現実世界)の人間関係において実際的な行動力がないというだけではなくて、インターネットのSNSやLINE(メール)においてもレスポンスが悪くて返事・返信がかなり遅いという特徴があるのです。
行動が早い「フッ軽な人」は人から信頼されて異性にもモテますが、行動が遅い「フッ重な人」は人から低く評価されて異性にもモテにくいのです。
「フッ軽」な人の特徴
「フッ軽」な人には、以下のような特徴があるとされています。
- 社交的な性格で、誘われれば迷わず行動を即決する
- 出かけるまでの準備・支度のスピードがとにかく早い
社交的な性格で、誘われれば迷わず行動を即決する
フッ軽な人は、他者と関わることが好きな社交的(オープン)な性格をしていることが多く、友人知人から誘われれば断ることがまずありません。
人から遊びや食事、外出に誘われた時には、「OKしようか断ろうか迷うことがなくて行動を即決する」というのがフッ軽な人の特徴なのです。
フッ軽な人はよほど嫌いな相手でもない限りは、友人知人・異性などから何かに誘われれば、迷わずに「はい、行きます」という前向きな返事を返して行動に移していきます。
フッ軽な人は何かの行動を起こす時には、「その行動をするべきかやめておくべきか」でぐだぐだと迷ったり悩んだりすることはないのです。
フッ軽な人は「行けたら行く」というような曖昧な返事をすることはなく、ほとんど一瞬で自分の行動を即決する特徴を持っています。
出かけるまでの準備・支度のスピードがとにかく早い
フッ軽な人の典型的な特徴として、「出かけるまでの準備・支度のスピードがとにかく早い」ということを上げることができます。
フッ軽な人は「髪型を整える時間+洗顔やスキンケアをする時間・化粧をする時間・服装を選んで着る時間」など、外に出かけるまでの準備や支度にほとんど時間をかけません。
「外に出るまでに必要な準備・支度」のスピードがとにかく早いので、呼ばれた時には短時間で外に出ていくことができるのです。
反対にフッ重な人(フットワークが重い人)は、「髪型を細かく整える+スキンケアを丁寧にする+化粧の見栄えに物凄くこだわる+今日の服をなかなか決められない」などの特徴があり、出かけるまでの準備・支度のスピードがかなり遅いのです。
フッ軽な人は、身支度に時間がかからないのでいつでも動く準備ができているのです。
「フットワークが軽い」の英語
「フットワークが軽い」を英語で表現すると、“light footwork、good footwork、hard working、quick working”などになります。
フットワークが軽い人について、以下のような英文で表現することが可能です。
“He is a quick worker.”(彼は仕事のフットワークが軽い。彼は仕事を素早くこなす人です。)
“She is a hard worker.”(彼女は仕事のフットワークが軽い。彼女は仕事をしっかりとこなす人です。)
“He can do it fast.”(彼はフットワークが軽い。彼は何でも素早くすぐにやる人です。)
“He has good footwork.”(彼はフットワークが軽い。)
“She has light footwork.”(彼女はフットワークが軽い。)
「フットワークが軽い(行動力がある・臨機応変に対応できる・すぐに返信する・暇な時間がある)」という意味を持つ「フッ軽」について、詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか?
「フッ軽の類語・例文・対義語」や「フッ軽な人の特徴」も分かりやすく説明しています。
「フッ軽(ふっかる)」という言葉について詳しく調べたい時には、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。