「チルタイム」とは?意味!由来「チル」とは
若者言葉には、一見では何のことだか全く意味が分からない言葉も多いです。
しかし、語源を辿っていくと、それなりに納得できる場合も少なくないものです。
目次
- 「チルタイム」とは?
- 「チルタイム」の「チル」とは?
- 「チルタイム」の使い方や使用例
- 「チル」を使ったその他の表現
「チルタイム」とは?
チルタイムとは、「ゆっくり(まったり)と落ち着く時間」という意味で使います。
「やっと仕事が片付いたので、これからチルタイムだ」などという使い方をよく見聞きします。
若者言葉には、ネット上だけで使われているネットスラングと、リアルでも見聞きするものがありますが、この「チルタイム」は後者と考えていいでしょう。
主に学生が好んで使用している言葉です。
「チルタイム」の「チル」とは?
チルタイムの「チル」は、“chill out”(チルアウト)からきています。
この言葉は、英語で「落ち着く」、「ゆっくりする」という意味で使われており、そのような時間のことを「チル」の部分から“chill time”という造語にして使っています。
この“chill time”で、「ゆっくりと落ち着く時間」という意味の英語のように見えますが、正しい表現ではなく、先のようにあくまで造語です。
その為、ネイティブな英語圏の人は通じないので注意が必要です。
「チルタイム」の使い方や使用例
チルタイムが実際に使われる際の例を挙げてみます。
このような使い方になる言葉です。
- 「チルタイム」の使用例
「チルタイム」の使用例
「今から遊びに行かない?」
「カンベンしてよ。さっきバイトから帰ってきて、今チルタイム中なんだから」
バイトが終わった後のゆっくりとした時間を楽しんでいる最中なので、カンベンしてくれと言っている例になります。
この「チルタイム中」という使い方はよく見聞きする形です。
「チル」を使ったその他の表現
チルタイムの他に、「チル」を使った「チルる」、「チルする」、「チルしてる」といった表現あります。
これらもチルタイムと同じく、最初の2つは「ゆっくりする」ことで、最後は「ゆっくりしている」といった意味になります。
「ちょっとそこのファーストフード店でチルらない?」などの形で使われる表現で、そのお店でゆっくりとしようという解釈です。
そのゆっくり(まったり)としている時間が「チルタイム」です。
チルタイムは、きちんとした英語の語源から作られた若者言葉です。
ただし、そのまま英語としては使えないので気を付けてください(何となく分かってもらえるかも知れませんが、英語としてはあまり好ましくありません)。