「五月蝿い」とは?意味や使い方!語源や例文
「五月蝿い」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「五月蝿い」の類語や、「五月蝿い」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
目次
- 「五月蝿い」とは?
- 「五月蝿い」の語源
- 「五月蝿い」の類語や類似表現や似た言葉
- 「五月蝿い」を使った例文や短文など
- 「五月蝿い」の反対語
「五月蝿い」とは?
みなさんは「五月蝿い」という言葉を知っているでしょうか。
「五月蝿い人がいる」「五月蝿い家族がいる」などの悩みがある人もいるでしょう。
一方で「五月蝿い」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「五月蝿い」の読み方や意味を紹介します。
- 「五月蝿い」の読み方
- 「五月蝿い」の意味
「五月蝿い」の読み方
「五月蝿い」の読み方を紹介します。
まだ読み方を知らない人は、どう読むのか予想してみましょう。
「五月蝿い」は「うるさい」と読みます。
かなり読み方が難しい、難読語と言ってもいいかもしれません。
これを機会に「五月蝿い」は「うるさい」と読むよう覚えておきましょう。
「五月蝿い」の意味
「五月蝿い」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「五月蝿い」には、「物音が大きすぎるため、耳障りだ」という意味があります。
騒音など、物理的に音が大きすぎて嫌だと思う時、「五月蝿い」と言います。
また「注文や主張など要望が多すぎて、わずらわしい」という意味があります。
例えば親に説教された時に、「五月蝿い」と感じます。
また「しつこく邪魔で、わずらわしい」という意味もあります。
例えば、写真を撮影する時、背景にたくさんのものが映りすぎていると、「うるさい写真」になります。
このように「五月蝿い」には、様々な意味があります。
「五月蝿い」の語源
「五月蝿い」という言葉には、どのような語源があるでしょうか。
「五月蝿い」は「心」を意味する「うる」と、「狭い」を意味する「さし」が合わさった「うるさし」が語源とされています。
「うるさし」には、何かの刺激で心が乱れ、心が閉じてしまう様子を言葉にしたものです。
「五月蝿い」には、注文や主張が多すぎ、わずらわしいと感じるという意味がありますが、あのような時も、言われた方が、途中で心を閉ざしてしまうものです。
また「五月蝿い」という漢字は、「五月のハエ」のことで、この時期のハエがうるさいため、「五月蝿い」という当て字が使われるようになりました。
ちなみに「うるさい」という言葉は、「五月蝿い」以外にも、「煩い」という漢字を使うことがあります。
「五月蝿い」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「五月蝿い」の類語や、類似表現を紹介します。
「五月蝿い」と似た意味を持つ言葉には、どのような意味があるでしょうか。
- 「賑やか」【にぎやか】
- 「口やかましい」【くちやかましい】
- 「けたたましい」【けたたましい】
- 「騒がしい」【さわがしい】
- 「狂騒」【きょうそう】
- 「てんやわんや」【てんやわんや】
「賑やか」【にぎやか】
「賑やか」には、「騒がしくて陽気なこと」という意味があります。
例えば「お祭りの時期は、商店街が『賑やか』だ」という時は、お祭りの時期は人がたくさん集まるため、商店街が騒がしくて陽気な雰囲気だという意味があります。
「賑やか」はどちらかといえば、好意的に受け取られているイメージがあります。
「口やかましい」【くちやかましい】
「口やかましい」という言葉があります。
「口やかましい」には、「おしゃべりで、やかましい」という意味があります。
例えばおしゃべりな女性が数人集まると、おしゃべりでやかましい様子になります。
このような時に、「おしゃべりな女が集まると、『口やかましい』」などと言います。
「けたたましい」【けたたましい】
「けたたましい」という言葉には、「びっくりするような、突然鋭く高い音がする」という意味があります。
例えば、野生の鶴の声は、かん高くて大きなことで知られていますが、静中時間に急に鶴が鳴くと「けたたましい鳴き声」だと感じられるでしょう。
「騒がしい」【さわがしい】
「騒がしい」には、「動きが乱れてやかましい様子」「物音がしてうるさい」という意味があります。
例えば、居酒屋の扉が開くと、中で大騒ぎをしている声や物音が聞こえるため、「騒がしい」と感じるかもしれません。
「狂騒」【きょうそう】
「狂騒」は「きょうそう」と読みます。
「狂騒」には、「きちがいじみた騒ぎ」という意味があります。
例えば、ワールドカップサッカーが開催される時、日本戦が終わった瞬間に、渋谷の交差点に若者が流れ込みます。
このような場面は、「狂騒」と呼びたくなるような、きちがいじみた騒ぎと言えるでしょう。
大阪のプロ野球チームが優勝した日の、道頓堀周辺も「狂騒」と呼びたくなるくらい、大騒ぎになります。
「てんやわんや」【てんやわんや】
ユニークな言葉として「てんやわんや」があります。
「てんやわんや」には、「大勢の人がそれぞれ勝手に騒ぎ立てる様子、それぞれ勝手に混乱する様子」という意味があります。
「てんやわんやの大騒ぎ」などという使われ方をします。
例えば海外のパーティなどは、あちらこちらで勝手に騒ぎ立てているため、「てんやわんや」と表現できるかもしれません。
「五月蝿い」を使った例文や短文など
「五月蝿い」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「五月蝿い」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「五月蝿い」を使った例文1
- 「五月蝿い」を使った例文2
「五月蝿い」を使った例文1
「両親が結婚しろと『五月蝿い』」
この例文のような立場にいる人もいるかもしれません。
このケースの「五月蝿い」は、注文が多くて煩わしいという意味になります。
実家で暮らしていると、楽でにぎやかですが、「五月蝿い」と感じる場面が多くなります。
「五月蝿い」を使った例文2
「夜勤明けなのに、外が『五月蝿い』」
夜勤明けで帰ってすぐに寝たいのに、外は昼のため、物音が「五月蝿い」のは辛いものです。
きちんと休んで疲労を抜くため、耳栓などをして熟睡するように工夫しましょう。
「五月蝿い」の反対語
最後に「五月蝿い」の反対語を紹介します。
「五月蝿い」と逆の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「静か」【しずか】
- 「ひっそり」【ひっそり】
「静か」【しずか】
「静か」には、「音や動きなどの刺激がない様子」という意味があります。
「静かな朝」「静かな一日」などという使い方をします。
「ひっそり」【ひっそり】
「ひっそり」には、「人の声や物音などがなく、しんとしている様子」という意味があります。
「ひっそりとした城下町」「ひっそりと生きる」などという使い方をします。
「五月蝿い」という言葉について見てきました。
まずは「うるさい」を「五月蝿い」と表記できることを知っておきましょう。
また「うるさい」に含まれる意味を、知っておきましょう。