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「寫眞」とは?意味と読み方!旧字体とは

現在では、この「寫眞」という表現を見掛けることはまずないかも知れませんが、それには2つの理由があると考えていいでしょう。

寫眞

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目次

  • 「寫眞」とは?
  • 「寫眞」の読み方
  • 「寫眞」を使った言葉と意味を解釈
  • 「寫眞」を使った例文と意味を解釈
  • 「寫眞」は「写真」と書いたほうがいい!旧字体とは?
  • 「寫眞」の英語や解釈


「寫眞」とは?

「寫眞」とは?

寫眞とは、「写真」の古い表現です。

つまり、昔は「写真」のことを「寫眞」と記述したということです。

具体的には、明治から大正、昭和の初期の時代にかけて見掛けた言葉です。

現在「写真」と表記したい時に、この「寫眞」とすることはまずありませんが、遭えて昭和初期などの「レトロ感」を出したい時に用いられる場合があります。

ただし、読み方さえ分からない(読み方が分かれば意味も分かりますが)という若い人も多いと思われる為、使い所が難しい言葉だと言えるかも知れません。



「寫眞」の読み方

「寫眞」の読み方

「寫眞」は、「しゃしん」と読む言葉です。

「写真」の古い表現というだけでなく、読み方も同じです。

その為、先に書いたように、読み方さえ分かってしまえば、意味は自然についてきます。

「眞」の方は「真」と似ている為、読めないことはないかも知れませんが、「寫」「しゃ」と読むのは知らないと無理でしょう。

この漢字には「うつす」という意味があり、「写」の旧字体です。

同様に、「眞」「真」の旧字体で、要は「写真」そのものです。

「寫眞」を使った言葉と意味を解釈

「寫眞」を使った言葉と意味を解釈

この「寫眞」を使った一番見掛ける言葉は、両方に共通する「寫眞館」でしょう。

  • 「寫眞館」【しゃしんかん】
  • 「白い寫眞館」【しろいしゃしんかん】
  • 「光寫眞館」【ひかりしゃしんかん】

「寫眞館」【しゃしんかん】

今では昔の時代を描いた日本映画の中で見掛けることが多い言葉です。

この時代は、現在のように一人一台の携帯電話やスマホが普及していた訳ではなく、また、写真をデータにするデジタルカメラというものも存在しませんでした。

よって、カメラと言っても銀塩カメラ(デジタルカメラとの対比で使われる表現で、フィルム式のカメラのことです)なので、現像に出さないことには写真になりません。

その為の「写真屋さん」が多く街中に存在していた時代で、その看板に「寫眞館」といった表現がよく見られました。

今では現像が必要な銀塩カメラ自体が珍しくなってきたことで、それによって先のような写真屋さんも減少の一途を辿っています。

その為この「寫眞」という言葉自体を見なくなっているのです。

「白い寫眞館」【しろいしゃしんかん】

俳優の中村雅俊氏が歌った歌謡曲のタイトルです。

比較的現在に近い時代から(少なくとも「寫眞」という言葉は使わなくなっていると思われる時代です)、あの街の思い出の「寫眞館」はまだあるのだろうかといった歌詞になっており、歌詞中では「写真」という言葉は全て「寫眞」と使われています。

「光寫眞館」【ひかりしゃしんかん】

仮面ライダーディケイドに出てくる寫眞館です。

埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目にある鈴木写真館(1話、20話、21話)をロケ地として使用しています。



「寫眞」を使った例文と意味を解釈

「寫眞」を使った例文と意味を解釈

寫眞を使った例文と、その意味の解釈です。

この言葉を使う場合、昔の話になることが多いと考えていいでしょう。

  • 「寫眞」を使った例文1
  • 「寫眞」を使った例文2

「寫眞」を使った例文1

「その昔には、この商店街には寫眞屋さんが何店もあったものだ」

前述したように、現在では全国的に「写真屋さん」が減っています。

すっかり現像する必要がないデジタルカメラ(携帯電話やスマホに付属している機能も含みます)が主流となってしまったので、お店としての需要が減少し、閉店せざるを得なくなったというのが実情です。

現在でも銀塩カメラの愛好者が居ない訳ではありませんが、必ず現像が必要だった時代と比較すると、写真屋さんの利用者の激減は避けられないところです。

「寫眞」を使った例文2

「昔からある有名な寫眞館に行ってきた」

現在でも「寫眞館」という名前で写真屋さんを営業している店舗もいくつか存在しています。

その中でも有名なのが、茨城県の土浦市にある「仲澤寫眞館」です。

この店舗の創業は明治25年で、写真技能士による記念写真や各種の証明写真の撮影でも有名です。

写真技能士とは、写真店において、きちんとした撮影ができるという証明になる資格です。

これを持っていなくても撮影することができますが、いわゆる「お墨付き」だと考えていいでしょう。

「寫眞」は「写真」と書いたほうがいい!旧字体とは?

「寫眞」は「写真」と書いたほうがいい!旧字体とは?

先にも挙げましたが、現在「写真」「寫眞」と表記することはまずありません。

また、「寫眞」のような旧字体は、メディアでは固有名詞でない限り、まず使わないようにしているので、画面などで見掛ける機会もほとんどないでしょう。

明治〜昭和時代までのことを書く際には、遭えて「寫眞」と書くと、その当時の雰囲気が出るというものですが、そのような用途以外では使わない方がいいでしょう(例文で挙げた「仲澤寫眞館」などの固有名詞の場合は除きます)。

「寫眞」の英語や解釈

「寫眞」の英語や解釈

「寫眞」は、英語では“photograph”(フォトグラフ)と表現します。

もちろん「写真」も一緒です。

ただ、この言葉は少々堅い表現になるので、スマホで撮った程度のものであれば、“picture”といった言葉でも構いません。

コンパクトカメラやスマホなどでの撮影なら、“take a picture”(写真を撮る)でいいでしょう。

この表現は、そのような簡単な撮影のことになります。

本格的な撮影となると、“photograph”の方を使った方がいいでしょう。

同様に、“take a photograph”「撮影する」となります。

icon まとめ

寫眞は、今ではほとんど見掛けない言葉ですが、「写真」の古い表記です。

意味も全く一緒なので、そうとだけ覚えておけばいいでしょう。