「賑やか」の意味とは?「賑やか」と「うるさい」の違い・読み方・対義語・類語・英語
「賑やか」という言葉はよく使われる表現ですよね。
しかし、それならば「賑やか」という言葉がどのような意味を持っているのかきちんと理解できているでしょうか。
また、「賑やか」な状態とうるさい状態というのはどのように違うのでしょうか。
ここでは「賑やか」という表現について紹介します。
目次
- 「賑やか」の意味とは?
- 「賑やか」の読み方
- 「賑やか」の英語(解釈)
- 「賑やか」の対義語
- 「賑やか」の言葉の使い方
- 「賑やか」を使った言葉と意味を解釈
- 「賑やか」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「賑やか」と「うるさい」の違い
- 「賑やか」の類語や類義の表現
「賑やか」の意味とは?
「賑やか」という表現は賑わう様子を指しています。
「人手が多く、活気がある様子を表し、繁盛していたり、うるさいほど陽気によくしゃべる状態」を指しているのです。
「陽気にする」という意味合いもあり、良い意味で使われることがほとんどです。
多くの人が笑っていたり、楽しそうに話をしていたりなど、肯定的に表現する言葉でもあります。
「賑やか」の読み方
「賑やか」という言葉は「にぎやか」と読みます。
実際はひらがなで描かれることも多く、漢字で書かれる事はあまりありません。
しかし、漢字で書かれていたとしてもしっかり読めるようにしておきたいものです。
「賑やか」の英語(解釈)
「賑やか」という表現を英語にすると“busy”という言葉が使えます。
活気がある、という意味であり、多くの人で賑わっている、などという意味を指しています。
もしも楽しそう、陽気である、という意味を表すのであれば“energetic”などといった言い回しも可能です。
例えば「あの人はいつも賑やかだね」というのであれば、“she’s full of life”などといった言い回しも可能です。
先ほども述べた通り、「賑やか」というのは肯定的な意味合いで使われることが多いですので、英語においてもネガティブな言い回しを持たない表現を使うようにしましょう。
「賑やか」の対義語
「賑やか」という表現の対義語は寂しいという言葉になります。
寂しいという言葉には心が満たされずに物足りない気持ちであるという状態を意味する場合もありますが、「賑やか」という表現の対義語での寂しいの場合、人の気配がなくてひっそりしている、という状態を指しています。
確かに、昼間はどれだけ賑わっていたとしても、人通りが少なくなった場所はとても寂しく感じますよね。
「賑やか」の言葉の使い方
先ほども述べた通り、「賑やか」という表現はあくまでも肯定的な場合に使われます。
悪い意味では使われることがありません。
逆に、例えば「賑やか」すぎて周りに迷惑をかけるような子供に対し、「お宅のお子さんはとても賑やかで」などと、わざと「賑やか」という表現を使うこともあります。
そのため、例えば学校の先生などから「賑やか」だと言われた場合、本来はうるさいと批判的に言われている可能性もあるのです。
「賑やか」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「賑やか」という表現を使った言葉を紹介します。
にぎやかな様子、そして「賑やか」な雰囲気、という言い回しはよく使われる表現ですので、ぜひ知っておきましょう。
- 「賑やかな様子」【にぎやかなようす】
- 「賑やかな雰囲気」【にぎやかなふんいき】
「賑やかな様子」【にぎやかなようす】
様子という表現は外から見て分かるものごとの状況や状態を指します。
それに対してにぎやかな様子と言えば、外から見て「賑やか」に見える状態、「賑やか」な状況、ということになります。
例えば、お祭りなどは周りから見ても「賑やか」であることがわかりますね。
そのため、お祭り等はにぎやかな様子がうかがえるということになります。
「賑やかな雰囲気」【にぎやかなふんいき】
雰囲気というのはその場を満たす一般的な気分や空気を指しています。
そのため、「賑やか」な雰囲気というのは空気が「賑やか」であるということになるのです。
例えばお祭りなどでは「賑やか」な雰囲気が漂いますね。
多くの人が集まり、活気がある、という状態になるのです。
「賑やか」を使った例文や短文・意味を解釈
ここでは「賑やか」という表現を使った例文をいくつか紹介します。
どのような場面で使われるのか、ぜひ知っておきたいものです。
- 例文1
- 例文2
例文1
「児童館にはいつも賑やかな雰囲気が漂っている」
地域には子供たちが集まって遊んだり、絵本を読んだりできる児童館がありますよね。
その児童館には子供たちやお母さんたちが集まり、常に笑い声が響いています。
そのような児童館は常に「賑やか」な状態にあるのではないでしょうか。
もしかしたら、中には大人が注意をしても走り回る、などという子供もいるかもしれませんね。
例文2
「彼女はいつもとても賑やかで多くの人に好かれている」
友人の中には、いつもとても陽気であり、「賑やか」だという人もいるのではないでしょうか。
確かに「賑やか」すぎるのも困りものですが、いつも周りに笑顔を振りまける人は多くの人に好かれますよね。
ただし、常に「賑やか」というのも考えものです。
場面に応じて静かにできるなどという技術を身に付けておきましょう。
「賑やか」と「うるさい」の違い
「賑やか」という表現は活気がある、陽気ななどという意味を持ち、肯定的な意味を持ち合わせています。
しかしうるさいというのはマイナスのイメージを持つ言葉です。
うるさいという表現はなんやかんやと口やかましい、物音が大きすぎて耳障りであるなどという意味を持ち、ネガティブなイメージを持つ表現になります。
「賑やか」の類語や類義の表現
ここでは「賑やか」という表現の類義語を紹介します。
様々な言い回しを覚えておくことが大切です。
- 快活【かいかつ】
- 活動的【かつどうてき】
快活【かいかつ】
快活というのはキビキビしていて元気な様子を指しています。
「賑やか」と同様、陽気な状態、元気な状態を表しており、活気がみなぎっている様子を表します。
また、「賑やか」という表現と同じく肯定的な意味で使われます。
また、活力とエネルギーに満ち溢れているという意味合いも持っています。
活動的【かつどうてき】
活動的という言葉は元気よく動き働く様子、活発な様子、あるいは活動するのに適している状態を指しています。
「賑やか」という表現と同様、肯定的な意味を持っており、元気な状態を表します。
「賑やか」という表現はうるさいという言葉と違い、肯定的な意味合いを持っているということを覚えておきましょう。
そのため、誰かに対してうるさいと言えない場合、わざと「賑やか」という言葉を使う場合もあります。
そのため、「賑やか」だと言われた場合、自分の言動を見直すことも大切です。
その一方で、活気がある、人通りが多く陽気であるなどという場合も「賑やか」という表現が使われますので、ぜひ覚えておきたい言葉です。