「てんやわんや」とは?意味や類語!英語や使い方!俗語
「てんやわんや」という言葉の意味や語源を紹介します。
さらに「てんやわんや」の類語や、「てんやわんや」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「てんやわんや」とは?
- 「てんやわんや」を使った例文や短文
- 「てんやわんや」の類語や類似表現
「てんやわんや」とは?
みなさんは「てんやわんや」という言葉を知っているでしょうか。
「昨日の飲み会は、てんやわんやだった」などと、「てんやわんや」を使いこなしている人もいるかもしれません。
一方で、「てんやわんや」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「てんやわんや」の意味や語源を紹介します。
- 「てんやわんや」の意味
- 「てんやわんや」の語源
「てんやわんや」の意味
「てんやわんや」という言葉の意味を紹介します。
「てんやわんや」には、「大勢の人がそれぞれ勝手に騒ぎ立てる様子、それぞれ勝手に混乱する様子」という意味があります。
「飲み会がてんやわんやだった」という場合は、飲み会に参加した人が、勝手な振る舞いをして、場が荒れて混乱した様子という意味があります。
「てんやわんや」の語源
「てんやわんや」という言葉には、どのような語源あるでしょうか。
「てんやわんや」は「てんでん」と「わや」という言葉が元になっているとされています。
「てんでん」は「てんでんばらばら」という言葉があるように、「それぞれが、思い思いに行動する」という意味があります。
「わや」は関西弁のひとつで「無理」または「無茶」という意味があります。
「てんでんわや」が、語呂を良くするため「てんやわんや」になったのが、この言葉の始まりとされています。
「てんやわんや」を使った例文や短文
次に「てんやわんや」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「てんやわんや」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「てんやわんや」を使った例文1
- 「てんやわんや」を使った例文2
「てんやわんや」を使った例文1
「同窓会の途中で、全員が酔い、『てんやわんや』になる」
この例文のような荒れた同窓会に出席した経験があるかもしれません。
初めは品よく再会を喜んでいた参加者が、酒に酔うとともに行動が大胆になり、最終的にカオスになってしまうような時に、「てんやわんや」という言葉を使います。
後で振り返れば「てんやわんやの同窓会」も良い思い出になるかもしれません。
「てんやわんや」を使った例文2
「引越しの途中で、友達がふざけ出し『てんやわんや』になる」
この例文のように、引越しを安く上げようとして、友達に手伝いを求めたら、滅茶苦茶な引越しになってしまったという経験があるかもしれません。
また友達に御馳走する費用が高くつき、引越し屋を頼んだ方が安く済んだというケースもあるでしょう。
「てんやわんや」の類語や類似表現
「てんやわんや」の類語や、類似表現を紹介します。
「てんやわんや」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「収拾がつかない」【しゅうしゅうがつかない】
- 「カオス」【かおす】
「収拾がつかない」【しゅうしゅうがつかない】
「収拾がつかない」には「混乱をおさめられない」「状態を整えられない」という意味があります。
「部屋が散らかって、収拾がつかない」という場合は、部屋を整理整頓できないという意味になります。
また「飲み会の収拾がつかない」という場合、「飲み会がてんやわんやになる」と似た意味になります。
「カオス」【かおす】
「カオス」は「混沌」という意味があるカタカナ語になります。
誰もが勝手なことをしたり、不条理な行動をとった時、その場が「カオス」になってしまいます。
飲み会でケンカが始まり、泣いている人や笑っている人、酔って寝ている人などがいる場面は「カオス」と呼ぶのにふさわしい状態でしょう。
「てんやわんや」という言葉について見てきました。
これを機会に、会社の飲み会やサークル活動中などに、みんなが勝手なことをして、収拾がつかなくなった時に、「てんやわんや」という言葉を使ってみましょう。