「意気揚々」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
「意気揚々」の意味や類語を紹介します。
さらに「意気揚々」の使い方や、「意気揚々」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「意気揚々」の意味とは?
- 「意気揚々」の類語や言い換え・似た言葉
- 「意気揚々」の言葉の使い方
- 「意気揚々」を使った例文
- 「意気揚々」を使った言葉と意味を解釈
「意気揚々」の意味とは?
「意気揚々」という言葉を知っているでしょうか。
何となく威勢のいい言葉だという事は、文字を見ただけで予想できるかもしれません。
また「意気揚々」という言葉が好きで、頻繁に使うという人もいるかもしれません。
一方で、「意気揚々」の読み方や意味がまるで分からないという人もいるでしょう。
特に若い世代の人は、四文字熟語に対して親しみが無い可能性があります。
そこで気持ちが良くなるような四文字熟語のひとつ、「意気揚々」の読み方や意味を紹介していきます。
- 「意気揚々」の読み方
- 「意気揚々」の意味
「意気揚々」の読み方
「意気揚々」は「いきようよう」と読みます。
「意気」は「いき」、「揚々」は「ようよう」と読みます。
「いきあげあげ」など、間違った読み方をしないように、これを機会に「意気揚々」は「いきようよう」と読む事を覚えておきましょう。
「意気揚々」の意味
「意気揚々」にはどのような意味があるでしょうか。
「意気揚々」には、「いかにも誇らしげで、得意そうな様子」という意味があります。
例えば、「戦に勝って、『意気揚々』と引き上げる」という文章の場合は、戦いに勝って誇らしげで、得意そうな様子の武将の姿をイメージする事ができます。
「揚々」は最近のカタカナ語で言えば、「アゲアゲ」という言葉と言い換えられるような言葉です。
小鼻を膨らまして得意げにしている人の姿をイメージしながら、「意気揚々」という言葉を覚えると、意味を間違えにくいかもしれません。
このように「意気揚々」には、「いかにも誇らしげで、得意そうな様子」という意味があります。
「意気揚々」の類語や言い換え・似た言葉
「意気揚々」の類語や、言い換えられるような似た意味の言葉を紹介します。
どの言葉と「意気揚々」は言い換えられるのかを知ると、知性的な面が際立つかもしれません。
- 「誇らしい」【ほこらしい】
- 「優越感に浸る」【ゆうえつかんにひたる】
- 「鼻が高い」【はながたかい】
- 「鬼の首を取ったよう」【おにのくびをとったよう】
「誇らしい」【ほこらしい】
「誇らしい」という言葉には、「自慢したい気持ちである」という意味があります。
例えばテストで100点を取った時は、誰かに自慢したくなるのではないでしょうか。
このような場面で、「誇らしい」という言葉を使う事ができます。
「意気揚々」と、とても似ている言葉ですので、簡単な言葉に換えたい時は、「誇らしい」を使って見てはいかがでしょうか。
「優越感に浸る」【ゆうえつかんにひたる】
「優越感に浸る」という言葉も、「意気揚々」に似ている言葉です。
「優越感に浸る」には、「自分が他よりも優れていると感じて誇らしい様子」という意味があります。
例えば得意のスポーツをしている時に、「優越感に浸る」人は多いかもしれません。
一緒にプレーしている人の中で、いちばん上手だと感じられる時は、誰でも自分の事を誇らしいと思うでしょう。
「鼻が高い」【はながたかい】
「鼻が高い」という言葉も良く使う言葉です。
「鼻が高い」には「自慢したい事がある様子、得意げな様子」という意味があります。
例えば「息子が一流大学に進学して、『鼻が高い』」という場合は、息子が一流大学に進学した事を、自慢したいと思っている両親の気持ちを見てとる事ができます。
また「鼻が高い」には、高慢になっているという、少しネガティブな意味も含まれています。
「調子に乗っている」と思われるくらい、得意げな人のことも、「鼻が高くなっている」と言い表す事ができます。
「鬼の首を取ったよう」【おにのくびをとったよう】
「鬼の首を取ったよう」という言葉もあります。
この言葉には「非常に得意げな様子」という意味があります。
「意気揚々」や「鼻が高い」よりもさらにレベルが高い、得意げな様子を言葉にしたい時に、「鬼の首を取ったよう」という言葉を使ってみましょう。
「意気揚々」の言葉の使い方
「意気揚々」はどのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。
「意気揚々」には、「いかにも誇らしげで、得意そうな様子」という意味があります。
自分がそのような様子になっている時、または周囲の人が誇らしげで、得意そうな様子になっている時に、「意気揚々」という言葉を使ってみましょう。
例えばスポーツの勝者は、「意気揚々」としている可能性が高いはずです。
また仕事で結果を出した人も、「意気揚々」としている場合が多いでしょう。
さらに素敵な異性と一緒に歩いている人も、「意気揚々」としている可能性が高いでしょう。
このように様々な場所で、誇らしげで、得意そうな様子をしている人をも見た時に、「意気揚々」という言葉を使ってみましょう。
「意気揚々」を使った例文
「意気揚々」を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における、「意気揚々」を使った例文を見て、「意気揚々」という言葉の使い方を知りましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
ビジネスシーンにおける、「意気揚々」を使った例文を紹介します。
「大口の契約を取った営業部の○○さんが、『意気揚々』と出社してきた」、「素敵な女性との結婚が決まった社員が、『意気揚々』と廊下を歩いている。
俺も素敵な女性と結婚できたらいいな」、「あそこを『意気揚々』と歩いているのが、今年いちばん期待されている新人のA君です」などです。
大口契約を取った時など、仕事で結果を出したばかりの時期は、誰でも「意気揚々」とするのではないでしょうか。
例文2
日常的な場面における、「意気揚々」を使った例文を紹介します。
「パチンコで大量の出玉を得た。『意気揚々』と居酒屋に行き、祝勝会を開いた」、「『意気揚々』とデートにでかけたが、フラれて帰ってきた。まさか付き合って一週間でフラれてしまうとは思わなかった」、「焼きたてのパンを購入する事ができて嬉しい。『意気揚々』と歩いていたら、『いいことあったの?』とクリーニング屋さんに声を掛けられた」などです。
焼き立てのパンをタイミングよく購入できただけでも、得意げな気持ちになる事があります。
また「意気揚々」と出かけた先で、ガッカリする出来事に遭遇する事もあるでしょう。
「意気揚々」を使った言葉と意味を解釈
最後に「意気揚々」を使った言葉と、その解釈を紹介して行きます。
「意気揚々」を使った定型句とも言えるような、良く使う言い回しですので、覚えておくと便利でしょう。
- 「意気揚々と話す」
- 「意気揚々と生きる」
「意気揚々と話す」
「意気揚々と話す」という言い回しがあります。
得意げで調子に乗っている人独特の話し方と言えるでしょう。
あまり調子に乗り過ぎると、嫌われてしまいますが、自分に自信を持つ事も大切です。
「意気揚々と話す」という言葉は、ほとんどの場合、ポジティブに受け取られるでしょう。
特に仕事先での営業トークなどは、暗くて自信なさそうに話すよりも、「意気揚々と話す」事が大切になります。
「意気揚々と生きる」
「意気揚々と生きる」という言い回しも、使うケースが多い言葉です。
実際に「意気揚々と生きる」事ができている人が使うというより、人生の目標の一つとして口にする事が多い言葉かもしれません。
この言葉のように、いつでも自信を持って、少し得意げに生きていけたら楽しいでしょう。
「意気揚々」という言葉の意味や使い方を見てきました。
言葉の意味を知ると、「意気揚々」という文字を見るだけで、気持ちが高揚するようになるかもしれません。
人生の中で、どれだけ「意気揚々」と過ごせる時間を作る事ができるかが、幸せかどうかのバロメーターになるかもしれません。
みなさんも、「意気揚々と生きる」事を、人生の目標のひとつにしてみてはいかがでしょうか。