「優越感に浸る」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「優越感に浸る」という表現を知っているでしょうか。
誰でも1度は感じた経験を持つかもしれませんね。
ここでは「優越感に浸る」という表現について紹介していきます。
目次
- 「優越感に浸る」とは?
- 「優越感に浸る」を分解して解釈
- 「優越感に浸る」の表現の使い方
- 「優越感に浸る」を使った例文と意味を解釈
- 「優越感に浸る」の類語や類義語・言い換え
「優越感に浸る」とは?
「優越感に浸る」というのは自分の方が相手よりも優れていると感じ、満足するという意味です。
人間ならば誰しも持つ感情ですね。
誰でもウサギとカメ、というイソップ童話を知っているのではないでしょうか。
ウサギは「カメは遅い」と思いこみ、自分は競争をしても絶対に勝てると思っていたのです。
これこそまさに優越感に浸っていると言えますね。
しかし優越感に浸りすぎてしまうと負の影響が出るとも考えられており、これが「どうしてカメは遅いから、少し昼寝をしよう」とウサギが眠り込んでしまい、最終的に負けてしまった、という結果につながるのです。
自分のほうが優れているという感情を抱きすぎてしまうと、いつか相手に抜かされてしまう可能性が高まります。
- 「優越感に浸る」の読み方
「優越感に浸る」の読み方
「優越感に浸る」という表現は「ゆうえつかんにひたる」と読みます。
よく使われる表現ですのでぜひ知っておきましょう。
「優越感に浸る」を分解して解釈
ここでは「優越感に浸る」という表現を分解して紹介していきます。
- 「優越感」
- 「浸る」
「優越感」
優越感、というのは自分が他人よりも優れているという認識であり、自己肯定の感情だと思言われています。
優等感と言われることもあり、自分のほうが優れているという感覚を指します。
誰でも1度は抱いたことがある感情だと考えられます。
「浸る」
浸る、という表現には水などにつかる、びっしょり濡れる、という意味がありますが、転じて何かの境地に入りきる、という意味があります。
ある状態やある心境に陥っている、という意味を持ち、ここから抜け出すのは困難だという状況を表します。
例えば「毎日酒に浸っている」などという言い回しがありますね。
「優越感に浸る」の表現の使い方
他の人を見たとき、自分のほうが優れている、という事は誰でも感じるものなのではないでしょうか。
他の人の持ち物を見て「自分の持ち物の方が立派だ」と思ったり、他の人の服装を見て「自分の方がおしゃれだ」と思うこともあるでしょう。
これならば単なる優越感ですが、自分の方が優れているということを感じて安心する、満足する、という状態に至った場合、それは優越感に浸っていると言えるのです。
自分は英語が話せる、自分の方が賢い、などと感じて安心すれば、それは優越感に浸っているということになります。
「優越感に浸る」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「優越感に浸る」を使った例文1
- 「優越感に浸る」使った例文2
「優越感に浸る」を使った例文1
「彼女は英語が話せるという優越感に浸り、最終的には英語力を伸ばせませんでした」
周りの人よりも英語が話せるなどという気持ちになってしまうと、その結果勉強しなくなってしまい、最終的には遅れる、ということもあります。
グローバル化が進んだ昨今において英語は話せて当たり前だと言われているのですが、その一方でいまだに英語は競争道具にもなりますね。
自分の方が話せるなどと思い込んでしまった結果、数年後には他人の英語の方が上手だった、などということもあるかもしれません。
「優越感に浸る」使った例文2
「彼女は自分の宝飾品の方が豪華だという優越感に浸っている」
女性にとっては、自分のアクセサリーなどが誇りだという人もいるかもしれません。
周りの人よりも自分の方が高いものを身に付けている、より多くのものを身に付けている、などということで「優越感に浸る」人もいるかもしれません。
「優越感に浸る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「自尊心を満たす」【じそんしんをみたす】
- 「勝利を誇る」【しょうりをほこる】
「自尊心を満たす」【じそんしんをみたす】
自尊心を満たす、というのはその品格を大切にする気持ちを満たす、という意味になります。
自尊心というのは自分の考えや言動などに自信を持ち、外から干渉されないようにする態度、プライドを指しています。
「勝利を誇る」【しょうりをほこる】
勝利を誇る、というのは自分が勝利しているということで得意になる、という意味です。
あるいはその嬉しい気持ちを言動で人に示す、自慢する、ということもあります。
「優越感に浸る」というのは悪いことではありません。
しかし、あまりにも度が過ぎてしまうと最終的に周りに負けてしまうということもありますし、人間関係を悪化させてしまうこともあるでしょう。
優越感に浸りすぎないように注意していかなければいけませんね。