「意気」とは?意味や使い方!例文や解釈
「意気」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「意気」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「意気」とは?
- 「意気」の表現の使い方
- 「意気」を使った言葉と意味を解釈
- 「意気」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「意気」の反対語
- 「意気」の類語や類義語・言い換え
- 「意気」の英語と解釈
「意気」とは?
「意気」とは、何か物事をしようという積極的な心持ち、気構え、気持ちの張りが強いことを言います。
- 「意気」の読み方
「意気」の読み方
「意気」とは「いき」と読みます。
「意気」の表現の使い方
「意気」とは、何かをしようという積極的な心持ち、元気といった意味で使う言葉です。
また気持ちの張りが強い、根性、意気地といった意味合いもあります。
例えば試合、仕事など積極的に頑張る姿勢を見せた時には「その意気で、頑張れ」などと言います。
これは積極的に頑張っていると認めた上で、その調子でいけばきっと上手くいくという応援の意味合いとなります。
逆に元気がないこと、沈むことを「意気消沈」「意気阻喪」(いきそそう)と言います。
失敗した時、上手く行かない時などは「すっかり意気消沈している」などと言い表します。
「意気」を使った言葉と意味を解釈
それでは「意気」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「意気が揚がる」
- 「意気消沈」
- 「意気投合」
- 「意気天を衝く」
「意気が揚がる」
「意気が揚がる」とは物事をしようという意気込みが盛んであることを言います。
元気になる、活気づくといった意味合いです。
「大きな仕事が成功し会社の名前が有名になれば、社員たちもますます意気が揚がるというものだ」「先にリードを奪ったことで、チームの意気が揚がる」などと使います。
「意気消沈」
「意気消沈」とは元気を失くして、沈み込むことを言います。
「絶対に上手くいくと期待していただけに、ショックは大きく意気消沈している」「簡単なことを間違ったことで自信を失くし意気消沈する」という風に使います。
「意気投合」
「意気投合」とは、相手との気持ちが一致すること、相性が合うことなどを言います。
「趣味が同じということで、初めて会った時から彼とは意気投合したのだった」「性格は違うのだけど、なぜだか意気投合して付き合うことになった」などと使います。
「意気天を衝く」
「意気天を衝く」とは、意気込みが非常に盛んであることを言います。
「彼女の様子は、まるで意気天を衝くという感じで、とても張り切っているよ」などと使います。
「意気」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「意気」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「意気」を使った例文1
- 「意気」を使った例文2
「意気」を使った例文1
「格下に見ていた相手に負けて、すっかり意気消沈している」
「意気消沈」とはすっかり元気を失くすこと、沈むことを言います。
例文のように、自分より格下だと思っていた相手に負けることは、自信を失いますし、油断していたことに自己嫌悪して、元気を失うこととなるのです。
そのような心の状態を「意気消沈」という言葉で言い表しています。
「意気」を使った例文2
「徐々に実力をつけて良い結果も出ていることから、彼らも自然と意気が揚がってくるというものだ」
「意気が揚がる」とは物事をしようとする意気込みが盛んになるという意味で使う言葉です。
例文のように、努力をして実力がついていくことで自信が生まれ、さらに上を目指そうという気持ちが強くなってくる時などに「意気が揚がる」という言い回しを使います。
「意気」の反対語
「意気」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「無気力」【むきりょく】
- 「覇気がない」【はきがない】
「無気力」【むきりょく】
「無気力」とは気力がないこと、自分から積極的に何かをしようという意欲がないことを言います。
「何事にも無気力な様子」「無気力から立ち直りたい」などと使います。
「覇気がない」【はきがない】
「覇気がない」とは自分から進んで何かをしようという意気込みがないことを言います。
「彼女はこのところ、覇気がないが、どうしたのだ」「生徒たちに覇気がないのは、何か理由があるはずだ」などと使います。
「意気」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「意気」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「気力」【きりょく】
- 「精力」【せいりょく】
- 「活力」【かつりょく】
- 「生気」【せいき】
- 「バイタリティー」【ばいたりてぃー】
「気力」【きりょく】
「気力」とは困難、障害に負けず物事をやり通す強い気持ち、気合といった意味になります。
「最後は気力で乗り切った」「ゆっくり休み、今は気力十分だ」などと使います。
「精力」【せいりょく】
「精力」とは物事をやり抜く心身の元気、根気、スタミナという意味があります。
「当時は、精力にあふれていたので、ばりばりと仕事をこなしていた」「ストレスが沢山で、さすがの私も精力が尽きる」などと使います。
「活力」【かつりょく】
「活力」とは活動力、生命力といった意味で使う言葉です。
「仕事の後の一杯が明日への活力になる」「活力にあふれた職場にしたい」という風に使います。
「生気」【せいき】
「生気」とは活き活きとした気力、活気という意味になります。
「生気がない様子」「生気に満ちている」などと使います。
「バイタリティー」【ばいたりてぃー】
「バイタリティー」とは活力、生命力、生活力といった意味で使います。
「彼はバイタリティーにあふれた人だ」「どうやったらあんな風にバイタリティーに富むことができるのだろうか」などと使います。
「意気」の英語と解釈
「意気」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“spirit”(元気)、“energy”(精力)、“morale”(士気)、という英単語を使います。
「意気」の意味合いに合わせて選ぶようにしましょう。
例文は“be in high spirits”、“be full of energy”(意気盛んである)、“That's the spirit!”(その意気だ!)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「意気」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。