「実績」とは?意味や使い方!例文や解釈
「実績」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「実績」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「実績」とは?
- 「実績」の表現の使い方
- 「実績」を使った言葉と意味を解釈
- 「実績」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「実績」の反対語
- 「実績」の類語や類義語・言い換え
- 「実績」の英語と解釈
「実績」とは?
「実績」とは実際にやり遂げたこと、成果、業績といった意味になります。
また過去において、実際に生産、消費した物質の量という意味もあります。
- 「実績」の読み方
「実績」の読み方
「実績」とは「じっせき」と読みます。
「実績」の表現の使い方
「実績」とは、実際にやり遂げた成果、業績という意味があります。
その人の過去にしてきたことに関して、いい意味で使われることもあれば、悪い意味合いで使われることもあります。
例えば「過去に大失敗をした実績があるから、今回も不安だ」などと言う場合は、過去に失敗したことを皮肉って言っていることになります。
「実績」とは簡単に言えば、その人、団体などが過去にしてきたこと、という意味です。
「実績を買われて、抜擢された」と言いますのは、過去にしてきたことが素晴らしい、それなりの成果を上げているということを評価されて選ばれたといういい意味合いになります。
「実績」はいい意味合いで使われることが多いのですが、悪い意味で使う時は皮肉や悪口となりますので、使い方には気をつけるようにしましょう。
「実績」を使った言葉と意味を解釈
「実績」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「実績がない」
- 「実績を上げている」
- 「実績に頼り過ぎる」
「実績がない」
「実績がない」とは、今現在において、実際にやり遂げた成果、業績がないことを言います。
例えば、やる気があったり、実力を備えていたとしても、過去に何も成し遂げていないとなれば実際のところの力量はわからないということになります。
仕事においては現在の力量があるかどうかわからない時には「実績」がある方が有利になる場面も多いのです。
「我々にはまだこれだと言える実績がないのがネックだ」「彼は実績がないだけで、力量は申し分ないので思い切って任せてみてはどうでしょうか」などと使います。
「実績を上げている」
「実績を上げている」とは成果、業績が出ていることに使う言葉です。
「彼女に実力があるようにはとても見えないが、実績を上げている以上は認めなければならないだろう」「あの会社はどんどん実績を上げている、うちが追い越されるのは時間の問題だ」などと使います。
「実績に頼り過ぎる」
「実績に頼り過ぎる」とは、過去の成果、業績などに依存していることを言います。
つまり、過去の栄光が忘れられなかったり、努力を怠ったりすることも含みます。
「会社の実績に頼り過ぎるのではなく、それぞれが、自分らしさで勝負して欲しい」「今がどうであるかが大事なので、過去の実績に頼り過ぎるのは危険だ」「彼女は自分のこれまでの実績に頼り過ぎて、新たな努力をすることをしていません」などと使います。
「実績」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「実績」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「実績」を使った例文1
- 「実績」を使った例文2
「実績」を使った例文1
「彼女には確かに実績はあるが、これは過去のことであって今現在はどうなのかという話だ」
「実績」とは実際にやり遂げた成果、業績のことを言います。
仕事などでは確かに「実績」があることは大事です。
しかしあまりにも過去のことであるならば、それだけで判断するのはどうかということを例文は伝えているのです。
「実績」を使った例文2
「実績を買われて栄転したと聞くが、それから目立った活動はしていないようだ」
これまでの、成果、業績を認められることを「実績を買われて」と言います。
「実績」の反対語
「実績」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
「実績」には明確な反対語はありません。
ですが、意味合いから当てはまる言葉を探してみました。
- 「未経験」【みけいけん】
「未経験」【みけいけん】
「未経験」とはまだ経験をしていないことを言います。
「この仕事は未経験でも大丈夫だ」「この分野においてはまったく未経験なので、参入することは不安が大きい」などと使います。
「実績」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「実績」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「事績」【じせき】
- 「業績」【ぎょうせき】
- 「功績」【こうせき】
- 「成果」【せいか】
「事績」【じせき】
「事績」とはある人が、成し遂げた仕事、業績のことを言います。
「業績」【ぎょうせき】
「業績」とは事業、研究などで、成し遂げたことを言います。
「うちの会社は今はすっかり業績主義なので、僕はかなり不利だ」「業績不振でリストラ対象になってしまった」「ヒット商品を出して、必ず業績を上げるつもりだ」などと使います。
「功績」【こうせき】
「功績」とは優れた成果、立派な働き、お手柄という意味があります。
「功績を残せるような人になりたい」などと使います。
「成果」【せいか】
「成果」とは成し遂げた結果のことを言います。
いい結果に対して使う言葉です。
「一年目にしてはまずまずの成果を収めることができた」「この仕事は成果主義なので、人柄はそれほど関係ない」などと使います。
「実績」の英語と解釈
「実績」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“performance”という単語を使います。
例文は“the economic performance of the company”(その会社の経営実績)となります。
いかがでしたでしょうか。
「実績」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。