「媚びる」とは?意味や使い方!例文や解釈
「媚びる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「媚びる」という言葉を使った例文や、「媚びる」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「媚びる」とは?
- 「媚びる」の英語と解釈
- 「媚びる」の表現の使い方
- 「媚びる」を使った例文や短文など
- 「媚びる」の類語や類義語・言い換え
- 「媚びる」の反対語
「媚びる」とは?
「媚びる」という言葉を知っているでしょうか。
身近に「媚びる」タイプの人がいるかもしれません。
今回は「媚びる」という言葉の意味を紹介します。
- 「媚びる」の読み方
- 「媚びる」の意味
「媚びる」の読み方
「媚びる」は「こびる」と読みます。
少し難しい言葉のため、読み間違えないようにしましょう。
これを機会に、「媚びる」は「こびる」と読みましょう。
「媚びる」の意味
「媚びる」という言葉の意味を紹介します。
「媚びる」には、「気に入られようとして、へつらうこと」という意味があります。
「へつらう」という言葉には、「媚を売って人の気に入るように振舞うこと」という意味があります。
そのため「媚びる」は、媚を売っ人に気に入られようとして振舞うことという意味になります。
このように、「媚びる」という言葉には、「気に入られよう(機嫌をとろう)としてへつらうこと」という意味があります。
「媚びる」の英語と解釈
次に「媚びる」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「媚びる」は英語で、“flatter”になります。
“flatter”という英語には「媚びる」という意味があります。
また“enrich”という英語にも「媚びる」という意味があります。
さらに“embellish”という英語にも、「媚びる」という意味があります。
このように「媚びる」という言葉を英語にしたい時は、“flatter”“enrich” “embellish”などの英語を使ってみましょう。
「媚びる」の表現の使い方
「媚びる」という言葉はどのような使い方をすればいいでしょうか。
「媚びる」には、人に気に入られようとして振舞うことという意味があるため、そのような態度を取っている人を見た時に、「媚びる」という言葉を使ってみましょう。
例えば、上司に気に入られようとして、好きでもないゴルフを一緒に楽しんでいるふりをしている人は、「上司に媚びて、ゴルフをしている」などと言います。
このように、気に入られることを目的に振る舞っている人を見た時は、「媚びる」という言葉を使ってみましょう。
「媚びる」を使った例文や短文など
続いて「媚びる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「媚びる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「媚びる」を使った例文1
- 「媚びる」を使った例文2
「媚びる」を使った例文1
「Aさんは男性を見ると、すぐに『媚びる』ため女性から白い目で見られる」
この例文はAさんという女性が、男性を目の前にすると、すぐに気に入られようとして、振る舞うため、女性の仲間たちから、冷たい視線を浴びているという文章になります。
このように男性の前になると態度を変えるような、「媚びる」女性は、同性からあまり好かれないかもしれません。
「媚びる」を使った例文2
「B課長は、部下には厳しい態度を取るが、社長に対してはすぐに『媚びる』」
この例文に登場するB課長のような上司を持っている人もいるかもしれません。
B課長は、部下と社長に対する振る舞いを使い分けていて、部下には厳しく、社長にはとにかく好かれようと振る舞うようです。
このような態度は、ある程度は当たり前と言えるかもしれませんが、度が過ぎれば部下の信頼を失ってしまうかもしれません。
「媚びる」の類語や類義語・言い換え
「媚びる」の類語や類似表現を紹介します。
「媚びる」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「取り入る」【とりいる】
- 「阿る」【おもねる】
- 「迎合」【げいごう】
- 「おべっか」【おべっか】
「取り入る」【とりいる】
「取り入る」という言葉には、「相手にへつらって、気に入られようとする態度」という意味になります。
「媚びる」と似た意味を持つ言葉のため、言い換えに使えます。
「権力者に取り入る」という言葉には、権力を持った力の強いものに、へつらって気に入られようとするという意味があります。
「阿る」【おもねる】
「阿る」という言葉には、「「人に好かれるため(嫌われないため)にへつらうこと」という意味があります。
「上司に阿る」という言葉には、上司の機嫌を取って、気に入られようとすることという意味があります。
「迎合」【げいごう】
「迎合」という言葉には、「自分の意に反ってでも、相手に気に入るように調子を合わせること」という意味があります。
例えば権力者が白だと言ったら、本当は黒だと思っていても、白だと調子を合わせる時、「権力者に迎合する」と言います。
「おべっか」【おべっか】
「おべっか」という言葉には、「自分の利益になるような人の機嫌を取ること」という意味があります。
たとえば取引先の機嫌を取り、仕事をもらおうとする態度は、「おべっか」と言います。
「媚びる」の反対語
最後に「媚びる」の反対語を紹介します。
「媚びる」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「咎める」【とがめる】
- 「非難」【ひなん】
- 「取っちめる」【とっちめる】
「咎める」【とがめる】
「咎める」には、「過ちや罪をを面と向かって非難(指摘)すること」という意味があります。
「ミスを咎める」という文章には、ミスをした人を面と向かって非難することという意味があります。
「非難」【ひなん】
「非難」には、「悪い点などを責め咎める」という意味があります。
「ワガママな態度を非難する」という文章には、ワガママな態度を責め咎めるという意味があります。
「取っちめる」【とっちめる】
「取っちめる」という言葉には、「厳しく叱責」「言い訳できないほど、言葉で懲らしめる」という意味があります。
「彼氏をとっちめる」という時は、彼氏に正座などをさせ、動きを取れなくして、ひどく非難するという意味があります。
「媚びる」という言葉について見てきました。
誰かに気に入られようとしながら振る舞う様子の人を見た時、「媚びる」という言葉を使ってみましょう。