「おべっか」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「おべっか」は、昔の言葉ですが、今でも場合によっては使われています。
目次
- 「おべっか」の意味とは?
- 「おべっか」の表現の使い方
- 「おべっか」を使った例文と意味を解釈
- 「おべっか」の類語や類義語
「おべっか」の意味とは?
「おべっか」とは、本当はそうとは思って(考えて)いないにも関わらず、使う相手を喜ばせる為に言ったそれに対して使う表現です。
例えば、「その服は君にとても似合っている」と褒めている場合でも、それが本当にそのように思って言ったのでなければ「おべっか」になります。
本当はそう思ってはいないという点がポイントで、言ってしまえば相手の為の「嘘」だとも言うことができます。
「おべっか」の表現の使い方
「おべっか」の表現の使い方を紹介します。
いくら喜ばせようと思っても、無理な「おべっか」は反って機嫌を損ねてしまう結果になるかも知れないので注意しないといけません。
先の服の例はうまい「おべっか」の使い方だと言えそうですが、どう見てもボロボロの車に対して「素敵な車」だと使ってみたり、明らかに古いと分かる場合に「新品のようだ」などと表現してしまうのは、さすがに無理があるというものです。
言われた方がそうではない(おべっかだ)と分かっても、気分がよくなるように使うのが一番で、実際にはそのさじ加減が難しい場合が多いと言っていいでしょう。
「おべっか」を使った例文と意味を解釈
「おべっか」を使った例文と、その意味の解釈です。
明らかに「嘘」だと分かる「おべっか」であれば、使わない方がマシというものです。
- 「おべっか」を使った例文1
- 「おべっか」を使った例文2
「おべっか」を使った例文1
「おべっかばかり言っている人は信用できない」
相手を喜ばせる為だと言っても、いつもそんなことばかり言っている人は信用できないと思われてしまいがちです。
例えうまく使えたと思ったも、ほどほどにしておかないといけません。
「おべっか」を使った例文2
「明らかにおべっかだと分かったが、特に気分は悪くない」
明らかに誇張された褒め言葉ながら、悪くは感じなかったと使っています。
大袈裟なおべっかをそのようにとってもらえる場合もたまにありますが、相手によるところも大きいと考えてください。
「おべっか」の類語や類義語
「おべっか」の類語や類義語を紹介します。
これらの方が今ではよく見聞きする言葉です。
- 「お世辞」【おせじ】
- 「おべんちゃら」【おべんちゃら】
「お世辞」【おせじ】
現在では「おべっか」は、この「お世辞」と言い換えるのが適しています。
意味はそのまま現代風にした言葉だと考えていいでしょう。
「おべんちゃら」【おべんちゃら】
こちらも意味は全く一緒で、「そんなおべんちゃらはいいから」と使うと、「そんなおべっか(お世辞)は~」と言っているのと同じです。
「おべっか」は今ではそれほど聞かない言葉ですが、こちらの「おべんちゃら」は「お世辞」を崩した形としてそれなりに見聞きすることがあります。
今ではあまりこの「おべっか」とは使われず、同じ意味の上の2つの類語の方がよく使われています。
特に「お世辞」は日常でよく見聞きするのでお馴染みの言葉です。