「差配」とは?意味や使い方!例文や解釈
「差配」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「差配」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「差配」とは?
- 「差配」の表現の使い方
- 「差配」を使った言葉と意味を解釈
- 「差配」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「差配」の反対語
- 「差配」の類語や類義語・言い換え
- 「差配」の英語と解釈
「差配」とは?
「差配」とはとりさばく、とりしきる、処置するという意味があります。
また指図をする人、持ち主の代わりに貸し家、土地を管理することやそのような人という意味もあります。
- 「差配」の読み方
「差配」の読み方
「差配」と書いて「さはい」と読みます。
「差配」の表現の使い方
「差配」とは複数の意味がある言葉です。
とりさばく、とりしきるという意味では「業務の差配をする」という使い方になります。
また「差配」と言えば、そのまま「指図をする人」の意味にもなります。
「今日は差配がいないからわからない」という言い方です。
また持ち主に変わって、家、土地の管理を行うことやその人のことも「差配」と言います。
「詳しいことは差配人に任せてある」などと使います。
「差配」を使った言葉と意味を解釈
「差配」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「差配人」
- 「よろしくご差配ください」
- 「差配する」
「差配人」
「差配人」とは、持ち主に代わって、貸家、貸し土地の管理をする人のことを言います。
持ち主の場合は「大家」「大家さん」と言います。
「差配人」は持ち主ではなく、管理を任されている人と覚えておけばいいでしょう。
「差配人に聞いてください」「差配人に任せてあるので、私は店子さんとは直接かかわっていないのですよ」などと使います。
「店子」とは家を借りている人、借家人のことです。
「よろしくご差配ください」
「よろしくご差配ください」とは、とりしきってください、処置しておいてくださいという意味になります。
「資料をお送りしましたので、よろしくご差配ください」「そちらで、よろしくご差配ください」などと使います。
「差配する」
「差配する」とは、とりさばく、とりしきる、指図をするといった意味で使います。
「彼は慣れた様子でてきぱきと、差配する」「仕事の差配をする」「差配するが、一人だけ言うことを聞かない」などと使います。
「差配」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「差配」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「差配」を使った例文1
- 「差配」を使った例文2
「差配」を使った例文1
「〇〇さんは、仕事の差配が上手なのでやりやすかった」
「仕事の差配」とは仕事をとりしきる、指図をするといった意味で使います。
とりしきるのが上手であれば、仕事がやりやすくなり、下手であれば仕事がはかどらない、やりにくいということになるでしょう。
「差配」を使った例文2
「相続したとは言っても詳しいことはまだわからないので、引き続き差配人にお願いすることにした」
家、土地などの持ち主であれば「大家」と言いますが、持ち主ではないのですが、代わりに管理する仕事をすることを「差配」、またそのような人を「差配人」と言います。
「管理人」と同じような意味合いと覚えておくとわかりやすいでしょう。
例文は、持ち主であっても、自分で管理せず「差配人」にお願いするということを言っているのです。
「差配」の反対語
「差配」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「放任」【ほうにん】
- 「放置」【ほうち】
「放任」【ほうにん】
「放任」とは干渉しない、放っておくことを言います。
「部長は放任主義だから部下に細かい指示はしない人だよ」「放任していればアルバイトはサボってばかりいる」などと使います。
「放置」【ほうち】
「放置」とは放ったままにしておくことを言います。
「あの家は空家でそのまま放置で勿体ないな」「土地を放置しておくより、有効活用しましょう」「僕は上司から放置されているので出世の望みはない」などと使います。
「差配」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「差配」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「指図」【さしず】
- 「指揮」【しき】
- 「指導」【しどう】
- 「管理」【かんり】
- 「ディレクション」【でぃれくしょん】
「指図」【さしず】
「指図」とは他の者に言いつけてさせる、指示をするという意味になります。
「部下に指図する」「仕事の指図だけしてくるよ」などと使います。
「指揮」【しき】
「指揮」とは多くの人を指図し、統一ある動きをさせることを言います。
「私が指揮をとることになった」「彼らの行動を指揮する」「指揮官の言うことは素直に聞きなさい」などと使います。
「指導」【しどう】
「指導」とは意図した方向へ、教え導くことを言います。
「正しい指導でお願いします」「指導員がこれでは駄目でしょう」「指導的立場にある」という風に使います。
「管理」【かんり】
「管理」とは組織をとりしきる、施設を良い状態に維持するといった意味があります。
「管理がしっかりしてある」「この家の管理を任せてある」などと使います。
「ディレクション」【でぃれくしょん】
「ディレクション」とは指揮、命令、指導といった意味で使います。
「ディレクションできる人を探しているんですけど」「ディレクションが下手だと周りが困る」という風に使います。
「差配」の英語と解釈
「差配」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“act as agent”(差配する)となります。
他には“a land agent”(差配人)、“a real estate agent a realtor”(不動産の差配人)とも言います。
いかがでしたでしょうか。
「差配」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。