「屡々」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは「屡々」という漢字を目にすることはめったにないかと思います。
しかし、この言葉の読み方が分ければ、「何だそうか」と思うに違いありません。
それだけ身近な言葉なので、今回はこの「屡々」にフォーカスを絞り、その意味や活用場面を見ていきながら、考察していくことにします。
目次
- 「屡々」とは?
- 「屡々」の語源や由来
- 「屡々」の表現の使い方
- 「屡々」を使った例文と意味を解釈
- 5 . 「屡々」の類語や類義語・言い換え
「屡々」とは?
「屡々」は「しばしば」という読み方をして、「時々」、「よく」、「しょっちゅう」などを意味する表現です。
「しばしば」ということが分かれば、聞き慣れた言葉だと思うでしょう。
「屡々」の語源や由来
「屡々」の語源を調べてみると、「屡」は「繰り返されるさま」を意味する接頭語です。
それが繰り返した表現となったことから、「時々」などの解釈につながって行ったと考えられます。
「屡々」の表現の使い方
「屡々」は、時間的な頻度を意味している言葉でもあります。
そのことから、この言葉を使う場合は、自分や相手の行動を繰り返し強調されるケースとなります。
「屡々」は、使い方によっては、誠意を伝えたり、行動に対する評価に結び付くこともあります。
「屡々」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「屡々」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「屡々」を使った例文1
- 「屡々」を使った例文2
「屡々」を使った例文1
「僕はどうして友人の山田がそんな行動に出るのかが分らず、屡々、彼にその理由を尋ねたのです」
この例文では、「屡々」彼にその行動の理由を尋ねることで、真意を理解しようとしていたのだと思います。
人の考えや行動は、その人自身しか分からないことがあります。
そのような時は、相手に問いかけるしかありません。
しかし、あまりにもしつこく尋ねると嫌われてしまう可能性もあるので、「屡々」になってしまうのです。
「屡々」を使った例文2
「商品名毎に、屡々、検索頻度の高いキーワードを変えています」
この例文を目にして意味が理解者できた人は、IT系に造詣の深い人ではないかと思います。
「商品の検索キーワード」とは、インターネットで検索してヒットさせるためのキーワードです。
今やインターネットを使って知りたい情報を検索することが当たり前になっているのですが、ヒットさせる確率を高めるために「屡々」キーワードを変える必要があるのです。
5 . 「屡々」の類語や類義語・言い換え
では、ここで「屡々」に近い意味を持つ類義語にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「度々」【たびたび】
- 「時折」【ときおり】
「度々」【たびたび】
「度々」が「屡々」の類義語の1つとして使える言葉です。
「返す返す」、「いくえにも」、「一再ならず」、「再三」などの意味になります。
「屡々」と同じくらいによく使われる言葉です。
「度々」は意識しなくても、普段の会話の中で、頻繁に繰り返されるほどに耳にする言い回しかもしれません。
「時折」【ときおり】
「時折」も「屡々」と同じ意味を持つ言葉として、日常的に使われている言葉です。
「数回」、「返す返す」、「何度か」、「再三」などの意味で解釈することができます。
「私も時折、深く悩むことがあります」といったような場面で使われていますが、自分でも意識せずに使うことがあるのではないかと思います。
「屡々」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、普段の生活やビジネスシーンでも、耳にすることがある言葉なので、あまり意識して使うことがなかったと思います。
漢字表記をすると、かなり難しい言葉なので、どのように読むのか迷ってしまった人もいることでしょう。
これを機会に「屡々」の使い方を今一度振り返ってみるのもいいかもしれません。
これでさらに言葉の楽しさを堪能してみてください。