「隘路」とは?意味や使い方!例文や解釈
「隘路」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「隘路」という言葉を使った例文や、「隘路」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「隘路」とは?
- 「隘路」の類語や類似表現や似た言葉
- 「隘路」を使った例文や短文など
「隘路」とは?
「隘路」という言葉を知っているでしょうか。
アウトドア派の人は「登山に行き、隘路を通る」という経験があるかもしれません。
一方で、「隘路」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「隘路」という言葉の意味を紹介します。
- 「隘路」の読み方
- 「隘路」の意味
- 「隘路」の意味2
「隘路」の読み方
「隘路」は「あいろ」と読みます。
とても難しい感じが使われているため、初見で正しく読むのは難しいでしょう。
これを機会に「隘路」は「あいろ」と読みましょう。
「隘路」の意味
「隘路」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「隘路」には、「山間などの険しい通り道」という意味があります。
登山中に、険しい通り道を歩くしかないような時、「隘路に差し掛かる」などと言います。
このように「隘路」には、「山間などの険しい通り道」という意味があります。
「隘路」の意味2
「隘路」には「物事をする上で、妨げとなる困難」という意味があります。
一般的に「隘路」という言葉を使う時は、こちらの意味で使う機会が多くなるでしょう。
「会社を成功させるため、資金調達力の不足が、隘路になる」という時は、会社を成功させるための妨げになりそうなのが、資金調達力の不足という意味になります。
このように「隘路」には、「山間などの険しい通り道」という意味に加え、「物事をする上で、妨げとなる困難」という意味があります。
「隘路」の類語や類似表現や似た言葉
次に「隘路」の類語や類似表現を紹介します。
「隘路」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「険路」【けんろ】
- 「難路」【なんろ】
- 「悪路」【あくろ】
- 「泥道」【どろみち】
- 「支障」【ししょう】
- 「障壁」【しょうへき】
- 「暗礁」【あんしょう】
- 「ネック」【ねっく】
- 「足手まとい」【あしでまとい】
「険路」【けんろ】
「険路」には、「険しい道」という意味があります。
「険路を進む」という言葉には、「険しい道を進む」という意味があります。
登山中に険しい道が先に見えてきた時、「険路が間近に迫る」などと表現します。
「難路」【なんろ】
「難路」には、「通るのが困難な険しい道」という意味があります。
「難路に差し掛かり、立ち往生する」という時は、「通るのが困難な険しい道に到達して、動けなくなる」という意味があります。
「難路を避けるため、遠回りする」という時は、険しい道を避けるため、遠回りするという意味があります。
「悪路」【あくろ】
「悪路」には、「悪い道」という意味があります。
また「歩きにくい道」という意味があります。
散歩をしている時、「悪路に悪戦苦闘する」という時は、歩きにくい道を迎えて苦労するという意味があります。
「泥道」【どろみち】
「泥道」には「ぬかるみの道」という意味があります。
アスファルトでない道に、大雨が降った後、ぬかるみができますが、このような道を「泥道」と言います。
「支障」【ししょう】
「支障」には、「物事の進行に差し障ること」という意味があります。
「隘路」とよく似た意味があり、言い換えに使える言葉になります。
「仕事に支障が出る」という時は、仕事の進行に差し障りが出るという意味があります。
また「話し合いが支障なく終わる」という時は、話し合いが差し障りが出ずに終わるという意味があります。
「障壁」【しょうへき】
「障壁」という言葉には、「妨げ」という意味があります。
「成功の障壁になる人物」という時は、成功するための妨げになりそうな人という意味があります。
「障壁を取り払う」という時は、妨げを目の前から消すという意味があります。
「暗礁」【あんしょう】
「暗礁」という言葉には、「思いもよらない障害」という意味があります。
「暗礁に乗り上げる」という時は、思いもよらない障害にぶつかるという意味があります。
「計画が暗礁に乗り上げる」「操作が暗礁に乗り上げる」などという使い方をします。
そもそも「暗礁」は海面下に隠れて見えない岩という意味があり、船が岩にぶつかり動けなくなる様子を「船が暗礁に乗り上げる」と言います。
「ネック」【ねっく】
「ネック」というカタカナ語を知っているでしょうか。
「ネック」には、「妨げるもの」「障害」という意味があります。
「仕事のネック」という時は「仕事の障害」という意味があります。
「足手まとい」【あしでまとい】
「足手まとい」には、「活動の邪魔になる物」という意味があります。
例えばスポーツの、試合をする時、実力が低いメンバーは勝利の邪魔になってしまうかもしれません。
このような時、「足手まといになるかも」「足手まといにならないように頑張る」などの意味があります。
「隘路」を使った例文や短文など
「隘路」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「隘路」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「隘路」を使った例文1
- 「隘路」を使った例文2
「隘路」を使った例文1
「プロジェクトが、絶望的な『隘路』にぶつかった」
この例文には、企業が進めているプロジェクトなどが、希望のないような困難にぶちあたってしまったという意味があります。
それまで何とか進められたプロジェクトが、どうしようもない困難に当たってしまい、身動きできないような状態を文章にしたものです。
このように「隘路」には、何かを成し遂げるための困難という意味があります。
後世に残るようなプロジェクトは、このような「隘路」を乗り越えたものかもしれません。
「隘路」を使った例文2
「今日の行程は『隘路』を通行する可能性があるため、注意が必要だ」
この例文は、登山グループなどが登山前に事前に注意点を確かめている場面になります。
その日の行程に険しい道を通る予定がある時は、その旨を参加者に伝えて注意を促す必要があるでしょう。
また、できるだけ「隘路」を通過しないで済むような行程を企画した方がいいでしょう。
このように「隘路」には、山間の険しい道という意味もあります。
「隘路」という言葉について見てきました。
山間にある険しい道を言葉にしたい時、何かを成し遂げるための困難になりそうな物事を言葉にしたい時、「隘路」という言葉を使ってみましょう。