「苛立ち」とは?意味や使い方!例文や解釈
「苛立ち」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「苛立ち」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「苛立ち」とは?
- 「苛立ち」の表現の使い方
- 「苛立ち」を使った言葉と意味を解釈
- 「苛立ち」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「苛立ち」の反対語
- 「苛立ち」の類語や類義語・言い換え
- 「苛立ち」の英語と解釈
「苛立ち」とは?
「苛立ち」とは思うようにならずにイライラしている気持ちのことを言います。
- 「苛立ち」の語源や由来
- 「苛立ち」の読み方
「苛立ち」の語源や由来
「苛立ち」の「苛」とは形容詞、語幹について角のある刺々しいといった意味を表す言葉です。
「苛立ち」以外にもよく使われる言葉で「イライラしている」の「イラ」とは「苛」のことです。
また「苛苛しい」とは心の苛立つさまを表す言葉です。
「苛立ち」の読み方
「苛立ち」とは「いらだち」と読みます。
「苛立ち」の表現の使い方
「苛立ち」とは自分の思うようにならずにイライラしている気持ちのことを言います。
そのような様子、人を言い表すのに使いますが、実際に苛立っている人に言えばさらに苛立たせてしまいますので使い方には注意が必要です。
「内心の苛立ちを隠し切れなくなってきた」「彼の苛立ち方は半端ではなかった」などと使います。
「苛立ち」を使った言葉と意味を解釈
それでは「苛立ち」を使った言葉を紹介します。
言葉の意味も覚えておくようにしましょう。
- 「苛立ちを抑える」
- 「苛立ちを隠さない」
- 「苛立ちを覚える」
「苛立ちを抑える」
「苛立ちを抑える」とはイライラしていることが、他の人にばれないようにこらえる、我慢することを言います。
「一生懸命、苛立ちを抑える」「苛立ちを抑えるのがやっとだったので笑顔は作れなかった」などと使います。
「苛立ちを隠さない」
「苛立ちを隠さない」とは、思うようにならずイライラしている、不満に思っていることを表面に出すことを言います。
「彼女は彼の前で苛立ちを隠さなかった」「もう別れるつもりで、今日が最後なので苛立ちを隠さないでいいのだ」という風に使います。
「苛立ちを覚える」
「苛立ちを覚える」とはイライラ感を感じる、思うという意味になります。
簡単な言葉で言えば「イラついてきた」と同じです。
「かすかな苛立ちを覚える」「彼の言動に苛立ちを覚える」などと使います。
「苛立ち」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「苛立ち」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「苛立ち」を使った例文1
- 「苛立ち」を使った例文2
「苛立ち」を使った例文1
「彼はますます苛立ち、職場の雰囲気はひどくなる一方だった」
「苛立ち」とは自分の思い通りにならないことにイライラすることを言います。
そのような人が近くにいますと雰囲気が暗く、重たくなるということを例文は言い表しているのです。
「苛立ち」を使った例文2
「彼女はどうしてあんなことで苛立ち、キレるのか、理解に苦しむよ」
ちょっとしたことで怒る、すぐに不機嫌になることを「苛立ち」とか「イラついている」「イライラ」といった言葉で言い表します。
「苛立ち」の反対語
「苛立ち」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「和む」【なごむ】
- 「癒される」【いやされる】
「和む」【なごむ】
「和む」とは気持ちが穏やかになること、和やかになることを言います。
「彼女の優しい笑顔に、疲れ切っていた僕の心は和む」「こたつに入ってみかんを食べて和む」という風に使います。
「癒される」【いやされる】
「癒される」とは悲しみや苦痛がなくなる、病気や傷が治るといった意味があります。
「この店でコーヒーを飲むと本当に癒されるよ」「彼女の優しさに癒される」「気持ちが癒される」などと使います。
「苛立ち」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「苛立ち」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「焦燥」【しょうそう】
- 「欲求不満」【よっきゅうふまん】
- 「憤懣」【ふんまん】
「焦燥」【しょうそう】
「焦燥」とは自分が思うように物事がいかない、事が運ばずにイライラすることを言います。
焦ることでもあります。
「焦燥感でいても立ってもいられない」「相手の成功に焦燥した」という風に使います。
「欲求不満」【よっきゅうふまん】
「欲求不満」とは「フラストレーション」とも言いますが、意味は自分の欲求が何かの理由で叶えられない状態にあること、それによって不快、緊張感、不安を感じることを言います。
「欲求不満から、他人に攻撃的になるのはどうかと思う」「欲求不満に気づいていない」「食事制限だけのダイエットは欲求不満になりそう」などと使います。
「憤懣」【ふんまん】
「憤懣」とは憤り、もだえることであり、簡単に言えば腹が立ちイライラすることを言います。
「憤懣やる方ない様子だった」「憤懣するも、結局は会社の言いなりになるより他にない」という風に使います。
「苛立ち」の英語と解釈
「苛立ち」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“irritation”と言います。
またもどかしいという意味合いでしたら“impatience”も使います。
例文は“My impatience with my husband was growing”(夫に対する、苛立ちが募ってきた)となります。
いかがでしたでしょうか。
「苛立ち」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「苛立ち」とは思うようにならずにイライラしている気持ちという意味です。
「苛立ちを隠せない」「苛立っている」など日常的に使う機会も多い言葉です。
しかしイライラしている人に「苛立っている」と指摘してもいいかと言えば、場合によっては状況がさらに悪くなることもあります。
使い方には注意も必要です。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。