「サウダージ」とは?意味や使い方!例文や解釈
「サウダージ」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「サウダージ」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「サウダージ」とは?
- 「サウダージ」の表現の使い方
- 「サウダージ」の類語や類似表現や似た言葉
- 「サウダージ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「サウダージ」の反対語
- 「サウダージ」の英語と解釈
「サウダージ」とは?
「サウダージ」とは昔のことを懐かしく思い出すこと、失われたものに惹かれる気持ちのことを言います。
- 「サウダージ」の語源や由来
- 「サウダージ」の読み方
「サウダージ」の語源や由来
「サウダージ」とはもともとはポルトガル語で“saudade”と書きます。
昔のことを懐かしいと思う気持ち、郷愁という意味になります。
「郷愁」という言葉は、どちらかと言えばふるさとを離れている人がふるさとを懐かしく感じることという意味の方が目立っているかもしれませんが、古いものを懐かしむ気持ちという意味もありますのでそちらも併せて覚えておきますと語彙力がアップします。
「サウダージ」の読み方
「サウダージ」はポルトガル語で外来語ですから当てる漢字はありません。
カタカナで書き、そのまま「サウダージ」と読みます。
「サウダージ」の表現の使い方
「サウダージ」とは昔のことを懐かしく思い出すこと、失われたものに惹かれる気持ちのことを言います。
使い方としては、小説、曲名の題名にしたりということが多いかと思います。
日本においてはポルノグラフィティに「サウダージ」という曲があります。
切ないメロディーと歌詞が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
また「サウダージ」という言葉を会話において使うならば「サウダージを覚える」といった使い方になります。
どちらかと言えば「懐古する」「郷愁に浸る」といった言い方をすることが多いかと思いますので実際には「サウダージ」という言葉を使うことは少ないでしょう。
また会話で「サウダージ」を簡単に言い換える言葉は「懐かしい」があります。
「懐かしい」は非常によく使われる言葉ではないでしょうか。
「サウダージ」の類語や類似表現や似た言葉
「サウダージ」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「ノスタルジック」
- 「懐古」【かいこ】
- 「郷愁」【きょうしゅう】
- 「懐かしい」【なつかしい】
「ノスタルジック」
「ノスタルジック」とは懐かしいという気持ちを起こさせること、郷愁にふけることを言います。
「学生時代の思い出の絵が私をノスタルジックな気分にさせた」「ノスタルジックな雰囲気を出すなら古着のワンピースがいいね」といった風に使います。
「懐古」【かいこ】
「懐古」とは昔のことを懐かしく思うことという言葉です。
「子供の時のことを懐古してみた」「あなたの懐古趣味にはついていけないわ」などと使います。
「郷愁」【きょうしゅう】
「郷愁」とは離れた故郷を懐かしいと思う気持ちという意味合いがありますが、それ以外にも古いものを懐かしむ気持ちという意味もあります。
「郷愁を覚える」「郷愁に浸っている」という風に使います。
「懐かしい」【なつかしい】
「サウダージ」という言葉をごく簡単に言い換える、訳すならば「懐かしい」という言葉になります。
「懐かしい」とは昔のことが思い出されて心が惹かれること、昔のことが思い出されるという意味です。
「サウダージ」の解釈が難しいと感じるならば「懐かしい」と言い換えてみてください。
簡単にすることで、理解しやすくなることと思います。
「サウダージ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「サウダージ」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。
- 「サウダージ」を使った例文1
- 「サウダージ」を使った例文2
「サウダージ」を使った例文1
「失ったことばかり思っていることをサウダージって言うのよ」
「サウダージ」は遠い昔のこと、失われたものに惹かれる気持ちという意味もあります。
過去の思い出、失った人、物事といったものは心の中にあることです。
昔を懐かしんでばかりいることは「サウダージ」という言葉で言い表すことができます。
「サウダージ」を使った例文2
「サウダージって、ようするに日本語で言うなら懐古ってことだよ」
「サウダージ」は昔のことを懐かしく思うことですから「懐古」と同じ意味合いになります。
また昔のことを思い出したり、昔の物を集めたりすることを「懐古趣味」と言います。
「サウダージ」の反対語
「サウダージ」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「忘却」
「忘却」
「サウダージ」の反対語というものははっきりと存在はしませんが、意味合いから反対の言葉ではないかと思われるのは「忘却」です。
「忘却」とは忘れ去る、忘れてしまうことという意味の言葉です。
忘れてしまえば、懐かしいと感じることもないでしょう。
「サウダージ」の英語と解釈
「サウダージ」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“nostalgia”という単語で言い表します。
これは「懐古の情」という意味合いですから「サウダージ」と同じです。
例文は“have a longing for the good old days.”(懐古趣味があります)、“indulge in nostalgia.”(懐古にふける)となります。
いかがでしたでしょうか。
「サウダージ」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「サウダージ」という言葉は、昔を懐かしいと思う気持ち、失われたものに惹かれる気持ちといった意味です。
もともとはポルトガル語で、英語ではありません。
英語で言い表すならば「ノスタルジア」「ノスタルジー」「ノスタルジック」といった言葉になります。
「サウダージ」は歌の題名などで聞いたことがあるかと思いますが、あまり会話で使うことは少ない言葉かもしれません。
これを機会に「サウダージ」は「懐古」「郷愁」「ノスタルジア」といったように他の言葉と併せて覚えておきましょう。