「アザーカット」とは?意味や言い換え表現・注意点などを解説!
ドラマや映画などのDVD(もしくはブルーレイディスク)が発売される時の宣伝文句に、この「アザーカット」という言葉がよく使われます。
目次
- 「アザーカット」とは?
- 「アザーカット」の類語や言い換え
- 「アザーカット」の表現の注意点
「アザーカット」とは?
アザーカットは、英語では“other cut”と表記し、これをカタカナ語にしたものです。
英語表現を直訳すると、「別の切り口(角度)」となり、カタカナ語としての意味もここからきています。
本来の英語では、そのような意味で広く使う言葉ですが、ここで紹介するカタカナ語では、「本編にはない映像や画像」という解釈になります。
その為、冒頭のようなドラマや映画などのDVDが発売されると、それにこれが含まれているという宣伝をよく見掛けます。
該当のドラマや映画などを見たことがある人でも、そのアザーカットの為にDVDの購入意欲が湧くことになるからです。
「アザーカット」の類語や言い換え
アザーカットの別の言い方をいくつか紹介します。
こちらで見聞きしたことがある人も多いでしょう。
- 「未公開映像(画像)」
- 「追加映像(画像)」
「未公開映像(画像)」
「テレビ放送に収まり切らなかった未公開映像をたっぷりと収録!」のような形で、アザーカットがたくさん収録されているとアピールするDVDの宣伝は、今は普通のこととなっています。
「アザーカット」は写真集にも使われる言葉で、本編の写真集が発売され、その中に収録されていない(同じテーマながらそこには入りきらなかった)写真だけのアザーカット版が後から発売されることがあります。
「追加映像(画像)」
「未公開」の映像や画像を、「追加」と表現した言葉です。
本編にはないことから、この「追加」としてもおかしい表現ではありません。
ただし、厳密に言えば「未公開」と「追加」では意味が異なり、前者は時間やページなどの制限から入り切らなかった(もしくは、理由があって本編ではカットした)という解釈になりますが、後者はそれに加えて、後から文字通り「追加」で撮影したものも含む表現です。
「アザーカット」の表現の注意点
「本編にはないアザーカット」と使われている時には、何かしらの追加要素があると考えていいでしょう。
ですが、一度見たドラマや映画などのDVDをその為だけに購入するのも考えものです。
その作品のファンであれば、その手の未公開映像や追加映像も見たいと思って当然ですが、宣伝文句にする為だけに、大したものを収録していないことも多いので注意が必要です。
いざ購入してから、それほどのものでもなかったとがっかりしない為に、購入者からの口コミなどを先に確認した方がいいかも知れません。
アザーカットは、本編では公開されなかった追加の映像(画像)だと覚えておきましょう。
ここまでの説明のように、宣伝の常套句なので、あまり期待できない場合も多いということも合わせて知っておいた方がいいでしょう。