「コンプラ」の意味とは?「コンプラ発言」の解釈(略語)や例文、使い方を解説!
「コンプラ」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
最近はビジネスでも様々なカタカナ用語が利用されるようになり、よくわからないと悩んでいる人もいるかもしれませんね。
ここでは、ビジネスでよく用いられる「コンプラ」という表現について紹介します。
目次
- 「コンプラ」とは?
- 「コンプラ」を使った言葉と意味を解釈
- 「コンプラ発言」はしないほうがいい!
- 「コンプラ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「コンプラ」とは?
「コンプラ」という表現はコンプライアンスの略です。
決まりを遵守すること、ルールに従うこと、という意味があり、ビジネスでは非常に重要だとされる概念の1つです。
例えば企業コンプライアンスと言えば倫理法令遵守という意味を持ち、ビジネスコンプライアンス等と言われる場合もあります。
倫理や社会的責任を持つためにも重視されます。
- 「コンプラライアンス?」正しい意味は
「コンプラライアンス?」正しい意味は
コンプライアンスという言葉自体を直訳すると法令遵守という表現になります。
社会的規範等の遵守を求められることもあり、もしもこのコンプライアンスを守らなければ推進体制が適切ではないとみなされ、倒産してしまう可能性もあります。
最近は会社などの不祥事が取り沙汰されるため、社員たちにコンプライアンスの自覚を持たせようと徹底している企業が多いと言われています。
あるいは、コンプライアンスを実施していると表に出し、ブランドイメージを守ろうとしている企業もあります。
ちなみにコンプライアンスという表現は英語から来ていますが、英語ではコンプラと省略する事はありません。
「コンプラ」を使った言葉と意味を解釈
これは「コンプラ」という表現を使った言い回しを紹介します。
- 「コンプラ発言」とは?
- 「コンプラ用語」とは?
「コンプラ発言」とは?
「コンプラ発言」というのはコンプライアンスに該当する発言、つまりコンプライアンスの観点から見て問題がある発言、という意味になります。
例えば、最近は男女雇用機会均等法により、妊娠や出産を理由に女性を解雇するなどということが厳しく禁じられてようになりました。
その一方でやはりそのような事情をよく思わない社員がいることも事実です。
例えば、女性社員の妊娠や出産、あるいは流産等という極めてプライベートな話題をミーティングで持ち出してしまえば、それは明らかなコンプライアンス発言となってしまい、コンプライアンス上不適切であるということになります。
「コンプラ用語」とは?
「コンプラ用語」というのは「コンプライアンス用語」のことを指しています。
抽象的な概念が使われることも多いため、概念やその言葉の意味を正確に知っておかなければいけないと言われています。
例えば、営業秘密、汚職、株式代表訴訟、カルテル、などといった言葉は「コンプラ用語」になります。
インターネットでも様々な「コンプライアンス用語」が紹介されていますので、ビジネスマンとしては代表的なものを知っておく必要があります。
「コンプラ発言」はしないほうがいい!
先ほど、女性社員の妊娠や出産といったプライベートな話題を会議で持ち出した場合は「コンプライアンス発言」になるという話をしました。
このように、社員のプライベートに関わる内容を会議で公表してしまうという事は、その会社は他の企業との約束事なども守れない可能性があると見られてしまいます。
企業秘密や守秘義務等を守れないとみなされれば、その企業は信頼を失います。
そのような発言は避けなければいけないのです。
うっかりとした失言が企業の倒産を招くことも考えられます。
「コンプラ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文を紹介します。
- 「コンプラ」を使った例文1
- 「コンプラ」を使った例文2
「コンプラ」を使った例文1
「社会人になったら、コンプライアンスについてしっかり勉強しなければいけない」
仕事等には守秘義務があるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。
その一方で、「配偶者ぐらいならば話しても平気なのでは」と考えている人もいるかもしれません。
学生気分で企業の秘密事項を配偶者に話してしまい、その配偶者から近所の人に知られてしまう、などということもあります。
その配偶者には守秘義務がありませんので、黙っていなければいけないということがありません。
守秘義務を持つ張本人が他の人に話さなければ良いだけのことです。
このようなルールをしっかり学ぶ必要があります。
「コンプラ」を使った例文2
「あの企業はコンプラに問題があり、倒産したらしい」
最近はインターネット等が普及したことにより、企業のミスなどはあっという間に知られてしまいます。
もしも「コンプラ発言」などをしてそれが周りに知られてしまえば、その企業は信頼を失うでしょう。
それによって簡単に倒産してしまうこともあります。
「コンプラ発言」だと疑われかねないような発言も避けたいものです。
最近は特に「コンプラ」に対する意識が高まりつつありますので、社員教育を徹底している企業も増えています。
疑われないように、失言をしないように、注意していかなければいけません。