「懐かしい」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「懐かしい」という言葉を改めて考えてみると、なかなか説明が難しいかも知れません。
目次
- 「懐かしい」とは?
- 「懐かしい」の表現の使い方
- 「懐かしい」の英語と解釈
- 「懐かしい」を使った例文と意味を解釈
- 「懐かしい」の類語や類義語・言い換え
「懐かしい」とは?
「懐かしい」とは、過去にあったことや見たものに心が惹かれる様子を指して使う言葉です。
こう書くと少し難しいですが、要はそのように感じた時に使うと覚えておけばいいでしょう。
「この絵はどこかで見たことがあって、どことなく懐かしい」と使うと、似たような絵柄を過去に見たことがあり、そうだと感じて心惹かれている様子の表現となっています。
この心惹かれるは、興味が湧くことだと解釈すると分かりやすいでしょう。
- 「懐かしい」の読み方
「懐かしい」の読み方
「懐かしい」は、「なつかしい」と読みます。
この読み方が分からないことはまずないと思いますが、逆に「なつかしい」から漢字にする際に間違えることが多いので注意が必要です。
それは、送り仮名を「懐しい」としてしまう間違いが多々見られるからです。
これでも「なつかしい」と読めなくもありませんが、間違った表現なので気を付けてください。
尚、この「懐しい」としてしまうと、「ゆかしい」と読めてしまい、その対象に心惹かれる様子の表現となります。
似た意味ですが、過去にあったことや見たものが対象ではなく、その場で初めて見たものに対して使う言葉です(「趣がある」(おもむきがある)に近い意味で使えます)。
「懐かしい」の表現の使い方
懐かしいは、実際に似たものや同じようなことが過去にない場合でも、そうだと(勘違いでも)感じれば使える言葉です。
その場合でも特に間違った使い方という訳ではなく、本人がそう感じているのであれば使って構いません。
その為、誰かが「こういった風景は子供の頃に見たようでとても懐かしい」と使ったとしても、その人が本当に子供の頃に同じような風景を見たことがあったのか本人も分かっていない場合があるということです。
「懐かしい」の英語と解釈
懐かしいは、英語では“nostalgic”と表現します。
この「ノスタルジック」は、カタカナ語で使われることもあり、その場合の意味も同様です。
“I feel somehow nostalgic.”とすると、「何やら懐かしい気がする」となります。
カタカナ語で「どことなくノスタルジーを感じる」などとしてもいいでしょう。
「懐かしい」を使った例文と意味を解釈
懐かしいを使った例文と、その意味の解釈です。
「懐かしさ」、「懐かしく」となった形でもよく使われる言葉です。
- 「懐かしい」を使った例文1
- 「懐かしい」を使った例文2
「懐かしい」を使った例文1
「よく見ると、どことなく懐かしさがある」
よく見てみると、過去に見たような感じがすると言っています。
先にも挙げたように、本当に同じようなものや風景などを見たことがあるのかまでは分かりません。
「懐かしい」を使った例文2
「この歌を聴いていたら、急に懐かしくなった」
過去に聞いたことがあった歌だった為、当時の様子が浮かんできて心惹かれたと表現しています。
このようなことは特に珍しくなく、誰でも一度や二度はあるでしょう。
「懐かしい」の類語や類義語・言い換え
懐かしいと似た意味で使える言葉や表現です。
懐かしいの言い換えに用いることもできます。
- 「思い出深い」【おもいでぶかい】
- 「既視感を感じる」【きしかんをかんじる】
「思い出深い」【おもいでぶかい】
過去に見たり、体験したことが心に浮かぶという意味で使う言葉です。
「ここは、とても思い出深い場所だ」とすると、そこで過去に何か印象深い出来事などがあったのだと捉えることができます。
「既視感を感じる」【きしかんをかんじる】
この「既視感」とは、「デジャブ」とも呼ばれており、どこかで見たり、体験した感覚があるという意味で使います。
「この風景には既視感を感じる」と使った場合、過去に同様の風景を見た記憶がある(実際にはなく、ある気がするだけの場合も含めて)といった解釈になります。
「懐かしい」について、改めて解釈してきました。
類義語も含めて、そのような感覚があった時に意味に合わせて使ってください。