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「根を上げる」とは?使い方や例文!表現の使い方(meaning)

「根を上げる」という言葉は会話でもよく使われることがありますので何となく意味はわかるという方も多いのではないでしょうか。

実は「根を上げる」「根」という漢字はは誤用で正しくは「音を上げる」となります。

ここでは「音を上げる」という言葉の意味、使い方、例文などを詳しく説明しています。

では一緒に「音を上げる」についての理解を深めていきましょう。

根を上げる

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「根を上げる」とは?使い方や例文!表現の使い方(meaning)>


目次

  • 「音を上げる」の意味とは?
  • 「音を上げる」の慣用句の表現の使い方
  • 「音を上げる」の関連語と解釈
  • 「音を上げる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「音を上げる」の対義語
  • 「音を上げる」の類語や類義語
  • 「音を上げる」の英語表現(meaning)


「音を上げる」の意味とは?

「音を上げる」の意味は「もう耐えられない」と言う悲鳴を上げること、弱音を吐くことを言います。

ちなみに「音を上げる」「根を上げる」と書かれることもありますがこれは誤用となります。

「根性がないからすぐ音を上げる」などと使いますので「根性」「根」が正しいのではという思いから誤用が広まったのかもしれません。

正しくは「音」という字になります。

  • 「音を上げる」の読み方

「音を上げる」の読み方

「音を上げる」「ねをあげる」と読みます。

「おと」と読まないことと「根」という字を当てないことに注意しましょう。



「音を上げる」の慣用句の表現の使い方

「音を上げる」とは「もう耐えられない」と言う悲鳴、弱音を吐くという意味があります。

例えば厳しい部活、練習、仕事などに「もう無理」などと弱音を吐いたことは、誰しも一度くらいは経験があるかと思います。

このような状態を「音を上げる」と言います。

使い方としては「根性がないからすぐに音を上げて逃げ出すさ」とか「すぐに音を上げるかと思ったらなかなか頑張っているね」といった感じになります。

本当に悲鳴を上げるわけではありませんので、黙ったまま「音を上げる」状態になる場合もあります。

このような意味がありますのでそれほどいい意味で使われることはありません。

「根性がない人」「我慢が足りない人」といった意味合いで使われることもある言葉です。

「音を上げる」の関連語と解釈

「音を上げる」という言葉に関連する言葉に「根を下ろす」があります。

それでは一緒に見ていきましょう。

  • 「根を下ろす」

「根を下ろす」

「音を上げる」の逆の意味合いに思える「根を下ろす」という言葉ですが、実は漢字で書きますと「根」「音」で違っています。

「根を上げる」という漢字は誤用となっています。

一方で「根を下ろす」ですがこれは正しい言葉です。

意味は植物がしっかりと根づくことから転じて、新しい物事が世に受け入れられること、定着することといったことになります。

「彼の努力がこの地域に根を下ろすまではまだまだ時間がかかるだろう」「はじめは馴染めないと弱気だったけれど、今ではすっかり根を下ろしている様子だ」といった感じで使います。

会話においては音だけですから「ねをあげる」「ねをおろす」となりますので関連があるのかと思われますが、実際は意味合いはまったく違うということになります。



「音を上げる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「音を上げる」という言葉を実際にどのように使うのか、例文を紹介していきましょう。

併せて意味の解釈もつけていますので言葉の理解を深めてみてください。

  • 「音を上げる」を使った例文1
  • 「音を上げる」を使った例文2
  • 「音を上げる」を使った例文3

「音を上げる」を使った例文1

「こんな短時間の仕事に音を上げるようでは、この先やっていける気がしないよ」

仕事においては、集中力、やる気、元気、根性と求められるものです。

どれか一つでもあれば何とかなりますが、すべてない、諦める癖がある場合はすぐに弱音を吐くといった状態になりやすいのです。

そのような態度をとられますと、周りも「この先、この人は大丈夫なのだろうか」「信頼できるのだろうか」と不安に思ってしまうのです。

「音を上げる」と言われない為にも、自信がなくとも弱音を吐かない、弱気を見せないことです。

「音を上げる」を使った例文2

「難しいので音を上げる人は多いと聞いたが自分は諦めたくない」

難しい勉強、仕事といったことは、多くの人が「自分には無理」「できない」「音を上げる」状態となって続かないことが多いでしょう。

そのような時に根性のある人、向上心に燃えている人であれば自分は「音を上げたりしない」と気持ちを強く持って臨むのではないでしょうか。

気持ちが強い人はすぐに「音を上げる」ことはなくしぶとさを見せます。

そのような人に憧れる人も多いのではないでしょうか。

「音を上げる」を使った例文3

「すぐに音を上げるかと思ったけど、案外続いているから驚いた」

アルバイト、仕事、部活など、新しい環境に身を置いた時は最初は不安で「続くかな」と不安になりがちです。

また迎える側も「すぐに音を上げて逃げるのではないか」といった目で見たりもします。

しかし頑張ってある期間続けていきますと、見る目が変わってきて受け入れる、認めるといった態度になってくるものです。

そのような時、上記のようなセリフを言われることは多いでしょう。

「音を上げる」の対義語

「音を上げる」の対義語とはどのようなものがあるでしょうか。

一緒に見ていきましょう。

  • 「不撓不屈」【ふとうふくつ】
  • 「へこたれない」【へこたれない】

「不撓不屈」【ふとうふくつ】

「不撓不屈」とはどんな困難があっても、ひるまない、くじけないといった意味があります。

よく使われる言葉が「不撓不屈の精神」です。

このような気持ちを持って物事に取り組むことが大事と言えるでしょう。

「音を上げる」状態のまさに正反対という印象がある言葉です。

「不撓不屈の精神で頑張ります」と言われればやる気があるなと相手に感じさせますので、ここぞという場面で使うのもいいでしょう。

「へこたれない」【へこたれない】

「音を上げる」の対義語を簡単に言うならば「へこたれない」という言葉になるでしょうか。

「へこたれない」とは「へこたれる」の否定です。

「へこたれる」は気力がなくなり、動けなくなること、へたばるといった意味です。

その否定ですから気力を持ち動くこと、頑張るといった意味合いになります。

「これぐらいではへこたれない」「気合でへこたれないように頑張る」など会話などでよく使うのではないでしょうか。

「音を上げる」の類語や類義語

「音を上げる」の類語、似た言葉をいくつか紹介しましょう。

「音を上げる」と併せて覚えておきますと、語彙力がアップ、表現の幅を広げていくことにもつながります。

それでは見ていきましょう。

  • 「挫折する」【ざせつする】
  • 「諦める」【あきらめる】
  • 「放り出す」【ほうりだす】

「挫折する」【ざせつする】

「挫折する」「挫折」とは物事、仕事、計画などが途中で駄目になってしまうことを言います。

例えば「挫折感で目の前がまっくら」「事業が挫折して、落ち込んでいる」「見通しが甘いと結局は挫折する羽目になる」などわりとよく使われる言葉です。

途中で物事が駄目になり終わる、続かないといった時に「挫折する」と言い表します。

「諦める」【あきらめる】

「音を上げる」状態を簡単に言えば「諦める」ことではないでしょうか。

「もう駄目だ」と思い止める、続かない、こういったことは根底に「諦め」があります。

実際「諦め」が悪い人は「音を上げる」ことはなく粘ります。

ただし粘り過ぎて相手に迷惑をかけるほどしつこくなるという別の問題が出てくることもあります。

「放り出す」【ほうりだす】

「放り出す」とはやるべきこと、続ける必要があることを途中で止めてしまうことを言います。

例えば「勉強を放り出して映画を見に行った」「仕事を放り出してあの人はどこに行ったの」「責任を放り出した人は信用ができない」といったように使います。

「音を上げる」の英語表現(meaning)

根を上げる meaning in english

「音を上げる」を英語ではどのように言い表すのでしょうか。

「音を上げる」“give up”となります。

「ギブアップ」は日本語でも使う機会が多い言葉ですのでこれは理解しやすいのではないでしょうか。

例文は“In the end he gave up.”(彼はついにギブアップした)となります。

もしくは“He gave up in the end.”(彼はついに音を上げた)でもいいでしょう。

どちらも同じ意味合いとなります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「音を上げる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしてきました。

「音を上げる」「根を上げる」と間違えやすいので気をつけておきましょう。

一番簡単な覚え方としては「音を上げる」「ギブアップ」とセットにすることです。

本来は「ギブアップ」は英語ですが使われる機会も多く浸透しています。

言葉の意味が難しい場合は、自分の中で一番簡単な言葉、覚えやすい言葉に置きかえておくことがおすすめです。

そうすれば二つの言葉を覚えますし、忘れにくくもなります。

それでは「音を上げる」という言葉を自信を持って使ってみてください。