「達成感を感じる」とは?間違い?意味や例文など解釈
「達成感を感じる」とは、「ある物事・仕事を成し遂げたことによって得られる満足感を感じること」です。
「達成感を感じる」の「意味・使い方・類語(シソーラス)や言い換え・対義語・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「達成感を感じる」とは?
- 「達成感を感じる」の言い換え
- 「達成感を感じる」の対義語
- 「達成感を感じる」の英語や例文(解釈)など
「達成感を感じる」とは?
「達成感を感じる」とは、「ある物事・目標を成し遂げたことによって得られる満足感を味わうこと」や「ある仕事・課題をやり遂げたことによって感じられる充実感を感じること」を意味しています。
「達成感」とは「物事を成し遂げたことで得る満足感」を意味していて、「感じる」とは「感覚的に感じること」を意味しています。
- 「達成感を感じる」でも間違いではない?
「達成感を感じる」でも間違いではない?
「達成感を感じる」は、「馬から落馬する」のように同じ意味の言葉を重ねた「重言(じゅうげん・じゅうごん)」として誤用とされてきましたが、近年は文学・小説などでも「達成感(満足感)を感じる」といった表現が慣用的に使われるようになってきていて、明らかな間違いとはされなくなってきています。
重言そのものも日本語の修飾技法の一つですが、気になる人は「達成感を得る・覚える・味わう」などの言葉で言い換えると良いでしょう。
「達成感を感じる」の言い換え
「達成感を感じる」の言い換えについて、解説していきます。
- 「満足感を感じる・心が満ち足りている」
- 「充足感(充実感)を感じる」
- 「達成感を覚える・達成感を味わう」
「満足感を感じる・心が満ち足りている」
「達成感を感じる」とは「物事(仕事)をやり遂げて満足感を感じること」であり、「満足感」というのは「満ち足りた心の状態の感覚」を意味しています。
それらの意味から、「達成感を感じる」は「満足感を感じる・心が満ち足りている」という言葉に言い換えることができるのです。
「充足感(充実感)を感じる」
「達成感を感じる」とは「物事を成し遂げて、満ち足りた感覚を味わうこと」を意味しています。
「充足感」とは「十分に満ち足りた感覚」を意味していて、「充実感」も「十分に満足している感覚」を意味しています。
その意味合いから、「達成感を感じる」は「充足感(充実感)を感じる」という言葉に言い換えられるのです。
「達成感を覚える・達成感を味わう」
「達成感を感じる」を同じ意味の言葉を重ねた重言・重ね言葉として嫌う人もいますが、その場合にはほとんど同じ意味を持つ言葉として、「達成感を覚える」や「達成感を味わう」という言葉に言い換えられます。
「達成感(物事を成し遂げて満足した感覚)」は、「感じる」だけではなく「覚える」「味わう「得る」「ある」などの述語の動詞とつなげることができるのです。
「達成感を感じる」の対義語
「達成感を感じる」の対義語は、「挫折感を感じる(ざせつかんをかんじる)」になります。
「挫折感」というのは、「物事(仕事)が途中で失敗してダメになったと感じる感覚」や「失敗して意欲・自信を無くしたように感じること」を意味する言葉です。
「物事をやり遂げて満足感を感じる」ことを意味する「達成感を感じる」とは、反対の意味を持つ対義語として「挫折感を感じる」を指摘できます。
「達成感を感じる」の英語や例文(解釈)など
「達成感を感じる」の言葉は、“I feel a sense of accomplishment.”(達成したという感覚を感じる)という英語で表現することができます。
“I felt a sense of accomplishment because I passed the exam.”
この英語の例文は、「私は試験に合格したことで、達成感を感じました」を意味しています。
「達成感を感じる」という言葉について徹底的に解説しましたが、達成感を感じるには「ある物事を成し遂げたことによって得られる満足感を感じること」などの意味があります。
「達成感を感じる」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「満足感を感じる・心が満ち足りている」「充足感(充実感)を感じる」「達成感を覚える・達成感を味わう」などがあります。
「達成感を感じる」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。