「放り出す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「放り出す」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「放り出す」の意味
- 「放り出す」の表現の使い方
- 「放り出す」を使った例文と意味を解釈
- 「放り出す」の類語や類義語
「放り出す」の意味
「放り出す」の意味は以下の4つです。
1つ目は「勢いよく投げて外に出すこと」という意味で、ゴミや邪魔なもの、酔っ払いなどをぞんざいに外に出すことを言います。
2つ目は「投げる様に無造作に置くこと」という意味で、相手に渡す行為ですが、投げる様にしてはなれた場所に置くことを言います。
3つ目は「途中でやめてそのままにすること」という意味で、飽きたり行き詰ったりして途中で作業をやめて放置することを言います。
4つ目は「人を追い出すこと」という意味で、住んでいる場所を負われることを言います。
- 「放り出す」の読み方
- 「放り出す」を分解してい解釈
「放り出す」の読み方
「放り出す」の読み方は、「ほうりだす」になります。
人によっては「ほりだす」と読むこともありますが、意味は同じです。
「放り出す」を分解してい解釈
「放り出す」は「放り+出す」で成り立っています。
「放り」は動詞「放る」の連用形で「ものを無造作に遠くへ投げる」「途中でやめて放置する」「諦めてやらない」という意味があります。
「出す」は「ある場所の中から外に移動させる」という意味の他に、動詞の連用形に付き「そうやって表に現れる様にする」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「ものを無造作に遠くに投げ出す」「途中でやめて大っぴらにそのままにしておく」という意味で使われています。
「放り出す」の表現の使い方
「放り出す」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人やものごとなど幅広く使う
文法的な使い方
「放り出す」は動詞を含んだ表現ですので、部末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「放り出して」になり、受け身形として「放り出される」と使うこともあります。
人やものごとなど幅広く使う
「放り出す」は、ものを手で投げ捨てる時や、仕事ややるべきことを投げ出す時、或いは人に対して無理矢理に住居や居場所をなくして排除する時など様々なものごとに対して使われます。
「放り出す」を使った例文と意味を解釈
「放り出す」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「放り出す」を使った例文1
- 「放り出す」を使った例文2
「放り出す」を使った例文1
「彼は会議が終った後に資料を机の上に放り出して帰った」
会議の内容に対して不満があり、終了後に資料を机の上に出しっぱなしにして帰ってしまったことを表しています。
「放り出す」を使った例文2
「会社の前で事故があり、仕事を途中で放り出して見に行った」
会社のすぐ側で大きな事故が起こり、心配で仕事を途中でやめて様子を見に行ったことを表しています。
「放り出す」の類語や類義語
「放り出す」の類語や類義語を紹介します。
- 「投げ出す」【なげだす】
- 「放棄する」【ほうきする】
「投げ出す」【なげだす】
「投げて外に出す」「他人の為に自分の財産などを差し出す」「途中であきらめる」という意味があります。
「放棄する」【ほうきする】
「投げ捨ててしまいそのままにすること」「自分の権利や資格を使わないこと」という意味です。
「放り出す」は「勢いよく投げて外に出すこと」「投げる様に無造作に置くこと」「途中でやめてそのままにすること」「人を追い出すこと」という4つの意味があります。
シーンに応じて使い分けられる様にしましょう。