「投げ出す」とは！意味や使い方！類語や例文も解釈

「投げ出す」の意味

「投げ出す」の主な意味は以下の4つです。

1つ目は「外に手で飛ばして出すこと」という意味で、ものを掴んで空中に飛ばして外に出すことを言います。

2つ目は「無造作に飛ばして置くこと」という意味で、ものを人前にドサッとあらわに置くことを言います。

3つ目は「ものごとを途中で止めて諦める」という意味で、今やっていることを放棄することを言います。

4つ目は「大切なものを惜しげもなく差しだすこと」という意味で、命や財産などを、世の為人の為と捧げることを言います。

• 「投げ出す」の読み方
• 「投げ出す」を分解して解釈

「投げ出す」の読み方

「投げ出す」は「なげだす」と読みます。

特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。

「投げ出す」を分解して解釈

「投げ出す」は「投げ+出す」で成り立っています。

「投げ」は動詞「投げる」の連用形で、「手で遠くへ飛ばす」「空中に放る」「掴んだりして転ばす」「倒れ込む様に身体を飛ばす」「途中であきらめる」「ある方向へ向ける」という意味があります。

「出す」は「中にあったものを外に移動する」という意味の他に、動詞の連用形に付き「~し始める」「外に移動する様にする」という意味があります。

これらの言葉が組み合わさり「手で遠くに飛ばして遠くへやる」「ある方向へ向けて動かす」「途中で諦めて手放す」などの意味で使われています。

「投げ出す」の表現の使い方

「投げ出す」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な意味
• 「投げ出す」と「放り出す」の使い分け

文法的な意味

「投げ出す」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。

副詞として使う時には「投げ出して」になります。

「投げ出す」と「放り出す」の使い分け

「投げ出す」と「放り出す」はほぼ同じ使い方をします。

但し、「投げ出す」は直接手で飛ばして投げるという意味が強く、「放り出す」は「放置したままにする」という意味が強くなります。

「投げ出す」を使った例文と意味を解釈

「投げ出す」を使った例文と意味を解釈します。

• 「投げ出す」を使った例文1
• 「投げ出す」を使った例文2

「投げ出す」を使った例文1

「ベッドの上に身体を投げ出した」

ホテルなどでベッドの上に、思いっきりダイブしたことを表しています。

「投げ出す」を使った例文2

「彼は与えられた仕事を期限までにどうしてもできずに、結局投げ出した」

与えられた仕事が期限までに終らせられずに、放棄してしまったことを表しています。

「投げ出す」の類語と解釈

「投げ出す」の類語と解釈を紹介します。

• 「手放す」【てばなす】
• 「うっちゃる」【うっちゃる】

「手放す」【てばなす】

「手元にあったものを人手に渡すこと」という意味です。

「うっちゃる」【うっちゃる】

「いらないものを投げ捨てること」という意味です。