「ややこしい」とは?意味や使い方!例文や解釈
「ややこしい」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「ややこしい」の類語や、「ややこしい」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「ややこしい」とは?
- 「ややこしい」の類語や類似表現
- 「ややこしい」の反対語
- 「ややこしい」を使った例文や短文など
- 「ややこしい人」の考え方
「ややこしい」とは?
「ややこしい」という言葉を知っているでしょうか。
職場などにいる「ややこしい人」が頭の中に浮かんできたかもしれません。
一方で、「ややこしい」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「ややこしい」という言葉の意味や使い方を紹介します。
- 「ややこしい」の意味
- 「ややこしい」の使い方
「ややこしい」の意味
「ややこしい」には、「事情が込み入っていて、面倒だ」という意味があります。
解決するには、事情が込み合い過ぎている、一筋縄ではいかない、理解が難しいなどの意味があります。
「ややこしい」の使い方
「ややこしい」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
例えば試験問題の中に、回答するのに時間がかかるような、込み入った面倒な問題があるかもしれません。
このような問題を「ややこしい問題」と言えます。
また人の性格に対しても「ややこしい」という言葉を使えます。
竹を割ったような分かりやすい性格の人は、何を考えているのかすぐわかるため、付き合いやすいでしょう。
一方で、何を考えているのか分からない人、心の中であれこれと、考えすぎてしまう性格の人は、「ややこしい人」と言われます。
付き合うのが面倒なタイプの人、という意味になります。
このように、事情が込み入っていて、面倒だと感じる物事や人に対して、「ややこしい」という言葉を使ってみましょう。
「ややこしい」の類語や類似表現
次に「ややこしい」の類語や、類似表現」を紹介します。
「ややこしい」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「複雑」【ふくざつ】
- 「煩わしい」【わずらわしい】
- 「面倒」【めんどう】
「複雑」【ふくざつ】
「複雑」には、「込み入っている様子」という意味があります。
例えば人間関係が込み入っている場合、「複雑な人間関係」と呼ばれます。
また「複雑な問題」「複雑な道」など、込み入っている何かに対して「複雑」という言葉を使います。
「煩わしい」【わずらわしい】
「煩わしい」には、「複雑で面倒なこと」という意味があります。
仕事をしていると、何かと複雑で面倒な問題が登場します。
このような問題は「煩わしい問題」と言われます。
解決不能ではないものの、解決に時間がかかるような面倒な物事に対して、「煩わしい」という言葉を使います。
「面倒」【めんどう】
「面倒」には、「手数が掛かり煩わしいこと」という意味があります。
「面倒な仕事」「面倒な相手」などの使い方をします。
「ややこしい」の反対語
「ややこしい」の反対語を紹介します。
「ややこしい」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「シンプル」【しんぷる】
- 「単純」【たんじゅん】
「シンプル」【しんぷる】
「シンプル」というカタカナ語には、「単純な様子」という意味があります。
「シンプルなデザイン」「シンプルな部屋」など、単純な様子をもつ物事に対して、「シンプル」という言葉が使われます。
「単純」【たんじゅん】
「単純」には、「ある要素だけで成り立っていて、複雑でない様子」という意味があります。
「単純な性格」という時、「理解しやすい要素だけでできている性格」という意味があります。
体育会系のさっぱりした性格の人は「単純な性格」と言えるでしょう。
「ややこしい」を使った例文や短文など
「ややこしい」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「ややこしい」を使った例文はどのような文章になるでしょうか。
- 「ややこしい」を使った例文1
- 「ややこしい」を使った例文2
「ややこしい」を使った例文1
「暇つぶしに『ややこしい』パズルを解く」
この例文のように、複雑に入り組んでいる、解くのが面倒なパズルをあえて解く人がいます。
将棋の詰将棋なども、同じ類のものでしょう。
「ややこしい」を使った例文2
「彼女が『ややこしい』性格のため、デートをすると疲れてしまう」
この例文のように、「ややこしい人」を彼女や彼氏にしてしまい、疲れている人がいるかもしれません。
心の中がいろいろと複雑で、こんがらがっている人は、「ややこしい人」になりやすいでしょう。
付き合う前に、自分で扱える人かどうか良く考えてみましょう。
手におえないと思ったら、どんなに好きでも、諦めた方が無難かもしれません。
「ややこしい人」の考え方
最後に「ややこしい人」と呼ばれる人の、考え方を紹介します。
「あの人はややこしい人だね」と呼ばれる人に共通する思考パターンを紹介します。
- 「○○すべき」と思っている
- 「1か100か」で物事を判断する
- 「褒められたがる」が「褒められるのが苦手」
「○○すべき」と思っている
「○○すべき」と思っている人は、「ややこしい人」になります。
例えば、他人に対して「私の思いを理解すべき」と思っている人は、自分の気持ちを理解してもらえないことに異常に腹を立てることになります。
普通の人は、他人に自分の気持ちを理解できるとは思っておらず、理解できるとも考えていません。
そのため、腹を立てている理由が分からず、「ややこしい人」という感想を持つことになります。
「1か100か」で物事を判断する
「1か100か」で物事を判断する人も「ややこしい人」になります。
例えば仕事を楽しそうにしていた人が、ほんの少しミスをしただけで、やる気をなくしてしまうことがあります。
その人にとっては、小さなミスでもミスには変わらないため、その仕事は失敗だとなってしまいます。
そして前触れもなく会社を辞めてしまったりします。
周囲から見れば、楽しそうに仕事をしていたのに、急にやる気を失う姿を見て、「ややこしい人」という印象が残ります。
「褒められたがる」が「褒められるのが苦手」
やたらと「褒められたがる」と同時に、「褒められるのが苦手」な人がいます。
このような人を褒めてみたものの、「本当にそう思っていますか?」などと疑いの目で見られて、逆に機嫌が悪くなることがあります。
もちろん褒めずにいても、「なぜ私のことを評価してくれないの」と思い、機嫌が悪くなったりします。
周囲から見れば、やはり「ややこしい人」という印象しか残りません。
「ややこしい」という言葉について見てきました。
普段から使っている「ややこしい」という言葉の意味を、改めて知れたかもしれません。
次回以降はより意味を理解した上で、「ややこしい」という言葉を使ってみましょう。