「どうしよ平八郎の乱」の意味とは!類語など詳しく解釈
「どうしよ平八郎の乱」は、若者の間で流行っている「言葉遊び」から生まれた表現です。
目次
- 「どうしよ平八郎の乱」とは?
- 「言葉遊び」とは?
- 「どうしよ平八郎の乱」と似たようなダジャレ言葉
「どうしよ平八郎の乱」とは?
「どうしよ平八郎の乱」とは、「どうしよう」と言いたい時に使う表現で、単に「どうしよう」と言い換えても意味は一緒です。
若者がSNSなどで使うことが多く、大人はまず使いません。
その若者でも、好んで使うのは中学生や高校生までだと考えていいでしょう。
- 「どうしよ平八郎の乱」の語源
「どうしよ平八郎の乱」の語源
「どうしよ平八郎の乱」は、歴史の教科書でも有名な「大塩平八郎の乱」(江戸幕府への反乱)が語源です。
これを起こしたのは「大塩平八郎」(おおしおへいはちろう)で、先の反乱は1837年のことでした。
「どうしよ」という語呂が「おおしお」と似ている為、そこと置き換えて「どうしよ平八郎の乱」としただけの言葉で、「平八郎の乱」の部分に全く意味はありません。
同じように作られた言葉は他にも多く、近年ではこのような「言葉遊び」が中学生や高校生の間で流行っています。
「言葉遊び」とは?
「言葉遊び」には色々な解釈がありますが、主に「どうしよ平八郎の乱」のように、元の(有名な)言葉に引っ掛けて新しい言葉を作ることだと考えていいでしょう。
注意として、その元の言葉が誰もが知っているものでないと、面白さが半減してしまうという点が挙げられます。
「大塩平八郎の乱」は中学生の教科書に載っているほど歴史上有名な反乱の1つなので、充分に「言葉遊び」として使えるという訳です。
「どうしよ平八郎の乱」と似たようなダジャレ言葉
「どうしよ平八郎の乱」と同じように、言葉遊びから生まれた言葉です。
要はダジャレですが、若者に間で流行っているものです。
- 「了解道中膝栗毛」【りょうかいどうちゅうひざくりげ】
- 「やばたにえん」【やばたにえん】
- 「あざまる水産」【あざまるすいさん】
「了解道中膝栗毛」【りょうかいどうちゅうひざくりげ】
十返舎一九による「東海道中膝栗毛」(とうかいどうちゅうひざくりげ)という有名な文学作品と、「了解」を引っ掛けた言葉です。
やはり「了解」とだけ使っても意味は一緒で、相手が先の「どうしよ平八郎の乱」などと使ってきた時の返しとしてよく見掛けます。
「やばたにえん」【やばたにえん】
こちらは、お茶漬け商品で有名な「永谷園」(ながたにえん)と「ヤバイ」を掛け、最初の「なが」が「やば」となっただけの言葉です。
「ヤバイ」と言いたい時の言い換え表現ですが、ここから言葉遊びによる数々のこのような言葉が作られるきっかけになったとも言われている言葉で、2016年の「ギャル流行語大賞」にも選出されたほど若者の間では有名となっています。
「あざまる水産」【あざまるすいさん】
この言葉は、「ありがとうございます」の略の「あざっす」の語尾に「」を付けていると表現している「あざまる」と、「磯丸水産」(いそまるすいさん)という居酒屋のチェーン店の名前が掛かっており、意味は「あざまる」そのものです。
中高生の間で流行っている表現ながら、何故(飲酒のできない年齢なのに)居酒屋の名前が元になったのかという疑問が浮かびますが、それについては明確にされていません。
「どうしよ平八郎の乱」は、そこまで使われてはいませんが、言葉遊びで作られた表現の1つとして覚えておいてください。