「数多」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
数に関する言葉のひとつ、「数多」の意味や類語を紹介します。
さらに「数多」の使い方や例文を紹介して行きます。
目次
- 「数多」の意味とは?
- 「数多」の類語や言い換え・似た言葉
- 「数多」の言葉の使い方
- 「数多」を使った例文
- 「数多」を使ったその他の言葉
「数多」の意味とは?
「数多」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
もしかしたら良く聞く言葉かもしれませんが、「数多」という字面にすると何を意味しているかが分からない人もいるかもしれません。
簡単な漢字の組み合わせですが、読みにくい、そんな「数多」の読み方や意味を紹介します。
- 「数多」の読み方
- 「数多」の意味
「数多」の読み方
「数多」は「あまた」と読みます。
「数が多い」と書いて「数多」と書きますが、読み方は「あまた」になります。
また「すうた」と読む事もありますが、基本的には「数多」は「あまた」と読みます。
まずは「数多」を「あまた」と読むと覚えて、「すうた」と読む事があるという風に覚えておくと万全でしょう。
「数多」の意味
「数多」は「数が多い」という言葉を縮めたものですから、「たくさん」という意味になります。
そのまま「数が多い」と覚えても間違いありません。
「数多の困難に見舞われる」という場合は、たくさんの困難に見舞われる、困難の数が多いという意味になります。
また学校の行事や、一日のスケジュールは、基本的に数が多いため「数多」という表現を使いやすいです。
もちろん会社や仕事ですべき事は多く、覚えるべき知識も多いため、「数多」である事が基本になります。
ある意味では「数多」は日常生活における当たり前の現象です。
そのため、様々な場面で「数多」という言葉を使う事ができるでしょう。
「数多」の類語や言い換え・似た言葉
「数多」の類語や言い換え、似た意味の言葉をチェックしてみましょう。
「数多」のように「数が多い」という意味の言葉がいくつも並びます。
似た意味の言葉と「数多」を比較する事で、言葉の意味をさらに深く知りましょう。
- 「幾多」【いくた】
- 「盛り沢山」【もりだくさん】
- 「ごろごろ」【ごろごろ】
「幾多」【いくた】
「幾多」は「どれほど多数」という意味があります。
例えば「『幾多』の困難を乗り越えて…」と話をする時は、「どれほどたくさんの困難を乗り越えてきただろう…」という意味になります。
少し感傷的な気持ちで、過去の出来事を振り返る時に、「幾多」という言葉はしっくりくるかもしれません。
「数が多い」という意味で「数多」と似た意味を持つ言葉です。
「盛り沢山」【もりだくさん】
日常的にも良く使う言葉ですので、耳なじみがある方も多いのではないでしょうか。
「盛り沢山」は、「詰め込んだ感じ、内容が豊富な感じ」を言葉にしたものです。
「『盛り沢山』のお弁当」という場合は、一般的なお弁当よりも、おかずやご飯がたっぷりと詰まっている様子をイメージする事ができます。
また「『盛り沢山』のスピーチ」という場合は、一般的なスピーチよりもネタがたっぷり詰まっている事をイメージする事ができます。
このように「盛り沢山」には、質も量もたっぷりある事柄に使いたい言葉です。
「ごろごろ」【ごろごろ】
「ごろごろ」という言葉があります。
例えば「世間に『ごろごろ』転がっている」という時は、世の中には同じような事柄がいくらでもあるという意味になります。
「当たり前」「ざらにある」という意味があり、「たくさんある」という意味も含まれています。
「多数ある」という意味では、「数多」と似た意味の言葉といえるでしょう。
また「休日に『ごろごろ』する」の「ごろごろ」も、石ころが転がっている様子を意味しています。
「ごろごろ」にはいくつかの意味が含まれている事がわかります。
「数多」の言葉の使い方
「数多」は何かの数が多い時に使う事ができる言葉です。
様々な場面で使う事ができる、とても便利な言葉です。
例えば自分の仕事内容を誰かに話す時、「『数多ある』仕事の中から、どれをピックアップして伝えればいいか分からない」などと「数多」を使う事ができます。
またデートの約束をする時も、「『数多』のデート先の候補から、一つに絞るのは難しいね」などと使う事ができます。
世の中にやるべき事は多く、選択肢も豊富ですから、あらゆる場面で「数多」を使う事が可能です。
またあえて「数多」という言葉を使う事で、選択をする難しさや楽しさを伝える事ができるかもしれません。
さらに「数多」という言葉を使い、自分の実力や持ち物、知識の豊富さをアピールする事もできそうです。
「数多」を使った例文
「数多」を使った文章を作ってみましょう
どのように「数多」を文章の中に組み入れればいいか、「数多」を使った例文を見る事で理解する事ができるでしょう。
- 「数多」の例文1
- 「数多」の例文2
「数多」の例文1
日常生活の場面で使えそうな「数多」を使った例文を見て行きましょう。
「とにかく、私の通っている専門学校はやる事が『数多』ある。忙しくて恋愛をする暇がないのが難点だ」、「『数多』ある、素敵な恋人候補の中から、彼女を選んで告白した。フラれてしまったが、まだ素敵な女性がたくさん残っているのであきらめない」、「私の兄は頭に『数多』の毛がある。なのに私は薄毛である。兄弟なのに不公平だと思う」という感じです。
数が多い何かをみつけた時に「数多」を使えばいいので、使い方が簡単で文章も作りやすいと思います。
「数多」の例文2
ビジネスシーンでも「数多」という言葉を使う事があります。
そのような例を「数多」という言葉を使った例文にしてみましょう。
「この会社がさらに良くなるためには、『数多』の選択肢の中から、適切なものを選ぶ必要がある」、「わが社は『数多』の困難を乗り越えて、ここまでやってきた。さらに今後の発展のために、全社員が力を合わせて頑張って行きましょう」、「仕事の内容が『数多』あり過ぎて、何をしていいか分からなくなる。まずはタスク管理をするべきだ」という感じです。
ビジネスシーンは、困難や仕事内容、苦労や持つべきスキルなどが多数ありますので、「数多」という言葉を自然と使えるようになると便利です。
「数多」を使ったその他の言葉
最後に「数多」を使ったその他の言葉をチェックしてみましょう。
定型句のようになった良く使う言葉を覚えておくと、文章にする時に便利です。
- 「数多ある」【あまたある】
- 「引く手数多」【ひくてあまた】
「数多ある」【あまたある】
「数多ある」という言い回しは良く使われます。
「たくさんある」「数多くある」というケースで使う事ができます。
「『数多ある』例の中から、もっとも似ている例をひもといてみる」とか、「『数多ある』就職先の中から、自分にふさわしい企業をみつける」など、使い道が多い言葉です。
覚えておいて損がない言葉でしょう。
「引く手数多」【ひくてあまた】
「こっちに来て欲しいと思う人がたくさんいる」という意味になります。
就職活動中に、優秀な学生は「引く手数多」になると思います。
また綺麗な女性は男性から「引く手数多」になるでしょう。
人気がある人や、希少性が高いスキルを持っている人は、どの世界でも「引く手数多」になりやすいです。
また売り手市場など、環境の違いにより、「引く手数多」になれるかどうかが決まる事もあります。
就職氷河期には、どんなに優秀な学生でも、「引く手数多」になる事はありませんでした。
「数多」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「数が多い」という意味で、シンプルで使う機会が多い言葉だという事が分かったのではないでしょうか。
学校や仕事など、様々な場面で、数が多い物を表現したい時に「数多」という言葉を使ってみましょう。