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「さしずめ」の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!

知っているようで、日常会話のなかであまり出てくることのない「さしずめ」

重要な場面で出てきたときに知らなかった、とはなかなか言えないものです。

ここでは「さしずめ」について紹介しています。

さしずめ

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「さしずめ」の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!>


目次

  • 「さしずめ」の意味とは?
  • 「さしずめ」の類語や言い換え
  • 「さしずめ」の使い方
  • 「さしずめ」を使った例文
  • 「さしずめ」を使った短文
  • 「差し詰め」を分解して解釈


「さしずめ」の意味とは?

そもそも「さしずめ」とはどういう意味なのか、ご存知でしょうか。

「さしずめ」とは、1.「さしつまったこと、どん詰まり」を意味しています。

当てはまるものを探した結果を言えば、という意味から、いわば、結局のところ、とも言えますね。

また、「将来は未定だが現時点で考えてみて、という意味から、さしあたり、今のところは、当面、」という意味があります。

こちらのほうが広く使われているのではないでしょうか。

「さしずめこれで代用としておこう」この手の使い方ですと、会話で使う方もいらっしゃるのではないかと思います。

  • 「さしずめ」の漢字

「さしずめ」の漢字

「さしずめ」は、漢字で書くと、「差し詰め」となります。

動詞「差し詰まる」の連用形、「差し詰め」が語源と言われています。

「差し詰まる」から、窮する、どん詰まるという意味が来ているのですね。

また漢字からもわかるように、漢字テストなどで、習っている読み以外書いてはいけない、という場合を除き、「さしずめ」「さしづめ」と読んでも誤読にはならないでしょう。



「さしずめ」の類語や言い換え

大きく分けて二つの意味を持つ「さしずめ」ですが、まだなんとなく輪郭が見えてこない、という方もいらっしゃると思います。

「さしずめ」の使い方や例文を見ていく前に、まずは「さしずめ」の類語、言い換えの文を見ていきましょう。

  • 「差しあたり」
  • 「取り敢えず」
  • 「畢竟」

「差しあたり」

これは二つ目の意味、当面は、とも言い換えることができます。

将来は状況が変わることも念頭に置きつつ、現代の条件下では、というような意味になります。

「差しあたり問題ありません」というのは、今のところは、というニュアンスを含ませることで、逆説的に、のちに状況が変わるかもしれない、問題が起こるかもしれないことを意味してもいます。

「取り敢えず」

こちらも二つ目の意味に近いことばですね。

さきほどの「差しあたり」とも似たことばになります。

「さしずめ」の意味に近いものとなると、今のところ、という意味になるでしょう。

これは、本来重要なものをあとに回し、応急処置的なことをやっておく、ということです。

「とりあえずビールを」というのも、もちろんビールが好きで好きでしかたがない人もいますが、多くの場合には、乾杯をする、食事をとる、というようなメインの事項のために、早く飲みものを用意する必要から生まれたことばでしょう。

「取り急ぎ」という似たことばもありますが、どちらもビジネスシーンにおいてはあまり好まれませんのでお気をつけください。

「畢竟」

「ひっきょう」と読みます。

さまざまな経過をたどったが最終的には、詰まるところといった意味があります。

これはさしずめの、一つ目の意味の類語になります。

「畢竟するに、人は死を免れることはできない」というように、いろいろと考えを巡らせたりしたが、最終的には、というときに使います。

「さしずめ」の使い方

「さしずめ○○といったところか」などと使われたりする「さしずめ」ですが、上述のとおり、異なる意味を持つことばとなります。

ですので、どちらの意味で使われているのか、どちらの意味で使おうとしているのかを押さえておくことが、誤用しないためのポイントとなるでしょう。



「さしずめ」を使った例文

それでは「さしずめ」の例文を見ていきましょう。

例文をいくつも見るなかで、これはどの意味で使われている「さしずめ」なのかを判断してみてください。

そうして反復練習をしていくうちに、だんだんと理解が深まることでしょう。

  • 「さしずめ」の例文1
  • 「さしずめ」の例文2
  • 「さしずめ」の例文3

「さしずめ」の例文1

「五十人ほどに聴取を取ったとは聞いたが、さしずめ疑われているのはわたしとあと二人の男性だけのようだ」

どちらの意味にも取れそうなことばですね。

もちろん、どちらも「さしずめ」の意味には違いありません。

ですがこの場合では、「最終的に」というとまだ時期尚早です。

ここでは、「未来はどうなるかわからないが、現在手中にある条件と照らしあわせてみると」という、二つ目の意味が当てはまるでしょう。

「さしずめ」の例文2

「学級会で長い時間をかけて話しあったが、学級委員にふさわしいのはさしずめ桜田くんだろうという結論に至った」

これは、考えあぐねて結果として、桜田くんに決まったということですので、一つ目の意味で使われている「さしずめ」になります。

暫定的に桜田くんに決めておくが、本決まりはまた別の機会だ、という場合に「さしずめ桜田くんにしておくことになった」というのであれば、二つ目の意味、今のところは、当面は、という「さしずめ」になるでしょう。

「さしずめ」の例文3

「あの男はやることなすこと、どこまで本気なのかわからない。映画でいえば、さしずめミスタービーンといったところだろう」

どう考えてもこの「さしずめ」は、「例えるならば」という意味を持っていますね。

「さしずめ〇〇といったところか」という場合にかぎり、「さしずめ」は、「例えるならば」「例えるとすれば」と言い換えることのできることばになります。

こちらも覚えておくと大変便利な使い方ですので、ぜひ覚えていてください。

「さしずめ」を使った短文

なかなか要領を得ない、という方のためにも、さらに例文をご紹介します。

ここからは、装飾を減らした短文で、「さしずめ」をご紹介します。

いくつもの例文に触れているうちに、ことばの意味が咀嚼でき、理解につながります。

ご自身でも「さしずめ」を使った文など考えてみられると、なおいいでしょう。

  • 「さしずめ食うには困らない」
  • 「さしずめ適任者は君しかいない」
  • 「さしずめ蝋燭かマッチ棒のような男だった」

「さしずめ食うには困らない」

お金がないのか、あまりおいしい出来ではない料理なのか、そのあたりはわかりませんが、この場合の「さしずめ」は、今のところ、つまり二つ目の意味で使われています。

暫定的には困っていないが、今後はわからない、という意味を含んだことばですね。

「さしずめ適任者は君しかいない」

これは、一つ目の意味になります。

いろんな経過を辿ったが、詰まるところ、という意味ですね。

多くの異性と付きあったが、「さしずめ」この人しかいない。

そんなふうに感じることもあるのではないでしょうか。

このように、さまざまな経過を終えて、という場合の「さしずめ」も、とてもよく使われています。

「さしずめ蝋燭かマッチ棒のような男だった」

例文で紹介した用法「例えるならば」を使った短文になります。

色白でガリガリに痩せた男だった、と言いたいのでしょう。

このように、例え話をしたいときにも「さしずめ」は使われています。

この用法の場合、相手も「さしずめ」の意味を知っていることが前提で話をしていないと、きょとんとした顔をされてしまうかもしれませんね。

すこし高度な「さしずめ」の使い方になるでしょう。

「差し詰め」を分解して解釈

むずかしいと感じる熟語などは、分解して考えるとわかりやすい、ということがよくあります。

「さしずめ」も、「差し」「詰め」に分解して見ておきましょう。

「差し」は、

  • さしむかい。
  • さしつかえる。

が主な意味となります。

また、接頭で動詞につき、語勢をととのえたり、強調するときに使います。

「詰め」は、

  • 箱などの容器に入れること、その中に入っていること。
  • それをもって判断すること。
  • その動作や状態を続けること。

などの意味があります。

icon まとめ

「さしずめ」にはいくつかの意味があること、その使い方がおわかりになりましたか。

「さしずめ」このページだけでは使いこなすまでにはならないかもしれませんが、語彙力アップのための参考になればと思います。