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「ましてや」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

「ましてや」の意味や類語を紹介します。

さらに「ましてや」の使い方や例文を紹介します。

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「ましてや」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「ましてや」の意味とは?
  • 「ましてや」の類語や言い換え
  • 「ましてや」の使い方
  • 「ましてや」を使った例文


「ましてや」の意味とは?

「ましてや」の意味とは?

「ましてや」という言葉があります。

「まして」「や」を使わずに用いる事もできます。

「ましてや」は漢字で表記すると「況してや」と書きます。

ただし意味としては「増してや(まして)」の方が通じやすいかもしれません。

「ましてや」「前よりも程度が増す事」を意味する言葉です。

単独では使わずに、文章の中で意味が通じてくる言葉です。

  • 「ましてや」の意味

「ましてや」の意味

「ましてや」「況してや」と書きますが、意味としては「増して」の方が通りやすいです。

「まして」には「増す」「一層」という意味が含まれているからです。

例えば、「ウサギは自動車にスピードで勝てない。

「ましてや」カメが勝てるわけがない」
という使い方をしますが、この場合、ウサギでも勝てないスピードのある相手に、「より一層(遅い)」カメでは勝ち目がないという意味になります。

このように「ましてや」の前に登場するのがAだとして、ウサギにあたる事柄だとしたら、「ましてや」の後に登場するカメにあたるBは「より一層○○」という文脈になります。

「イケメンのA君でも彼女にはフラれた。『ましてや』不細工なB君では振り向いてもらえないだろう」という感じで使う事になります。



「ましてや」の類語や言い換え

「ましてや」の類語や言い換え

次に「ましてや」と似た意味の言葉をチェックして行きましょう。

「ましてや」と同じような使い方をする言葉と比較する事で、より「ましてや」の深い理解につながるはずです。

  • 「より一層」【よりいっそう】
  • 「余計」【よけい】
  • 「おまけに」【おまけに】
  • 「一段と」【いちだんと】

「より一層」【よりいっそう】

「ましてや」に似た意味の言葉に、「より一層」があります。

「より一層」は、「今までよりもさらに多く、さらに高みを目指して」などという意味があります。

「ましてや」にも「より一層」という意味が含まれています。

先程の例でいえば、ウサギでも敵わないのに、カメでは「より一層」敵わない、という意味があるからです。

「より一層」は、「より一層の努力をお願い致します」などと使います。

「余計」【よけい】

「一層、ますますという」意味がある「余計」は、「ましてや」とほとんど同じような使い方をする言葉です。

「余計に悲しい」という使い方がありますが、これは文章の前にAという事実があり、その上で「余計に悲しい」という言葉が続く構造になっています。

例えば「失恋してすでに悲しいのに、雨が降ってびしょ濡れになり、「余計に」悲しい」という感じです。

また「大学受験に失敗して悲しいのに、転んでしまって「余計に」悲しい」などと続きます。

「より一層」「ますます」という様子が「余計」という言葉を使うだけで、演出する事ができます。

「おまけに」【おまけに】

「おまけに」という言葉もあります。

「おまけに、雨が降ってきた」などという風に使い「必要もないのに、ダメ押し的な感じで…」という意味があります。

例えば「彼女にフラれた。おまけにビンタされた」などという文章にする事ができます。

すると彼女にフラれただけでも悲しいのに、おまけに、必要もないビンタまでされる散々な様子をイメージする事ができます。

他にも「道路で転んだ。おまけにズボンが敗れた」とか、「足を怪我した。おまけに熱を出した」などの例文を作る事ができます。

必要もないのに、ダメ押しのように嫌な出来事が重なる様子を表現したい時に「おまけに」という言葉はピッタリです。

「一段と」【いちだんと】

「今まで以上に」「より一層」という意味を含む言葉に「一段と」があります。

「一段と」は、「今までよりも」「ひときわ」などの意味を含む言葉です。

良く使う言葉の例として「一段とキレイになった」という言葉があります。

「○○さんは「一段と」キレイになった」という場合、○○さんの事を知らなくても、「前からキレイな人だったんだろう」と予想する事ができます。

さらにキレイだった○○さんが、「今までよりも」「ひときわ」キレイになった様子が見て取れるはずです。

このように、「一段と」という言葉を最初につけるだけで、「今までも○○」で、「より一層○○」なのだという事を伝える事ができます。

「ましてや」の使い方

「ましてや」の使い方

「ましてや」という言葉を使う時は、3つの要素を意識するようにしましょう。

例えば「Aは美人だが、Bの足元にも及ばない。

「ましてや」Cは話にならない」
という文章があります。

これは「ましてや」を使った、典型的な文章のひとつです。

この文章にはA、B、Cの3人が登場します。

このように「ましてや」という言葉を使う時は、3つの要素が登場する事を意識してみましょう。

A、B、Cの要素の中で、特にCを際立たせたい時に「ましてや」を使います。

もしBを際立たせたい場合は、AもCも美人だが、Bには敵わないなどという他の表現の方がふさわしいからです。

Cという要素を印象付ける時に「ましてや」はピッタリくる言葉です。

また「Aはバカだ。「ましてや」Bはもっとバカだ」というように、2つの要素だけでも「ましてや」の文章を作る事ができます。

この場合も、「ましてや」の後に来る言葉を際立たせたい時に使いましょう。



「ましてや」を使った例文

「ましてや」を使った例文

「ましてや」は文章の中に組み込まれて、意味が通じる言葉です。

そこで、「ましてや」を使った例文を見て行きましょう。

いくつかの例文をチェックする事で、「ましてや」をどのように使えばいいかが分かりやすくなるはずです。

  • 日常的なシーンで「ましてや」を使った例文
  • ビジネスシーンで「ましてや」を使った例文
  • 恋愛場面で「ましてや」を使った例文

日常的なシーンで「ましてや」を使った例文

日常生活を送りながら、「ましてや」を使いたくなる場面に出くわすかもしれません。

そのような出来事が起こった時は、ぜひ「ましてや」を使った文章にしてみましょう。

例えば、スーパーマーケットで買い物をしている時に「ましてや」を使いたくなるかもしれません。

野菜が高騰した時期は、野菜の値段に対して「ましてや」を使って嘆いてしまうかもしれません。

「もやしさえ、野菜の高騰で値段が高くなっている。「ましてや」レタスは高すぎて手が出ない」という感じです。

また「お給料が安すぎて、インスタントコーヒーすら買えない。「ましてや」ドリップコーヒーなんて買う気にすらならない」という感じになります。

ビジネスシーンで「ましてや」を使った例文

続いてビジネスシーンで「ましてや」が登場する場面を見て行きましょう。

優秀な社員に対する噂話をする時は「ましてや」が登場しやすいかもしれません。

「Aさんは、わが社の期待のホープだ。「ましてや」Bさんは将来の社長になれる器かもしれない」という感じです。

また「Cさんは、今までの女子社員の誰よりも美人だ。「ましてや」Bさんは女優さんになれるレベルだ」などいう文章になるかもしれません。

逆に「Dさんは社内の平均レベルに達していない。「ましてや」Eさんは、入社以来記憶にないくらい使えない」という例文も作れるかもしれません。

ビジネスシーンで「ましてや」を使うとどのような文章になるでしょうか。

恋愛場面で「ましてや」を使った例文

恋愛場面でも「ましてや」を使う事があります。

例えば「Aさんは恋愛対象にならない。「ましてや」Bさんは友達にもしたくない」とか、「Cさんは誰よりも彼氏にしたいタイプの人だ。「ましてや」Dさんは二股をかけられてもいいからお付き合いしたい」などという文章を作る事ができます。

自分と恋のライバル、恋愛対象になりそうな男性や女性同士を比較する機会が多いので「ましてや」を使う機会も増えるかもしれません。

icon まとめ

「ましてや」「一層」という意味を含む言葉で、文章の中で見る事で、意味が通じる言葉です。

できるだけ多くの文章の中に含まれる「ましてや」をチェックして、意味や使い方を覚えるようにしましょう。