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「体裁」の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!

「体裁」の意味や類語を紹介します。

さらに「体裁」を使った言葉の解説を紹介して行きます。

体裁

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「体裁」の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!>


目次

  • 「体裁」の意味とは?
  • 「体裁」の類語や言い換え
  • 「体裁」の使い方
  • 「体裁」を使った言葉を解釈


「体裁」の意味とは?

「体裁」という言葉を使った事があるでしょうか。

世間体を気にする家庭で育った人は、「体裁」という言葉を、両親を通じて頻繁に耳にしているかもしれません。

「体裁」とは、「外から見られた時の格好」を意味する言葉です。

あくまで「外から見られた時」なので、実状そのものというわけではありません。

例えば誰かに「体裁が悪い」と言われたとしても、それは外から見たその人の意見ですので、本当に悪いかどうかは別問題です。

同じように、自分の事を「体裁が悪い」と思っても、本当に見た目の格好が悪いかどうかは別問題です。

  • 「体裁」の読み方
  • 「見栄」という意味もあります

「体裁」の読み方

「体裁」「ていさい」と読みます。

「たいさい」ではありませんので注意しましょう。

「体裁」「裁」「裁縫」「さい」でもあります。

そのためか、「体裁」をきちんとする事を「体裁を繕う」と表現します。

「体裁」という言葉を、人の姿をした、布でできた人形のようにイメージをすると、意味が理解しやすいかもしれません。

「見栄」という意味もあります

「外から見られた時に、どのように映るか」と気にする人は、「体裁を気にする」人です。

内面と外面のバランスが悪い事が原因で、「体裁」を気にする事が多いです。

そのため内面が充実している人は、あまり「体裁」を気にする必要がないかもしれません。

つまり「体裁」という言葉を使う時は、自分を良く見せようという「見栄」が必ず混ざっています。

「見栄」「自分を高く見せる」事で、「体裁」という言葉を使う場面では、ほとんどの場合、「見栄」がモチベーションになっています。

「体裁を整える」「体裁を繕う」という言葉を使った場合でも「見栄を張る」とほとんど同意語になります。



「体裁」の類語や言い換え

次に「体裁」の類語や言い換えた言葉をチェックしてみましょう。

「外面」を気にする様子がうかがえる言葉が、たくさん登場します。

  • 「外面」
  • 「上面」
  • 「外見」
  • 「上辺」
  • 「表面」
  • 「見せ掛け」
  • 「世間体」

「外面」

「外面」は、「物事の外側の事」です。

「体裁」も、外から見た格好の意味がありますので、似たような意味になります。

ただし「体裁」には「見られている」という受け身の姿勢が見られますが、「外面」はフラットな意味での「外側の事」となります。

「上面」

「上面」という言葉があります。

「上面」「うわつら」と読み、「ちょっと見ただけの外観」の事を意味します。

「上面で人を判断する」という時は、「ちょっと見ただけで人を判断する」という意味になります。

外見ばかり気にして、内面を見ようとしない人や、外面ばかりを気にしている人は「上面」ばかりに注目して、本質を見誤ってしまうかもしれません。

「外見」

「外見」という言葉は、誰でも頻繁に使うような、とてもメジャーな言葉です。

「外見」は、「がいけん」と読む事もあれば、「そとみ」と読む事もあります。

いずれにせよ、外から見た様子の事を指します。

人のルックスやボディライン、見た目の印象などを「外見」と呼ぶ事が多いです。

そのため刑事が犯人の見た目の印象をピックアップする時は「外見の特徴」などのメモを作ります。

またその人の性格など内面と比較して使う事が多く、「あの人は「外見」はいいけど、中身はだらしない」などと使います。

「上辺」

「上辺」という言葉も「体裁」に良く似た言葉です。

「上辺」「うわべ」と読みます。

簡単な言葉ですが、「じょうへん」などと言ってしまいがちなので、「うわべ」という読み方をきちんと覚えておきましょう。

「上辺」は表面的な状態や様子を意味する言葉で、その裏には「内面は置いて」とか「中身はともかく」という意味があります。

そのため「上辺ばかり着飾っても意味がない」など、否定的な意味で使う事が多いです。

「表面」

「表面」という言葉も、外側を意味する言葉として良く使います。

「表面」は、他人の目に入る場所、可視化できる場所という意味があります。

「表面的」という場合は、やはり「上辺」と同じように「中身はともかく」という否定的な意味が出てきます。

「見せ掛け」

「繕った外見」の事を「見せ掛け」と呼びます。

「見せ掛けを整える」「体裁を繕う」は、同じ状況を言葉で表現しています。

「見せ掛けの愛」は、「本当は愛が無いけれど…愛があるように見せる」という意味になります。

「世間体」

「体裁」の中でも、世間の人々に対する「体裁」に絞ると「世間体」となります。

「世間体」を気にする家庭は多く、そのような家庭で育つと「世間体」を気にする人になりやすいです。

「世間」という広い世界に向けて、「体裁」を整えなければならないので、かなり様々な部分を取り繕う必要が出てしまいます。

「世間体を気にする」人は、生きるのが少し難しくなるかもしれません。

「体裁」の使い方

「体裁」という言葉を使う時は、「自分に対しては本質的な部分で自信がない時」に使う事が多いです。

例えば誰かと付き合う時に、その人の容姿や家柄と、自分の容姿や家柄を比較する事があると思います。

比較して自分が劣っていると感じると「体裁」を気にする事になります。

自分が勝っていると感じたり、そもそも容姿や家柄を比べる必要が無いと感じている人は「体裁」を気にする必要がないからです。

劣等感を持っている持ち主が、外から見える自分の姿を気にしていると感じられる時に「体裁」という言葉を使うと良さそうです。



「体裁」を使った言葉を解釈

最後に「体裁」を使った言葉について解釈しましょう。

「体裁」という言葉を使う時の定型句のようなものですので、覚えておくと便利です。

  • 「体裁を繕う」
  • 「体裁が悪い」

「体裁を繕う」

「体裁」「繕う」という言葉を続ける事が多いです。

例えば自分よりも格上と思われる家に嫁ぐ花嫁は、「体裁を繕う」必要があるかもしれません。

家柄が良いとされる家に嫁ぐ時は、趣味や学歴などをアレンジする事があります。

急いで外国語を習得しようとしたり、短期的に身につけられる習い事をするなど、結婚前にバタバタします。

外見を気にしてエステ通いをしたり、急なダイエットをするかもしれません。

このような様子を、「結婚式の出席者が見て、両者の映り具合が不自然ではないように、彼女は「体裁」を繕った」という文章にする事ができます。

「体裁が悪い」

ビジネスシーンでも、他人の目を気にして見栄を張り、見かけを気にして何とかしようとする事があるでしょう。

例えば、コンペ用の資料が貧弱な印象の時は、コンペに参加する人の目を気にして「体裁が悪い」と感じるかもしれません。

本来は本質的な部分を変えなければ貧弱さが消える事はないのですが、「体裁」を気にする人は、見た目をなんとかしようと努力します。

「体裁が悪い」という言葉には、内面よりも外面を重視する人の気持ちが現れています。

icon まとめ

「体裁」という言葉を使う時は、少しネガティブなニュアンスが付きまといます。

「体裁」を気にする人は、劣等感を持っている事が多く、外見を取り繕う行為を指摘する人は、「体裁」を気にする行為を疎んでいるからです。

「体裁を繕う」という行為に対して、好意的に受け止める人は基本的にはいない事になります。

ただし、「仕方なく」「そうはいっても、取り繕わないわけにはいかない」事情があるため、人は「体裁」を気にして、「体裁を繕う」事になります。

あるいは自分が「体裁」を気にする場面が出るかもしれません。

その意味では、あまり「体裁を繕う」人の事を、厳しい目で見ない方が身のためかもしれません。