「表面」の意味とは?読み方や使い方・例文・類語を解説!
この「表面」は、物理的な意味だけに限らず使える言葉です。
目次
- 「表面」とは?
- 「表面」の表現の使い方
- 「表面」を使った例文と意味を解釈
- 「表面」の類語や類義語
「表面」とは?
「表面」とは、言葉のまま「表に出ている面」という意味で使います。
果実で例を挙げると、「表面の皮は黄色だが、中身はオレンジ色の実が詰まっている」などと使い方になり、何もしなくても見える面のことだと捉えていいでしょう(ここでは、剥いたり切ったりすることがその何かに当たります)。
そして、人の態度や仕草に対しても使える言葉で、「表面では冷静を装っていたが、実はかなり驚いていた」のように用いると、冷静に見えるようにしていたものの、内心では全くそうではなく驚いていたという解釈になります。
- 「表面」の読み方
「表面」の読み方
「表面」は、「ひょうめん」と読む言葉です。
使い方によっては「おもてめん」と読んでも構わないことがあり、それは、この「表面」と並んで「裏面」という言葉がある場合です。
そのような時には、裏(うら)に対して表(おもて)と発音した方が分かりやすい為で、そういったケースに限った特別な読み方だと覚えておいてください。
「表面」の表現の使い方
「表面」という言葉は、使い方を問わず、「外から見える部分」という意味です。
先の果実や人の態度に使った例においてもその通りで、見えない部分とそれを比較する為に用いられることが多い言葉です。
「おもてめん」と発音して「裏」に対して使う時にはその限りではなく、先に見える方、またはメインとなる面という意味になります。
「表面」を使った例文と意味を解釈
「表面」を使った例文と、その意味の解釈です。
物理的な対象と、人を対象として使っている例になります。
- 「表面」を使った例文1
- 「表面」を使った例文2
「表面」を使った例文1
「表面はとても堅いのに、中はとても柔らかくて驚いた」
表面に隠された中身との比較の為に使っています。
物に対して用いられるいい例だと言っていいでしょう。
「表面」を使った例文2
「表面だけ繕っていても、本当はそうではないのがバレバレだ」
表にこそ出していなくても、全く違うことを思っていたり、考えていることがバレていると言っている例になります。
その人との付き合い方次第では、こんなことまで分かるようになるものです。
「表面」の類語や類義語
「表面」とほとんど同じ意味で使える言葉です。
こちらに置き換えてもそのまま意味が通ります。
- 「外見」【がいけん】
- 「外観」【がいかん】
「外見」【がいけん】
外から見える面という意味の言葉で、「表面」と同じように使えます。
「外見は堅そうだが~」や「外見だけよく見せても~」のように、物と人の両方に対して言い換えになる言葉です。
人に対して使う時には、「そとみ」と発音しても構いません。
「外観」【がいかん】
物に対してのみ使える言葉で、意味は「表面」と一緒です。
この表現は、人に対しては使いません。
「表面」は、「見える範囲」のことだと考えておけば、対象が物でも人であっても、それだけで解釈に困ることはないでしょう。