「必達」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「必達」の意味と読み方を紹介します。
さらに「必達」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「必達」の意味とは?
- 「必達」の類語や言い換え
- 「必達」の使い方
- 「必達」を使った例文
「必達」の意味とは?
「必達」は「ひったつ」と読みます。
「必達」は、ビジネスシーンで使う事が多い言葉です。
職場の上司や同僚、あるいは取引先に対して、達成目標を掲げる時に「必達」という言葉を使う事が多いです。
「必達」には「必ず達成する」または「必ず何かを届ける」という意味があります。
「必達」の「達」には「達成する」という意味や「到達する」という意味があるからです。
職場などで「必達」という時は、目標の数値やノルマを「必ず達成します」という意味で使いますし、何かを届ける立場になった人は「必ず届けます」という意味で使います。
「達成」には、何か大きな目標や計画を成し遂げるという意味があります。
そのため、「必達」という言葉を使う時は、やや大きな目標、頑張らなければ達成できないような目標にたいする意気込みとして使う方がふさわしいでしょう。
誰にでもできるような目標を達成しようとする時は、「必達」と意気込むのは、少し恥ずかしいかもしれません。
「まだ成し遂げた事がない事を、成功させる」、「やや困難なところまで荷物を運ぶ」「納期が厳しいけれど、成功させる」このようなケースで「必達」という言葉を使うとしっくりくると思います。
「必達」の類語や言い換え
「必達」の類語や言い換えを紹介します。
ビジネスシーンで使う機会が多い言葉ですので、似たような言葉に言い換えられると便利です。
- 「完遂」【かんすい】
- 「成就」【じょうじゅ】
- 「全うする」【まっとうする】
「完遂」【かんすい】
物事を最後まで成し遂げる事を「完遂」といいます。
「完遂」も「必達」に近い言葉です。
ある目標に対して、「完遂」を目指す行為と「必達」を目指す行為は同じだからです。
また「完遂」には、最後まで成し遂げるという「完全に成し遂げる」という意味合いと、一点の曇りもないくらいにやり遂げるという「完璧に成し遂げる」という意味があります。
いずれにせよ、途中で物事を放り出さず、自分も周囲の人達も「やりきった」と認めてくれるレベルまで続けた場合に、「完遂」と評価する事ができます。
「成就」【じょうじゅ】
大きな目標を達成する事、大きな願いを叶える事を「成就」といいます。
「満願成就」などと、四文字熟語で使う事も多い言葉です。
「成就」も「必達」のように「この願いを成就させるよう頑張ります」と誓いを立てたり、「この事業を必ず成就させます」と誓いを立てるなど、達成目標を宣言する時に使う事ができます。
恋愛の場面でも「成就」は良く使います。
「彼との恋愛を成就させて、結婚したい」などと使い、恋愛が思う通り進む事を願う時に使う人が多いです。
「必達」よりも、さらに困難な目標や、「夢」と表現した方がいいくらい高い目標を達成する事を誓う時に「成就」という言葉はピッタリでしょう。
「全うする」【まっとうする】
最後までやり通す、何かを成し遂げるという意味の言葉として「全うする」があります。
必ず達成すると言う意味の「必達」と似たような意味の言葉です。
任務を「全うする」、命を「全うする」などと使い、「完全にやり切った」というイメージを表現する事ができます。
「全うする」は「全くする」からできた言葉ですので、「完全に、する」という意味があるからです。
「この事業を全うしたいと思います」という言い方をすると、「必達」のような意味の言葉として使う事ができます。
「必達」の使い方
「必達」という言葉は、日常的な会話で使うよりも、誰かや、自分に対して「宣言」するような機会に使う事がおすすめです。
例えば、職場全体の目標や、自分のノルマなどを決めた後、職場のみんなに「必達」という言葉を使って宣言する事で、自分にプレッシャーをかける事ができます。
また個人の目標を決めた時に、壁に「必達」という文字を入れた文章を貼ったり、口に出して宣言する事で、「絶対にやってやる」という気持ちになれます。
また大きな目標を立てたものの、達成するまでに時間がかかる場合は、目標そのものを忘れてしまう事があります。
そこで、「必達」という言葉を使った目標を、毎日目にする事ができるようにしたり、口に出す事で、目標自体を忘れてしまうリスクを避ける事ができます。
このように、「必達」は目標を達成するためのモチベーションを高めるために、使う事をおすすめします。
「必達」を使った例文
続いて「必達」を使った例文を見て行きましょう。
様々なシチュエーションで「必達」を使う例文をチェックする事で、「必達」の使い方がより理解できるようになるはずです。
- 「必達」を使った例文1
- 「必達」を使った例文2
- 「必達」を使った例文3
「必達」を使った例文1
ビジネスシーンで使う事が多い「必達」は、企業の目標や会社員としての目標を宣言する時に使う機会が多いです。
例えば職場全体の目標を決めた後で、「その目標を絶対に達成する」という誓いを立てる時に、「必達」という言葉を使います。
そこである職場の会議で、職場のリーダーが目標達成を宣言する時の、「必達」を使った例文を見て行きましょう。
「会議での話し合いを受けて、今月は、職場全体として、1億円の売り上げを達成する事を目標とします。
これは、できたらいいなという軽い目標ではなく『必達目標』である事を忘れないでください」という感じです。
このように絶対に目標を達成するという意味で、単なる目標ではなく「必達目標」という言葉にして発言する事があります。
「この目標は『必達』だ。絶対に気を抜くな」とか、「この数値に『必達』できなければ意味がない」などと上司が言うと、「これは本気だな」「冗談じゃないな」と職場のスタッフが強く認識できます。
「必達」を使った例文2
個人の目標を達成したい時も「必達」という言葉を使います。
自分の声に出す事で、目標はより意識しやすくなり、達成しやすくなるからです。
そこで個人の目標を「必達」という言葉を使って達成する事を誓う人の様子を、例文を使ってみて行きましょう。
「俺は、絶対に今年中に結婚する。期限は今年の12月31日までとする。素敵な女性と幸せな生活を送るために、この目標を必達する」という感じです。
また「年収1,000万円に必達するよう、努力する事を誓います」などと使います。
「必達」を使った例文3
さらに「必ず届ける」という意味で、「必達」を使う事があります。
「必ず到達させる」という意味が「必達」にはあるからです。
例えば、仕事に必要な書類を届けるよう、部下に指示を出す時などに「必達」という言葉を使い、必ず届けるよう念を押します。
この様子を例文にしてチェックしてみましょう。
「午後2時までに、この書類を先方に届けてください。『必達』でお願いします」という感じです。
「必達」という言葉を付ける事で、「絶対に時間に遅れちゃいけないんだな」と言われた方が意識します。
優先順位の上位に来るため、忘れられる事が少なくなります。
また自分が荷物を届ける立場になったら、手帳などに「○○を午後2時まで、『必達』」などとメモしておくと忘れにくくなります。
「必達」は「必ず達成する」とか「必ず届ける」など、大きな目標を達成する事を宣言する時に使う事が多いです。
特にビジネスシーンや、個人の大きな目標を達成するためにモチベーションを上げたい時に使う機会が多いです。
ぜひ何か達成が難しいくらい大きな目標を立てたときこそ、「必達」という言葉を使って周囲の人たちに宣言し、モチベーションを高めましょう。