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「石橋を叩いて渡る」の意味とは?読み方、類語や使い方、例文を紹介!

「石橋を叩いて渡る」の意味と読み方を紹介します。

さらに「石橋を叩いて渡る」の同義語と対義語、さらに使い方や例文を紹介して行きます。

石橋を叩いて渡る

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「石橋を叩いて渡る」の意味とは?読み方、類語や使い方、例文を紹介!>


目次

  • 「石橋を叩いて渡る」の意味とは?
  • 「石橋を叩いて渡る」の類語や似たことわざ
  • 「石橋を叩いて渡る」の対義語や反対の意味の言葉
  • 「石橋を叩いて渡る」を使った例文
  • 「石橋を叩いて渡る」から学びたい事


「石橋を叩いて渡る」の意味とは?

「石橋を叩いて渡る」という言葉は、誰もが聞いた事があるような有名な言葉でしょう。

また、初めて聞いた時に「え?石橋を叩いて渡るの?」と不思議に思った人もいるかもしれません。

この言葉は第一印象の違和感によって、誰の胸に深く印象に残ります。

「石橋」とは、石でできた頑丈な橋という意味で、「絶対に壊れない安全な橋」を意味しています。

それでも「叩いて渡る」理由は、どんなに頑丈な橋でも壊れる事があるので、万全のリスク管理をしようとする気持ちから起きています。

「石橋を叩いて渡る」とは、どんなに安全そうに見える事でも、注意を怠らないようにしようという教えが込められています。

一日中晴れに見えるような日でも、ゲリラ豪雨に見舞われる事があります。

絶対に倒産しそうもない会社が、突如つぶれてしまう事だってあります。

このように何が起こるか分からない世の中では、誰がどんな目に遭うか分からないため、「細心の注意は欠かせない」という事を「石橋を叩いて渡る」という言葉は教えてくれます。

  • 「石橋を叩いて渡る」の悪い意味
  • 「石橋を叩いて渡る」の読み方

「石橋を叩いて渡る」の悪い意味

「石橋を叩いて渡る」という言葉には、少し悪い意味も込められています。

「壊れるはずがない頑丈な橋」「基本的に壊れない」という見方をすると、「叩いて渡る人」の事が慎重すぎて滑稽に見えるからです。

「そんなにビビッていたら、世の中を生きていけない」「リスクを負わなければ、大きなリターンを得られない」と感じている人から見ると「石橋を叩いて渡る」人は、バカみたいに見えるかもしれません。

例えば「石橋を叩いて渡る」人の事をバカにして、「石橋を叩いて(結局)渡らない」という言葉が派生しているのは、慎重すぎるのは良くないという風潮があるからでしょう。

このように「石橋を叩いて渡る」には、「細心の注意は欠かせない」という意味と「慎重すぎると何もできない」という二つの見方があるのです。

「石橋を叩いて渡る」の読み方

「石橋を叩いて渡る」「いしばしをたたいてわたる」と読みます。

難しい漢字が使われていないので、余計、読み間違えをしたくない言葉です。

石でできた頑丈そうな橋を、杖などを使って叩きながら、壊れないかどうか用心しながら歩いている人の姿をイメージしながら覚えましょう。



「石橋を叩いて渡る」の類語や似たことわざ

「石橋を叩いて渡る」には、似たようなことわざや類語がたくさんありますので、チェックしてみましょう。

一度は聞いた事があるような、知っていることわざと出会うかもしれません。

  • 「転ばぬ先の杖」【ころばぬさきのつえ】
  • 「念には念を入れよ」【ねんにはねんをいれよ】
  • 「濡れぬ先の傘」【ぬれぬさきのかさ】
  • 「浅い川も深く渡れ」【あさいかわもふかくわたれ】

「転ばぬ先の杖」【ころばぬさきのつえ】

「転ばぬ先の杖」という言葉は、「石橋を叩いて渡る」と似た言葉です。

「転ぶ前に、杖を持っておこう」という意味の言葉で、高齢者など足腰に不安があり、転ぶかもしれないリスクがある人は、あらかじめ杖を用意しておきましょうという教えがあります。

例えば地震になってから、防災用具を揃えようとしてもうまく行きません。

災害が起こる前から、あらかじめ防災用具を用意しておく事が大切になります。

このような大切な教えを「転ばぬ先の杖」という言葉は含んでいます。

いつも準備不足で嫌な目に遭ったり、アクシデントが起こってから慌てている人を見たら、「転ばぬ先の杖だよ。事前に準備するようにしよう」と声を掛けてあげましょう。

「念には念を入れよ」【ねんにはねんをいれよ】

「念には念を入れよ」と言う言葉は、「石橋を叩いて渡る」と同じように「どんな時でも慎重に行動しよう」という意味の言葉です。

行動をする前に念を入れるだけでなく、念の上に念を重ねておいても、損はないという教えです。

単純な注意だけではなく、さらなる注意をして行動をしましょうと、誰かに教えたい時に使います。

例えば交通量の多い交差点を渡る時は、左右を一度確認するだけではなく、数回確認してから渡った方が安全です。

注意力が不足気味な人には「念には念を入れよ」という言葉を送りましょう。

「濡れぬ先の傘」【ぬれぬさきのかさ】

「濡れぬ先の傘」「転ばぬ先の杖」と同じように、「石橋を叩いて渡る」に似た意味の言葉です。

雨が降りそうだと思ったら、例え出かける時には雨が降っていなくても、傘を持って出かけた方が安心です。

楽観的になりすぎず、注意をしながら慎重に行動しましょうという教えが含まれています。

「浅い川も深く渡れ」【あさいかわもふかくわたれ】

何事にも用心が必要だという教えが含まれている言葉が「浅い川も深く渡れ」という言葉です。

一度聞いただけでは、あまり意味が分からないかもしれません。

この言葉は、例え浅く見える川であっても、深い川のように注意をしながら渡らなくてはいけないという意味があります。

実際に浅そうに見える川だと思っていたら、突然、水深が深くなり、足が届かなくなって慌てる事があります。

どんな場所でも、どのような事にも、どんなリスクが潜んでいるか分からないので注意をしましょうと教えられる言葉です。

「石橋を叩いて渡る」の対義語や反対の意味の言葉

「石橋を叩いて渡る」は、どんな時でも注意が必要だという教えが含まれている言葉です。

一方で、この言葉の反対の意味の言葉やことわざがあります。

どのような言葉があるのかチェックして、どちらも人生の参考にすると、バランスが取れて良いのではないでしょうか。

  • 「危ない橋を渡る」【あぶないはしをわたる】
  • 「当たって砕けろ」【あたってくだけろ】
  • 「一か八かの賭けに出る」【いちかばちかのかけにでる】

「危ない橋を渡る」【あぶないはしをわたる】

「危ない橋を渡る」は言葉の通り、崩れ落ちそうな危ない橋を渡る様子を描写しています。

崩れ落ちそうだけれど、無事に渡り切ってしまえば、最短距離を短時間で進む事ができます。

このように「危ない橋を渡る」とは、何か大きな目的を達するためには、あえてリスクを背負った手段を選ぶという選択肢もあるという教えを含んだ言葉です。

またこの言葉は、違法すれすれの手段を選ぶ時にも使われます。

石橋ですらも叩いて渡るという「石橋を叩いて渡る」の教えとはかなり違う過激な教えが含まれています。

「当たって砕けろ」【あたってくだけろ】

「当たって砕けろ」という言葉も、「石橋を叩いて渡る」の反対の意味の言葉です。

「当たって砕けろ」は、結果はともかく、とりあえず実行してみましょうという意味の言葉です。

恋愛のクライマックスのひとつが、「告白」です。

告白が成功するかどうかは、ほとんどの場合、告白される側しか分からないものです。

失敗を恐れて、告白をしないという選択肢もありますが、告白をしないで後で後悔しないかどうかという別の問題もあります。

このような結果がどう出るかが分からない場面では「当たって砕けろ」で、とにかく告白するという選択肢もあります。

「一か八かの賭けに出る」【いちかばちかのかけにでる】

「一か八か」という言葉も、「結果はともかくチャレンジだけはしてみよう」という意味の言葉で、「石橋を叩いて渡る」とは反対の意味の言葉です。

「一か八か」の言葉の由来は、「丁半賭博」「丁か半か」からきているとされています。

結果がどう出るかは五分五分ですから、運を天に任せてチャレンジしてみてもいいだろうという教えがあります。

もちろん博打嫌いの人からすれば、五分五分の勝負に挑戦するのはリスクが大きすぎるという意見になるでしょう。

「石橋を叩いて渡る」か、「一か八か」の勝負に出るかは、その人の考え方次第です。



「石橋を叩いて渡る」を使った例文

「石橋を叩いて渡る」は、様々なシチュエーションで使いやすい便利な言葉です。

使い方を知ると、日常生活でもビジネスシーンでも使う場面が多くなりそうです。

そこで実際に「石橋を叩いて渡る」を使った例文を見ながら、言葉の使い方を知りましょう。

  • ビジネスシーンで使う「石橋を叩いて渡る」の例文1
  • ビジネスシーンで使う「石橋を叩いて渡る」の例文2

ビジネスシーンで使う「石橋を叩いて渡る」の例文1

失敗をしたくない場面で、自分は慎重に行動する事ができたとしても、一緒に行動する人がそうしてくれるとは限りません。

例えば大切なプロジェクトは、絶対に失敗したくないものです。

そこで慎重には慎重を重ねて行動するように、周囲の人に促したい時に、「石橋を叩いて渡る」という言葉を使いましょう。

プロジェクトの発足の会議の時などに、スピーチを頼まれたら、「このプロジェクトは絶対に失敗できない大切なプロジェクトです。『石橋を叩いて渡る』の精神ですべての工程に取り組んでください」などと言いましょう。「慎重にしなければならないんだな」という事が、「石橋を叩いて渡る」という言葉を含める事で、チームメンバーの記憶に残りやすいはずです。

ビジネスシーンで使う「石橋を叩いて渡る」の例文2

先述した通り「石橋を叩いて渡る」には、ネガティブな要素も含まれています。

つまり慎重すぎて機会を逃してしまうような人を、バカにするような意味の言葉です。

そこから転じて「慎重すぎてはだめだ」という意味を、聞く人に与える効果が期待できます。

例えば仕事の締め切りがもう少しという時期になっても、慎重すぎる人がいるとします。

平常時では良い行動だとしても、急がなくてはいけない場面では、困った行動になるかもしれません。

このような行動をいさめるために「今は締め切りを守る事が優先だ。『石橋を叩いて渡る』の精神では、ミスがなくても締め切りに遅れてしまい、みんなに迷惑を掛けるかもしれない」などと言いましょう。

「石橋を叩いて渡る」という言葉を使う事で、慎重にする人の気持は分かるけれど、今はその場面ではないという事が伝えやすいと思います。

「石橋を叩いて渡る」から学びたい事

「石橋を叩いて渡る」という言葉からは、「基本的には慎重に物事を進めた方がいい」「リスク管理をしっかりした方がいい」という学びがあります。

その上で、「慎重すぎても良くない」「思い切ってチャレンジした方がいい場面もある」という事も考えるべきでしょう。

まずは慎重に、リスク管理をする重要性を、「石橋を叩いて渡る」という言葉から学ぶ事ができるでしょう。

icon まとめ

「石橋を叩いて渡る」は、世の中を確実に生きる方法を教えてくれます。

この言葉をベースにした上で、よりリスクを取るべきかどうかを考えるようにしましょう。

リスクを負う必要のない時は、「石橋を叩いて渡る」の精神で行動すると確実でしょう。