「当たって砕けろ」の意味とは!類語や言い換え
「当たって砕けろ」ということわざがありますが、一体どの様な意味があるのでしょうか。
使い方や英文なども併せて紹介します。
目次
- 「当たって砕けろ」とは?
- 「当たって砕けろ」の表現の使い方
- 「当たって砕けろ」を使った例文と意味を解釈
- 「当たって砕けろ」の類語や類義語・言い換え
「当たって砕けろ」とは?
「当たって砕けろ」の概要について紹介します。
- 「当たって砕けろ」の読み方
- 「当たって砕けろ」の意味
- 「当たって砕けろ」の英語訳
「当たって砕けろ」の読み方
「当たって砕けろ」は「あたってくだけろ」と読みます。
「砕けろ」という読み方が難しいので覚えておきましょう。
辞書によっては「当たって砕けよ」になっていることもありますが、意味は同じです。
「当たって砕けろ」の意味
「当たって砕けろ」の意味は「成功するか分らないけれども、とにかくやってみろ」という提言です。
目の前に困難な出来事が起きた時に、そのまま何もせずにいては一歩も先に進めません。
それならば成功するか失敗するかは分らないけれども、とにかく思い切ってチャレンジした方が、結果が分るし気持ちのけじめがつくと思うことを言います。
「当たって砕けろ」の英語訳
“Go for Broke!”
「当たって砕けろ」の英語訳として知られています。
元々はハワイのギャンブル用スラングで、「わずかな可能性に掛けてあり金全てをつぎこむ」という意味です。
その後1951年にアメリカで制作された映画のタイトルにもなりました。
442部隊は米軍の日系人のみで構成された第442連隊戦闘団を描いたもので“Go for Broke!”が合い言葉でした。
このフレーズが日本に伝わり「当たって砕けろ」と訳される様になったのです。
「当たって砕けろ」の表現の使い方
「当たって砕けろ」の使い方を紹介します。
- リスクが高いことに対して使う
- メンタル論として使う
リスクが高いことに対して使う
「当たって砕けろ」は、失敗するリスクが高い時に使う言葉です。
特に努力をしなくても成功できそうなことには使われません。
メンタル論として使う
「当たって砕けろ」の意味をそのまま受け止めると「失敗して破滅しろ」というネガティブな意味になります。
しかし本来は「当たって砕けてもいい位の覚悟でやってみろ」というニュアンスで使われ、決して相手の失敗を望んでいる言葉ではありません。
「当たって砕けろ」を使った例文と意味を解釈
「当たって砕けろ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「当たって砕けろ」を使った例文1
- 「当たって砕けろ」を使った例文2
「当たって砕けろ」を使った例文1
「当たって砕けろで取引先にオプションの交渉をしたら何故かスムーズに契約できた」
取引先の上司がとても気難しいので交渉しても無理そうだと思っていたのですが、思い切ってオプション契約を勧めたら意外にスムーズに行き、希望通りの契約が取れたことを表しています。
「当たって砕けろ」を使った例文2
「当たって砕けろで告白した方がスッキリするよ」
片思いの相手に中々告白できずにいる友人に対するアドバイスです。
思い切って告白して成功すればラッキーだし、断られても諦めが付いて次の恋愛を探せるということを表しています。
「当たって砕けろ」の類語や類義語・言い換え
「当たって砕けろ」の類語を紹介します。
- 「ダメ元」【ダメ元】
- 「一か八か」【いちかばちか】
「ダメ元」【ダメ元】
「駄目で元々」を省略した言葉で、「もしも失敗しても今より悪い状態になることはない、それならばチャレンジした方が良い」という意味です。
「一か八か」【いちかばちか】
「運を天に任せて勝負すること」という意味です。
元々は賭博用語で、さいころを振って一が出るかそれ以外で罰が下るかという意味の「一か罰か」と、「丁半」の漢字の上の部分だけを抜き出した言葉という意味があります。
「当たって砕けろ」は「成功するか分らないけれども、とにかくやってみろ」という意味があります。
失敗を恐れて中々決断できな人へのアドバイスとして使ってみましょう。