「囃し立てる」(はやしたてる)の意味とは!類語や恋愛での使い方まで詳しく解釈
日常会話や小説などで「囃し立てる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「囃し立てる(はやしたてる)」の意味
- 「囃し立てる(はやしたてる)」の表現の使い方
- 「囃し立てる(はやしたてる)」の類語と解釈
- 「囃し立てる(はやしたてる)」を使った例文と解釈
- 「囃し立てる(はやしたてる)」の恋愛での言葉の使われ方
「囃し立てる(はやしたてる)」の意味
「囃し立てる」の意味は「盛んにはやすこと」です。
「囃す」の本来の意味は、「楽器などを賑やかに演奏して雰囲気を盛り上げること」です。
お祭りで笛や太鼓を鳴らして演奏することを「お囃子」といいますが、こちらは「囃す」という言葉からきています。
- 「囃し立てる(はやしたてる)」悪い意味
- 「囃し立てる」の良い意味
「囃し立てる(はやしたてる)」悪い意味
「囃し立てる」が悪い意味で使われるのは「野次を飛ばすこと」です。
人が一生懸命説明していたり、何かの行動を取っている時に、関係のない人が横から大声で自分の意見を言ったり、罵ったりすることを言います。
「囃し立てる」の良い意味
「囃し立てる」が良い意味で使われるのは、「相手をほめたたえること」です。
人が素晴らしい功績を収めた時や、立派な行いをした時に、人々が集まってきて「すごい」「えらい」と口々にほめそやすことを言います。
「囃し立てる(はやしたてる)」の表現の使い方
「囃し立てる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- しきりにすることを言う
文法的な使い方
「囃し立てる」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「囃し立てて」になり、受け身形として「囃し立てられる」と使うこともあります。
しきりにすることを言う
既に紹介した通り、「囃す」は周囲で賑やかにすることを言います。
「囃し立てる」は「立てる」という言葉が付くので、周囲で「しきりと」「盛んに」騒いでいる時の表現です。
「囃し立てる(はやしたてる)」の類語と解釈
「囃し立てる」の類語を紹介します。
- 「煽る」【あおる】
- 「おだてる」【おだてる】
「煽る」【あおる】
「うちわなどで風を起こして火の勢いを強めること」「強風でものが動くこと」「うまく調子に乗せて相手がある行動をする様に仕向けること」という意味があります。
「おだてる」【おだてる】
「人を盛んにほめて良い気分にさせt、ある行動を取る様にすること」という意味です。
「囃し立てる(はやしたてる)」を使った例文と解釈
「囃し立てる」を使った例文を紹介します。
- 「囃し立てる(はやしたてる)」を使った例文1
- 「囃し立てる(はやしたてる) を使った例文2
「囃し立てる(はやしたてる)」を使った例文1
「演説の最中に聞き手が何度も揚げ足を取って囃し立てた」
演説があまり上手くない人に対して、聴衆が揚げ足をとって盛んに野次を飛ばしたことを表しています。
「囃し立てる(はやしたてる) を使った例文2
「テストで満点を取ったら周囲にやたらと囃し立てられた」
テストで100点を取ったところ、周囲の人達が「すごい」「天才」などとしきりと褒め称えたことを表しています。
「囃し立てる(はやしたてる)」の恋愛での言葉の使われ方
恋愛では「囃し立てる」はあまり良い意味では使われません。
そっとしておいて欲しいカップルに対して「熱いね」「いいねえ」などと、周囲が口を挟むことを言います。
「囃し立てる」は「盛んにはやすこと」です。
良い意味・悪い意味がありますので、シーンに応じて使い分けましょう。