「シンクロ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「シンクロ」という言葉は、あるスポーツの略称だったことから一般にも広まったと考えていいでしょう。
目次
- 「シンクロ」の意味とは?
- 「シンクロ」の表現の使い方
- 「シンクロ」を使った例文と意味を解釈
- 「シンクロ」の類語や類義語
「シンクロ」の意味とは?
「シンクロ」とは、「同期(する)」を指す言葉です。
英語の“synchronize”(シンクロナイズ)が元となっており、その英語での意味は「同期する」となります。
カタカナ語でこの「シンクロ」と使う際には、「する」まで含む場合とそうではない場合がありますが、その都度意味としてちょうどいいように解釈して構いません。
例えば、「シンクロできていない」とすると、同期していないという意味に、「シンクロ部分がうまくいかない」と使った時には、同期する(させる)部分が~という解釈になります。
「シンクロ」の表現の使い方
「シンクロ」の表現の使い方を紹介します。
冒頭のように、この言葉が広まったのは、「シンクロナイズド・スイミング」というスポーツを略して、よく「シンクロ」と呼んでいたからです。
メディアでも「シンクロ」と使っていたことが多く、正式な「シンクロナイズド・スイミング」と呼ぶことの方が少なかったくらいでした。
何故過去形なのかと言えば、現在ではその「シンクロナイズド・スイミング」という名称は使われなくなり、「アーティスティック・スイミング」と国際的に改称された為です。
このスポーツは「シンクロナイズド・スイミング」と呼ばれていたように、2人、または8人が同期した動きをとるのが基本となっていますが、最近ではそのような動き以外に、芸術性も高く評価される傾向になったきた為、「シンクロナイズド・スイミング」では競技名として合わなくなってきたからです。
よって、現在では「シンクロ」と使った時には、そのスポーツではなく、単に「同期(する)」ことだと解釈していいでしょう。
「シンクロ」を使った例文と意味を解釈
「シンクロ」を使った例文と、その意味の解釈です。
今では前述のスポーツの略称とは使いませんが、まだそのように使われる(その人が競技名が変わったのを知らない)こともあります。
- 「シンクロ」を使った例文1
- 「シンクロ」を使った例文2
「シンクロ」を使った例文1
「アーティスティック・スイミングになってから、シンクロのような略称はないの?」
「シンクロナイズド・スイミング」と呼ばれていた時代は「シンクロ」で問題ありませんでしたが、今では特にこれといった略称はなく、強いて言えば「AS」(エー・エス)と表現されています。
「シンクロ」を使った例文2
「その歯車が2周するごとに、こちらの1度の動きとシンクロする仕組みだ」
機械式時計の内部など、歯車の特定の回転数と同期して違う部品が動いていると説明している使い方です。
今では王道の使い方だと考えていいでしょう。
「シンクロ」の類語や類義語
「シンクロ」の類語や類義語を紹介します。
この言葉も「同期」という意味で使うことができます。
- 「同調」【どうちょう】
「同調」【どうちょう】
大雑把に言えば「調子を合わせる」ことで、ある動きに対して一緒になって(固定のリズムで)動くことの表現です。
よって、使い方によっては「同期」として用いることができます。
「シンクロ」と聞くと、未だに「シンクロナイズド・スイミング」をイメージしてしまう人も多いでしょう。
しかし、今ではその意味では使われなくなり、「同期」だけを指して言葉だと覚えておきましょう。