「マイノリティ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「マイノリティ」は、相反する意味の言葉と共によく用いられています。
目次
- 「マイノリティ」の意味とは?
- 「マイノリティ」の表現の使い方
- 「マイノリティ」を使った例文と意味を解釈
- 「マイノリティ」の類語や類義語
「マイノリティ」の意味とは?
「マイノリティ」とは、「少数派な存在」という意味になる言葉です。
この逆の意味になる「多数派な存在」を意味するのが「マジョリティ」で、これらで見掛けることはあまりなくとも、それぞれ「マイナー」(少数、無名な)、「メジャー」(多数、有名な)といった形にすると、日常でもよく見聞きしている言葉でしょう。
その「マイナー」の活用形の1つで、「彼らはどぢらかと言えばマイナーな存在だ」と使えば、「一般的に知っている人は少ない無名な存在」だという意味になりますが、「マイノリティ」はその存在そのものを指して使える言葉です。
よって、この例では「彼らはどちらかと言えばマイノリティだ」とだけ言い換えることができます。
「マイノリティ」の表現の使い方
「マイノリティ」の表現の使い方を紹介します。
上で挙げたような使い方以外に、もう少し広く使うこともできる言葉です。
例えば、「お前はいつもマイノリティ派だな」とすると、その人に対して「いつも少数意見の方を選んでいるな」と言っているのと同じです。
すっかり定着している「マイナー」はともかく、この「マイノリティ」をよく見聞きするようになったのは、「マイノリティ・レポート」という日本でもヒットしたハリウッド映画のタイトルからだという見解があるようです。
「マイノリティ」という言葉を知らないと、どんな内容なのか分からない為に事前に調べる人が多く居たことと、映画の内容でもその「マイノリティ」(少数の存在)が話に大きく影響していました。
「マイノリティ」を使った例文と意味を解釈
「マイノリティ」を使った例文と、その意味の解釈です。
無理にこの言葉で(カタカナ語で)表現する必要はありませんが、覚えておくと使いやすい言葉かも知れません。
- 「マイノリティ」を使った例文1
- 「マイノリティ」を使った例文2
「マイノリティ」を使った例文1
「マイノリティは無視して、この線でいくことにする」
少数派は無視すると使っています。
ビジネスではこのような使い方が多い言葉で、「少数意見」と解釈するといいでしょう。
「マイノリティ」を使った例文2
「確かにマイノリティかも知れないが、こちらが正しいと疑っていない」
少数派の方になるだろうが、こちらの方が正しいと信じていると使っています。
多数派が必ずしも正しいということはありませんが、日本のような民主主義の世の中では強制的にマジョリティが正しいとされてしまい、マイノリティは疎外されてしまうことが少なくありません。
「マイノリティ」の類語や類義語
「マイノリティ」の類語や類義語を紹介します。
多少意味が異なりますが、マイノリティの中にはこのような人が多いと言われています。
- 「アウトサイダー」【あうとさいだー】
「アウトサイダー」【あうとさいだー】
周りに流されることなく、自らの意思で行動する人やそのような行動自体を指して使われます。
マイノリティと呼ばれる人たちは、マジョリティに流されることはまずない(数だけでそちらが正しいとは判断しない)と言える為、似た意味で使える場面が意外と多い言葉です。
先のように、マイノリティは疎外されてしまう存在かも知れませんが、自分がそちらだと思えば無理にマジョリティにつくことはありません。
そして、時や所が変われば、逆にマイノリティがマジョリティになることもあるものです。