「大局的」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「大局的」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「大局的」の意味
- 「大局的」の表現の使い方
- 「大局的」を使った例文と意味を解釈
- 「大局的」の類語や類義語
「大局的」の意味
「大局的」の意味は、「ものごとを全体的に見て動きや状況を判断すること」です。
大きな計画を進行させている時には、細かい部分であれこれと心配しても仕方がなく、一つの流れで捉えて動向や結末を判断することを言います。
大まかな流れができていれば、小さなことは個人の判断に任せて、最終的にどの様な結果になるかを考える時の表現です。
- 「大局的」の読み方
- 「大局的」の語源
「大局的」の読み方
「大局的」の読み方は、「たいきょくてき」になります。
「おおきょくてき」と読み間違わない様にしましょう。
「大局的」の語源
「大局的」は「大局」に「その様になっている状態」という意味の「的」が付いた言葉です。
「大局」の語源は囲碁用語からきています。
囲碁で、ひとつずつ石の動きを見るのではなく、盤全体を見渡して「現在どの様な状態なのか、このまま行けばどの様な結果になるのか」などの全体像を掴むことを言います。
ここから政治やビジネスなどで、「ものごごの全体像を掴んで判断すること」として使われる様になりました。
「大局的」の表現の使い方
「大局的」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 要点を押さえている時に使う
文法的な使い方
「大局的」は名詞ですので、文末に使う時には動詞をお互なって「大局的に見る」などになります。
副詞として「大局的に」と使われたり、形容詞として「大局的な〇〇」として使われることもあります。
要点を押さえている時に使う
「大局的」は、ただ全体を見るだけではなく、要点や概略を押さえている時に使われます。
ものごとの本当に重要な部分を見極めて、それ以外の細かいことはあまり気にしません。
組織や団体では上に立つ人が持つものごとの見方として使われます。
「大局的」を使った例文と意味を解釈
「大局的」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「大局的」を使った例文1
- 「大局的」を使った例文2
「大局的」を使った例文1
「大局的に見て良い流れに向かっていると判断する」
ビジネスで、現在はまだ軌道に乗っていないけれども、全体的に見て良い方向性にあり、このまま進めていけば少しずつ成果を出していくと思われることを表しています。
「大局的」を使った例文2
「大局的観点からすれば、内容は良くても少し予算をオーバーする可能性がある」
全体的に見れば良い結果が出せそうだが、その代わりに経費がかかり、少し予算オーバーする可能性があると予測できることを表しています。
「大局的」の類語や類義語
「大局的」の類語や類義語を紹介します。
- 「包括的」【ほうかつてき】
- 「大筋で」【おおすじで】
「包括的」【ほうかつてき】
「ものごとを全てひっくるめて捉えること」という意味です。
「大筋で」【おおすじで】
「ものごとの大体のあらすじや要点において」という意味です。
「大局的」は「ものごとを全体的に見て動きや状況を判断すること」という意味です。
ビジネスでリーダーシップを任された時などに使いましょう。