「包括的」の意味とは?「包括的」と「総括的」の違い・読み方・対義語・英語
「包括的」とは、「すべてをひっくるめていること・一まとめにして全体を覆っていること」です。
「包括的」の「意味・読み方・英語と解釈・対義語・使い方・包括的を使った言葉・例文と解釈・包括的と総括的の違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「包括的」の意味とは?
- 「包括的」の読み方
- 「包括的」の英語(解釈)
- 「包括的」の対義語
- 「包括的」の言葉の使い方
- 「包括的」を使った言葉と意味を解釈
- 「包括的」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「包括的」と「総括的」の違い
「包括的」の意味とは?
「包括的」の意味は、「すべてをひっくるめていること」や「主張・活動などが全体を覆っていること」「全般的・総合的・マクロ的」になります。
「包括的」というのは、ある命題・問題・対象などが複数の要素(内容)から構成されている時に、それらの要素すべてをひっくるめて扱うことを意味しているのです。
例えば、外交・軍事・貿易・途上国支援などすべての項目を含む交渉のことを「包括的交渉」と呼ぶことができます。
「包括的理論」という場合には、その専門分野の問題・疑問・根拠をすべて含むような広範な説明能力を持つ学術的・科学的な理論という意味合いになります。
「包括的」の読み方
「包括的」の読み方は、「ほうかつてき」になります。
「包括的」の英語(解釈)
「包括的」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“inclusive”(「すべてを含んだ・〜を含めて」から、「包括的」を意味する一般的な単語になります。)
“Her inclusive opinion was very persuasive. ”(彼女の包括的な意見は、とても説得力がありました。)
“comprehensive”(「包括的な」を意味する一般的な単語で、「理解力のある・広い」の意味も持ちます。)
“He had a comprehensive knowledge of political science. ”(彼は、政治学の包括的な知識を持っていました。)
“generic”(「一般的な・総称的な」から、「包括的」を意味します。)
“It's a generic terms for substance. ”(それは、そのものの包括的な呼び方です。)
“overall summary ”(「包括的な要約=総まとめ」を意味する慣用句です。)
「包括的」の対義語
「包括的」の対義語は、以下のようになります。
- 「個別的」
- 「特定的」
「個別的」
「包括的」の対義語は、「個別的(こべつてき)」になります。
「個別的」の言葉の意味は、「一つ一つ(一つずつ)・構成する要素を別々に扱う」です。
「包括的」という言葉の意味は、「すべてをひっくるめること・全体を一まとめにして扱うこと」になります。
それと反対の意味を持つ「包括的」の対義語として、モノ・要素を一つずつ扱うことを示す「個別的」を上げることができるのです。
「特定的」
「包括的」の対義語は、「特定的(とくていてき)」になります。
「特定的」というのは、「対象を一つに限定していること・全体の中で一つのものを指定すること」になります。
「包括的」というのは「全体的・総合的に扱うこと」や「すべてを一まとめにすること」を意味しています。
それと反対の意味を持つ「包括的」の対義語として、全体から一つの部分だけを指定する「特定的」を指摘できます。
「包括的」の言葉の使い方
「包括的」の言葉の使い方は、「全体をひっくるめて扱う場合」や「対象の全体を覆っているような言動(活動)をする時」に使うという使い方になります。
「包括的」という言葉は、「全体を含めるような発言・活動などをする時」に使用することができるのです。
例えば、「包括的な意見によって議論をまとめた」や「彼女の包括的なサポートによって選手たちは勇気づけられた」などの文章において、「包括的」の言葉を正しく使うことができます。
「包括的」を使った言葉と意味を解釈
「包括的」を使った言葉とその意味を分かりやすく解釈していきます。
- 「包括的に見る」
- 「包括的に考える」
- 「包括的に捉える」
- 「包括的な指示」
「包括的に見る」
「包括的に見る」とは、「部分ごとに分けて見るのではなく、全体をまとめて見る」という意味になります。
「包括的に見ること」によって「部分的・分析的に見る」よりも、観察時間を短縮して効率的な問題全体の見方をすることができるのです。
「包括的に考える」
「包括的に考える」とは、「問題全体を一まとめにして考えること」を意味しています。
問題を構成している一つ一つの要素をバラバラに考えるのではなく、問題全体をひっくるめてすべての要素を総合的に考えることを、「包括的に考える」と言っているのです。
「包括的に捉える」
「包括的に捉える」という言葉は、「物事・問題を断片的に捉える」のではなく、「物事・問題を全体的・総合的に捉えること」を意味しています。
「包括的に捉える」とは、細かい部分の枝葉末節にとらわれることなく、問題全体の構造や重要なポイントを的確に捉えた上で、すべてをまとめて把握する姿勢・態度を意味しているのです。
「包括的な指示」
「包括的な指示」というのは、「その一つの指示だけですべてをカバーできるような指示」や「指示したい問題の全体を覆っているような指示」を意味しています。
何回も小出しに部分的な指示をするのではなく、その一回の指示だけですべてを十分にカバーできるような指示のことを「包括的な指示」と呼んでいるのです。
「包括的」を使った例文や短文・意味を解釈
「包括的」を使った例文や短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「包括的」の例文1
- 「包括的」の例文2
- 「包括的」の例文3
「包括的」の例文1
「包括的な条件交渉によって、悪化していた外交関係に回復の兆しが見えてきました」
この「包括的」を使った例文は、「すべての項目をひっくるめた全般的な条件交渉によって、悪化していた外交関係に回復の兆しが見えてきたこと」を意味しています。
「包括的」の例文2
「現在、わが社が直面している危機を克服するためには、包括的な解決策が必要になります」
この「包括的」を使った例文は、「今、自社が直面している危機を克服するためには、(個別・バラバラの問題の解決策ではなく)すべての問題に広く通用するようなまとまった解決策が必要になる」ということを意味しています。
「包括的」の例文3
「先進国の格差や貧困の問題を改善するために、家計・個人所得・生活保護の包括的調査に基づくデータを活用すべきです」
この「包括的」を使った例文は、「先進国の格差や貧困の問題を改善するために、家計・個人所得・生活保護のすべてを横断する総合的な調査に基づくデータを活用すべきということ」を意味しています。
「包括的」と「総括的」の違い
「包括的」と「総括的(そうかつてき)」の違いは、「包括的」は「すべてをひっくるめること」を意味しているが、「総括的」の方は「全体を取りまとめて締めくくることで結論を出すこと」を意味しているという違いがあります。
「包括的」の言葉は、ただ「全体を構成している要素を一つにひっくるめること・全体をカバーして覆うこと」を意味しているだけで、「総括的」にあるような「全体をまとめて締めくくること=締めくくって一定の結論を出すこと」という意味まではないのです。
「包括的」という言葉について徹底的に解説しましたが、包括的には「すべてをひっくるめていること・全体を覆っていること(全体をカバーしていること)」などの意味があります。
この記事では、「包括的」と「総括的」の違いについても解説しています。
「包括的」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。