「無視してください」とは?意味や敬語!例文や表現の使い方
皆さんは「無視してください」という言葉を色々な場面で見たり、実際に使ったことがあるかと思います。
特にビジネス文書やメールで使われることがありますが、そんなに何回も使うようなものではありません。
そこで今回は、この「無視してください」について説明をしていくことにします。
目次
- 「無視してください」とは?
- 「無視してください」の表現の使い方
- 誤って送ってしまったメールを「無視してください」の英語と解釈
- 「無視してください」を使った例文と意味を解釈
- 「無視してください」の類語や類義語・言い換え
「無視してください」とは?
「無視してください」とは、「現にあるものをないもののように扱うことを相手にお願いする」時に使う表現もです。
「無視」には、「それがあるということの価値を認めなかったり、それを何とも考えないこと」という意味がありますので、その意味を相手にお願いすることを指しています。
「無視してください」の表現の使い方
「無視してください」は「なかったことにしください」や「そのことは見なくて結構です」というニュアンスがあるので、主にビジネスシーンで誤ったメールを後から訂正するような場面で使われます。
- 「無視してください」の敬語での使い方
「無視してください」の敬語での使い方
「無視してください」を敬語で表現するなら、「ご放念ください」という言い方になります。
「放念する」は「無視する」の丁寧語で、ビジネス文書や電話で会話をする時に用いられることがあります。
誤って送ってしまったメールを「無視してください」の英語と解釈
間違ってメールを送った時に使う「無視してください」を英語で表現するなら、“Please ignore the previous email”という文章で訳すことができます。
「無視してください」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「無視してください」を使った例文を使いながら、具体策活用シーンをイメージしてみることにします。
- 「無視してください」を使った例文1
- 「無視してください」を使った例文2
「無視してください」を使った例文1
「そのお客様の沿革は無視してください。全く意識する必要はありません」
ビジネスで新規の顧客と商談を進めたいときは、まず相手企業のプロフィールや成り立ちを理解しようとするはずです。
しかし、この例文では、そのことを「無視してください」、すなわち「意識しなくても問題はありません」ということを言っています。
おそらく新規取引において、沿革を知らなくても大して大きな影響できるないということでしょう。
「無視してください」を使った例文2
「誠に恐れ入りますが、すでに取り消しの手続きをされているのでしたら、このメールは無視してください」
ビジネスメールでこのようなメールを目にしたことのある人は、結構いらっしゃるでしょう。
典型的な使い方の1つで、すでにこちらの要請が済んでいるのなら、「今送ったメールは見なくても結構です」という意味で解釈することができます。
「無視してください」の類語や類義語・言い換え
「無視してください」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるのかを見ていくことにします。
- 「放念してください」
- 「見過ごしてください」
- 「スルーしてください」
「放念してください」
先ほども説明した「放念してください」が類義語の1つになります。
「放念」とは「気に留めないこと」や「心配しないこと」という意味になる言葉です。
先方に対して「気にしないでください」、「心配しないでください」と思いやる表現と言ってもいいでしょう。
但し、単純に「見過ごしてください」の意味で使うことはできないので、その点は注意することです。
「見過ごしてください」
「見過ごしてください」という言い方もできます。
「見過ごす」とは、「あったものをなかったことのように見ないことにする」という意味で、そのことを相手に懇願する目的で使われることが多い表現です。
「スルーしてください」
これも類義語として使える言い回しで、特に若い人達が使っています。
「無視してください」という言葉を普通の会話の中で使う機会はあまりないかもしれませんが、仕事の場面では、よく出てくるフレーズなので、使い方をしっかりとマスターしてください。